【重要】公開テストの成績が上がるやり直しの方法【ポイントは2つ】

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受験生の母親
公開テストのやり直しの方法を知りたい浜学園生の母親

公開テストのやり直しをしたいけれど、どうやってすればいいのかしら…。成績アップに繋がる良い方法を知りたいです。受験生本人が1人でもできる、具体的な方法を教えてください。

このような疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 公開テストの成績が上がるやり直しの方法【ポイントは2つ】
  • 【やり直しの注意点】模範解答を丸写ししても意味はありません

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、家庭教師での公開テスト対策の指導歴17年ほど。これまでに、100人以上の浜学園生に公開テストのやり直しの方法を指導してきました。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、実際に成績が上がった公開テストの「やり直しの方法」について解説します。また、やり直しをする際の注意点についても解説します。

※公開テストのやり直しの方法を知りたい受験生と保護者に参考になる記事です。

公開テストの成績が上がるやり直しの方法【ポイントは2つ】

今回の記事では、実際に公開テストの成績が上がったやり直しの方法を公開します。

やり直しの方法【ポイントは2つ】

  • ポイント①:正答率が低い設問のやり直しはしない
  • ポイント②:答えだけでなく問題文も書く

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

ポイント①:正答率が低い設問のやり直しはしない

公開テストのやり直しをする際、正答率が低い設問はやり直しをする必要がありません。

その理由は、公開テストには(偏差値70前後の)超難関校を志望する受験生向けの超難問が含まれているからです。

こうした超難問は当然ながら正答率が低く、偏差値70前後の超難関校を志望しない限り、解けるようになる必要はありません。

不正解だった設問の正答率を確認する

まずは、不正解だった設問の正答率を確認してみましょう。
※各設問の正答率は、公開テストの試験結果の資料に記載されています。

恐らく、ほとんどの受験生が正答率10%未満の設問が不正解のはずです。そして、これらの設問は上記の超難問であるため、やり直しをする必要はありません。

その一方で、それ以外(正答率10%以上)の設問はやり直しをします。

特に、正答率が70%以上の設問が不正解なら要注意です。難易度が低く、ほとんどの受験生が正解しているにも関わらず、不正解だったということです。

「やり直しをする設問」は志望校で異なる

先ほど、「正答率10%以上の設問はやり直しをします」と書きましたが、正確には志望校の難易度によって異なります。

志望校の難易度が高ければ高いほど、正答率が低い設問までやり直しをした方が良いでしょう。反対に、志望校の難易度が低いなら、正答率が高い設問だけやり直しをすれば構いません。

どの設問までやり直しをするのか、筆者が目安にしているのは志望校の偏差値です。

  • 偏差値40前後→正答率70%以上
  • 偏差値50前後→正答率50%以上
  • 偏差値60前後→正答率30%以上

あくまで参考までに。
※志望校の偏差値が40前後なら、正答率70%以上の設問のみをやり直すという感じです。

ポイント② :答えだけでなく問題文も書く

公開テストのやり直しはノートにします。

その際、設問の答えだけでなく、問題文もノートに書きます。
※問題文のコピーを貼ってもOKです。

その理由は、ノートを見直した際に設問の内容と答えが一目で分かる必要があるからです。答えだけでは設問の内容が分からず、復習に使えません。

「正しい知識」だけをまとめる

社会や理科の問題では、大問の冒頭に長文が書かれています。このような長文をノートに写す必要はありません。

その代わりに、設問の内容と答えが分かるようなメモを箇条書きにします。

具体的な方法を「歴史の問題」を例に解説します。

問:1603年に江戸幕府を開いた人物を次の中から選びなさい。
ア.織田信長  イ.豊臣秀吉  ウ.徳川家康  エ.源頼朝  オ.平清盛

この設問での正しい答えは、徳川家康です。

そこで、問題文と答えをまとめて、次のようにノートにメモします。

1603年江戸幕府を開いた人物は徳川家康

ここでのポイントは、「正しい知識」だけをノートにまとめることです。不正解である、徳川家康以外の選択肢の情報をノートに写す必要はありません。

不正解をノートに書かない理由

不正解である「誤った情報」を見続けることによって、「誤った知識」を覚えてしまう恐れがあるためです。

  • 1603年
  • 江戸幕府
  • 徳川家康

上記の3つの情報だけで十分です。それ以外の情報は不要だということです。

このように工夫することで、短時間で効果的なやり直しができます。

ちなみに、上記のように「正しい知識」を赤ペンで書けば、重要語句を暗記シートで隠すことができるのでおすすめです。

参考:やり直しに役立つ参考書

公開テストの模範解答の解説だけでは、公開テストのやり直しはできません。と言いますのも、解説は簡素化されているので、それだけでやり直しをするには限界があるからです。

そのため、web解説や参考書などを活用する必要があります。

参考までに、筆者が公開テストのやり直しにおすすめしている参考書を紹介しておきます。

増進堂・受験研究社「自由自在」

公開テストのやり直しだけでなく、受験勉強の全般で役立つ参考書です。特に、調べることが多い社会と理科がおすすめです。

なお、自由自在の詳しい内容については、「【中学受験の参考書】自由自在を選ぶべき理由をプロが解説【口コミ】」の記事で解説しています。

【やり直しの注意点】模範解答を丸写ししても意味はありません

結論として、ただ模範解答を丸写ししているだけでは何の意味もありません。それは、やり直しではありません。

大切なことは、不正解だった設問を理解することです。

理解しなければ、成績は上がらない

他の記事でも触れていますが、筆者の考えは下記の通り。

「不正解を全て解けるようになれば、志望校に合格できる」

そのためにやり直しをするのですが、理解しなければ解けるようにはなりません。

ただ模範解答を写すのではなく、理解できているのか、次また同じ問題が出題されたら解けるのか、注意しながらやり直しをしてください。

その確認のために、定期的に暗記テストをしたり、時間をおいて解いてみるのも有効です。

必要なら家庭教師を検討しよう!

お子さま自身や親子でのやり直しに限界を感じるなら、家庭教師を併用することも検討しましょう。

解説を読んでも理解できないからといって、放ったらかしにしてはいけません。理解できるまで家庭教師に解説してもらい、ノートにやり直しをすることをおすすめします。

実際、公開テストのやり直しのために家庭教師を併用している浜学園生も少なくありません。筆者自身、毎年のように浜学園生に公開テストのやり直しの方法を指導しています。

もちろん費用はかかりますが、やり直しでの理解度が今後の成績を大きく左右します。個人的には季節講習や日曜特訓よりも、公開テストのやり直しにお金と時間を投資した方が、成績アップに繋がると思います。

なお、浜学園と併用できる家庭教師派遣会社は、「【中学受験】浜学園と併用できる家庭教師派遣会社【おすすめ3社】」の記事にまとめています。

「やり直しノート」は、受験生にとっての攻略本です

これは公開テストのやり直しに限った話ではありませんが、「やり直しノート」は受験生にとっての攻略本(またはバイブル)のような存在です。

やり直しノートの中には、受験生本人の苦手や弱点が詰まっています。その内容を完璧に理解すれば、もはや鬼に金棒です。恐れるものはありません。

入学試験の1週間前に、やり直しノートを親子で見返すことを想像してください。その時、「このノートを作ってきて良かったね!」と安心できるようなノートを作らなければいけません。

未来の自分たちに最強の武器となる攻略本を届ける気持ちで、やり直しノートを作っていきましょう!

まとめ

というわけで、今回は以上です。

実際に成績が上がった、公開テストの「やり直しの方法」について解説しました。

もちろん、この記事でご紹介したやり直しの方法は一例でしかありません。

ただし、やり直しの注意点でも触れたように、不正解だった設問の解き方を理解することだけは忘れてはいけません。

その点に注意しながら、やり直しに励んでほしいと願っています。

なお、浜学園の公開テスト対策に関する記事は下記にまとめていますので、気になる方はあわせてどうぞ。

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