【小・中学生の学習塾】大手と個人の学習塾の違いとは?

小学生

小・中学生を対象とした学習塾には、大手と個人の学習塾が存在します。テレビCMなどで頻繁に目にする有名な大手塾と、評判がいい地元の個人塾、どちらがいいのでしょうか?

  • テレビCMでよく目にする大手の方が安心?
  • 評判がいい個人塾なら信用できる?
  • 大手と個人の授業内容や費用の違いは?
パンダ先生
パンダ先生

このような疑問にお答えします。

そこで、この記事では、

【小・中学生の学習塾】大手と個人の学習塾の違い
について、ご紹介します。
この記事の内容
  • 大手塾と個人塾の3つの違いとは?
  • 大手塾と個人塾のそれぞれのメリット・デメリットとは?
  • 大手塾と個人塾、どちらを選ぶべきか?
パンダ先生
パンダ先生

塾講師として、10年以上にわたって小・中学生を指導している、私パンダが解説します。

大手の学習塾と個人の学習塾の違いは?

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大手塾と個人塾の違いとは一体どんなところでしょう?

集団授業を行う一般的な大手塾と個人塾では、下記のような3つの違いがあります。

  • 大手と個人の違い①:授業内容の違い
  • 大手と個人の違い②:使用教材の違い
  • 大手と個人の違い➂:費用の違い

ここでは、上記の3点の違いについて、具体的に詳しく解説します。

大手塾と個人塾の違い① ▶授業内容の違い

まず、大きな違いとして「授業内容」が挙げられます。

大手塾の授業内容

まずは、大手塾の授業内容の特徴です。

  • 大手塾の特徴①:学校ごとに対応した授業は行っていない。
  • 大手塾の特徴②:成績によるクラス分けが主流。

大手塾は生徒数が多いため、クラス分けが「公立向けクラス」か「私立向けクラス」というようなざっくりとした分け方になります。その中で、成績によって1学年3クラスほどに分けていることが一般的です。

授業もクラスごとにカリキュラムが決まっていて、学校ごとには対応していません。

学力でクラスを分けることで、授業のレベルを変えています。

個人塾の授業内容

次に、個人塾の授業内容の特徴です。

  • 個人塾の特徴①:特定の学校の生徒を対象とした学習塾が多い。
  • 個人塾の特徴②:中間テストや期末テストの対策がメイン。
  • 個人塾の特徴➂:成績によるクラス分けは少ない。

個人塾の場合、そもそも「公立○○中学校に完全対応」、「私立△△中学校専門塾」というような、ある特定の学校のテスト対策に特化した学習塾が一般的です。

そして、個人塾の最大の強みは、大手塾には出来ない「痒いところに手が届く指導」です。そのため、学校の進捗に合わせた授業やテスト対策を行います。

大手塾ほど生徒数が多くなく、成績によるクラス分けもほとんどありません。

特定の学校ばかりを指導しているので、担当の先生の過去問などをテスト対策で使用することが多いです。

大手塾と個人塾の違い② ▶使用教材の違い

次に、「使用教材」にも大きな違いがあります。

大手塾の使用教材

まずは、大手塾の使用教材の特徴です。

  • 大手塾の特徴①:教科書に準拠していない問題集
  • 大手塾の特徴②:大手塾でしか購入できない問題集

大手塾の場合、生徒の通う学校もバラバラです。実は、中学校は私立はもちろんですが、公立でも中学校によって異なる出版社の教科書を使用しています。
※公立の場合、市区町村単位で使用する教科書が異なります

そのため、大手塾では教科書に対応した問題集(以下、教科書に準拠した問題集)ではなく、教科書に準拠していない問題集を使用することがほとんどです。一部、教科によっては教科書に準拠した問題集を使うこともあります。

また、大手塾の中にはその塾に通う生徒しか購入できない、独自の問題集を使う場合もあります。問題集の表紙にその学習塾の塾名が印字されている物です。このような問題集は、中身は既製の問題集をその塾のカリキュラムに合わせて少し手を加えただけのものがほとんどです。

いろんな学校の生徒が通う大手塾では、授業では教科書に準拠していない問題集を使うことが多いんだ。

個人塾の使用教材

次に、個人塾の使用教材の特徴です。

  • 個人塾の特徴①:5教科すべてが教科書に準拠した問題集
  • 個人塾の特徴②:学校の教科書やワーク

個人塾では、基本的に5教科すべてが教科書に準拠した問題集を使います。個人塾の特徴として、中間・期末テストでの高得点を目標にしているので、教科書に準拠した問題集を使うだけでなく、教科書を使って授業を行うこともあります。

その理由は、公立の場合、基本的に教科書に載っている内容が最もテストに出題されやすい傾向にあるからです。他にも、社会の資料集や地図帳、各教科の学校で配布されたワークや問題集を使用することもあります。

学校の中間・期末テスト対策を重視しているんだね

なお、学校のワークを使ったおすすめ勉強法については、「【中学生が見落としがち】テストは学校のワークから出題される」の記事をどうぞ。

大手塾と個人塾の違い➂ ▶費用の違い

大手塾は、なんだか費用が高いイメージだわ。

これは大手塾であれ個人塾であれ、学習塾によってまちまちです。

月謝は個人塾の方が少し安いイメージ

毎月支払う費用である月謝に着目してみると、生徒の獲得に一生懸命な個人塾の方が、安定して生徒を獲得している大手塾よりも少し安い傾向にあると思います。

しかし、立地条件や先生と生徒の数、広告費など様々な面から鑑みると大手塾が少し割高なのは頷けます。

「大手塾だから安心できる」という側面もありますよね。

教材費は大手が圧倒的に高い

費用に関して、個人塾と最も大きな差があるのが教材費です。

大手塾の場合、学習塾独自の問題集を販売しているため、高額な傾向にあります。一方、個人塾の場合、他の塾と同じ教材を使用しているため、安易に教材費を高額にはできません。

ちなみに…

パンダ先生
パンダ先生

大手塾と個人塾で使用している問題集の質は、全くと言っていいほど差はありません。

その理由は、大手塾が独自で販売している問題集を作っている出版社は、実は他の(個人塾で使用している)問題集を作っている出版社と同じだからです。先ほどもご紹介しましたが、表紙に塾の名前が印字されていても、中身はほぼ同じです。

大手塾と個人塾 ▶それぞれのメリットとデメリットは?

大手塾と個人塾、それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。

ここでは、大手塾と個人塾のメリットとデメリットをご紹介します。

あくまで私の個人的な意見ですが、これまでの10年以上にわたる塾講師の経験をもとに、ある程度信ぴょう性がある情報をご紹介できると思います。

大手塾のメリットは?

最大のメリットは、プロ講師を雇っている大手塾の場合、彼らの学力が高く、指導力があることです。

力のあるプロ講師ほど、大手の有名な学習塾に集まる傾向にあります。また、指導経験が豊富な彼らだからこそ、難関高校を受験するような生徒を対象に、彼らが独自に選んだ難問を扱う授業を行うことができます。

このようなカリスマ性のある授業は、およそ大学生のアルバイトを雇うような学習塾にはまねできません。

難関校への受験を考えている場合や、すでに定期テストである程度の点数が取れていて、さらに上位を目指したい場合には、カリスマ講師を雇っている大手塾に通うメリットがあると思います。

大手塾のデメリットは?

デメリットとしては、授業についていけなくなった生徒へのサポート体制がそこまで整っていないことです。

大手塾の強みは、ずばり合格実績です。大量の生徒の中から、毎年どれだけ多くの生徒を有名校や難関校へ進学できるかを目標に運営しています。そうなると、自然と学力のある生徒をどんどん伸ばす授業が行われるようになります。

その結果、授業についていけない生徒のほとんどは、家庭教師をつけるか、他の学習塾へ転校することになります。

苦手な教科を克服したい場合には、大手塾はおすすめできません。

個人塾のメリットは?

一方、個人塾ではどうでしょうか?

まずは、個人塾のメリットです。個人塾の最大のメリットは、学校の内容を塾でピンポイントに復習してくれることです。

学習塾に通う中学生のほとんどの理由は、中間・期末テストで点数を上げたいからです。そんなとき、最も効率のよい方法が、地元の中学校を専門で指導する個人塾に通うことです。ほとんどの学習塾で、下記の条件が整っており、最も安心して通わせることができます。

  • 中間・期末テスト5教科対策授業
  • 短期講習会 (春期、夏期、冬期)
  • 高校受験指導
  • 自習室開放

授業内容も、教科書の内容を逸脱することはなく、平均的な学力に沿ったペースで行われます。

個人塾のデメリットは?

次に個人塾のデメリットです。

地元の中学生が通う個人塾で最も懸念されるデメリットが、学習塾が学校の放課後教室になってしまっているケースがあることです。

学校の部活動が終わったら、いつものメンバーで学習塾へ移動し、学校で習った内容を問題集で復習する。一見いいように聞こえますが、そのような中学生の多くが、塾へ通うことが当たり前で、なんとなく学校の延長線上になっていしまっていることが多いのです。

同じ学校に通うA君もBさんも通っているから、うちの子もあの塾へ通わそう。

そんな理由で近所の個人塾に通わせていませんか?

それでは、実際に通っているお子さんも、学習塾に通う目的意識を見失いがちです。「皆が通う近所の学習塾だから」という理由で通っている中学生であふれている個人塾の場合、実はそこまで実績を残せていないケースも見かけるのが現実です。

大手塾と個人塾 ▶どちらを選ぶべき?

大手塾と個人塾、どちらを選ぶとよいのでしょうか?

その答えです。

「お子さんが学習塾に通う目的」によって変わってくると思います。

一概に「これ!」という選び方はないと思いますが、もし迷われるようなら、下記の内容を参考にしてみてはいかがでしょうか?

中間・期末テストで点数を上げたいなら個人塾

中間・期末テストでの点数に伸び悩んでいるなら、まずは学校の教科書に準拠した問題集や学校のワークを扱ってくれる個人塾がおすすめです。

学校の授業内容を予習、復習し、宿題が出ますから、中間・期末テスト前には自然とある程度の準備が整います。

さらに、テスト前には土日も対策授業があり、塾の講師陣もテスト範囲をしっかり把握しているため、質問への対応もしっかりしてくれます。

周りの同級生たちの勉強量や、頑張る姿に触発され、やる気が出る子どもも多くいます。

なお、現役塾講師である筆者が、中学生におすすめしたい個人塾の5つの条件については、「現役の塾講師が解説!中学生におすすめな個人塾の5条件とは?」の記事をどうぞ。

将来の高校受験を見据えて力をつけるなら大手塾

ライバルともっと差をつけたい、クラスや学年で上位を狙いたい、という子どもには大手塾がおすすめです。

大手塾では、学校の授業に対応していない分、問題集には応用問題や教科書では目にしたことのない問題が含まれています。

このような問題を解くには、そもそもある程度の学力が必要ですが、裏を返せば、基本問題から発展問題が中心の個人塾に比べると、応用問題や教科書のレベルを超える問題を扱う大手塾なら、難関私立高校や、公立でも県内トップクラスを受験するだけの学力の定着が期待できます。

反対に、学校の中間・期末テストで伸び悩んでいるなら、大手塾はおすすめできません。

まとめ

今回の記事では、「【小・中学生の学習塾】大手と個人の学習塾の違いについてご紹介しました。

この記事のおさらいです。

  • 大手塾と個人塾は、①授業内容、②使用教材、➂費用に大きな違いがある。
  • 大手塾と個人塾には、それぞれにメリットとデメリットがある。
  • 大手塾と個人塾は、通う目的に合った方を選ぶとよい。

これから学習塾に通うことを考えている中学生の保護者の皆さんはもちろん、現在通われている学習塾についてもう一度考えたいという皆さんに、是非参考にしていただけたらと思います。

最後に、小・中学生の学習塾選びに役立つ、おすすめ情報をまとめておきます。

集団指導と個別指導を比較する

集団指導と個別指導の違いについては、「【学習塾の選び方】集団と個別の違いとメリットとデメリットは?」の記事をどうぞ。

中学受験対策に!学習塾の選び方

中学受験対策の学習塾の選び方については、「【中学受験対策】プロの塾講師がおすすめする学習塾の選び方とは?」の記事をどうぞ。

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