【中学受験】家庭教師だけで合格できる3つの理由【方法も解説】

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受験生の母親
家庭教師だけで中学受験をしたい受験生の母親

家庭教師だけで中学受験は乗り切れるの?進学塾に通わずに志望校に合格できるのか不安だなぁ…。家庭教師だけで志望校に合格する方法を教えてください。

このような悩み・疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 【中学受験】家庭教師だけで合格できる3つの理由
  • 家庭教師だけで志望校に合格する方法【ポイントは5つ】
  • 中学受験には「家庭教師だけ」がおすすめ!

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、家庭教師での中学受験の指導歴17年ほど。現在はプロ家庭教師として、「家庭教師だけ」で受験生を志望校合格に導いています。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、家庭教師だけで志望校に合格できる理由について解説します。また、家庭教師だけで志望校に合格する方法についても解説します。

※ちなみに、個人的には「家庭教師だけ」が中学受験の最もおすすめな方法です。読者の皆さんに安心して家庭教師を選んでもらえるように、家庭教師で食べている筆者が感謝の気持ちを込めて執筆します。

【中学受験】家庭教師だけで合格できる3つの理由

中学受験と言えば、「進学塾に通う」というイメージが強いかもしれません。

そのため、家庭教師だけで志望校に合格できるのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか?

しかし、結論からお話しすると、家庭教師だけで志望校に合格することは十分に可能です。(そして、「家庭教師だけ」が最もおすすめな方法です)

その証拠に、筆者自身が毎年のように、受験生を家庭教師だけで志望校合格に導いています。そして、このような受験生は以前よりも増えてきているように感じます。

家庭教師だけで合格できる理由

  • 理由①:すべての受験生に進学塾が合うとは限らないから
  • 理由②:必要な教材はすべて市販でそろうから
  • 理由③:お子さまのペースに合わせた指導を受けられるから

主な理由は上記の3点です。

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

理由①:すべての受験生に進学塾が合うとは限らないから

実は、通っていた進学塾を辞めて、家庭教師だけに切り替える受験生は少なくありません。

進学塾を辞める理由を尋ねてみると、

  • 授業のペースについていけない
  • 宿題が多すぎる
  • 成績が上がらない

といった声が返ってきます。

このような状況に、「このまま進学塾に通い続けても大丈夫かしら?」と危機感を感じたそうです。

確かに、上記のような状況では、進学塾がお子さまに合っていないことは明らかです。このまま進学塾に通い続けても、成績が上がるとは思えませんね。

逆転合格ならプロ講師の一択です

小3や小4の頃から進学塾に通い始め、小6を前に志望校合格に黄色信号が灯っているなら、迷わず家庭教師に切り替えることをおすすめします。

その理由は、指導経験が豊富なプロ講師なら、1年もあれば現状からの逆転合格が十分に狙えるからです。

事実として、小5の秋から冬にかけて、進学塾を辞めて家庭教師に切り替える受験生をよく見かけます。

ただし、経験が浅い学生講師ではなく、指導経験が豊富なプロ講師の一択です。

進学塾の公開テストは受験できます

進学塾が開催している公開学力テストは、進学塾に通っていなくても受験できます。

そのため、公開学力テストを受験するために進学塾に通い続ける必要はありません。

また、五ツ木書房が主催する「五ツ木・駸々堂中学進学学力テスト会」など、別の模擬テストを利用する方法もあります。

理由②:必要な教材はすべて市販でそろうから

中学受験に必要な教材はすべて市販のものでそろいます。

市販で売られている参考書や問題集は、すべてが進学塾の教材と同じレベルかそれ以上です。

筆者自身も市販の教材を使って指導していますが、これと言って困ることは何もありません。むしろ、市販の教材は安くて良いものが多い印象です。

塾専用教材も購入できます

ちなみにですが、一般的な学習塾で使用している問題集は、塾専用教材のため一般の方は購入できません。

しかし、家庭教師なら(塾関係者と同じように)購入できます。

筆者自身も塾専用教材と市販の教材の両方を使って指導しています。教材の心配は不要ですね。

理由③:お子さまのペースに合わせた指導を受けられるから

進学塾の講師は数十名の生徒を同時に指導しなければいけません。当然ながら、すべての生徒に目が行き届く訳ではありません。

一方、家庭教師はたった1人の生徒だけを指導します。そのため、生徒のペースに合わせて授業を行うことができます。

両者を比較してみると、授業の効果に大きな差があることは一目瞭然です。

生徒の理解度を見極められる

生徒の理解度は、一人ひとり異なります。

そのため、家庭教師は常に、

  • どこまで理解しているか?
  • どこでつまずいているか?
  • 今後、何をすべきか?

を見極めながら授業を行います。

生徒の理解度を考慮しながら授業を行うため、効果的に学力をあげることができるのです。

保護者の要望が伝わりやすい

家庭教師の指導内容には、「保護者の要望が反映されやすい」という特徴があります。

その理由は、家庭教師に直接要望を伝えることができるからです。もちろん、要望はすぐに反映されるので、より満足できる指導を受けることができます。

ちなみに、お子さまの学習状況や受験に関する相談もできるので、その点でも家庭教師を利用する価値があると思います。

家庭教師だけで志望校に合格する方法【ポイントは5つ】

ここからは、家庭教師だけで志望校に合格する方法について解説します。

※筆者が実際に行なっている指導内容を公開します。家庭教師だけで志望校に合格するイメージを膨らませてもらえたらと思います。

家庭教師だけで合格する方法

  • ポイント①:学生ではなく、経験豊富なプロ講師を!
  • ポイント②:1回2時間を週2回(月8回)が理想
  • ポイント③:遅くても小6までにスタートを!
  • ポイント④:教材はすべて市販のもので大丈夫
  • ポイント⑤:指導内容は家庭教師に一任を!

上記の5つのポイントを押さえる必要があります。

それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

ポイント①:学生ではなく、経験豊富なプロ講師を!

結論は、1人で4教科を指導できる、経験豊富なプロ講師の一択です。

※指導経験が浅い学生講師では、少し頼りないと言うのが筆者の率直な意見です。

実際、筆者の場合で言えば、担当している生徒を中心に日々の生活が動いています。頭の中は、「志望校に合格するにはどうすれば良いか?」そればかり考えています笑

要注意:講師の複数人体制はNG!

家庭教師だけで志望校合格を目指すなら、講師の複数人体制はNGです。

その理由としては、

  • バランスよく宿題を与える必要があるため
  • 苦手教科により多くの指導時間を割く必要があるため
  • 受験勉強のペースを誤らないため

などがあります。

家庭教師の強みは、指導者が生徒の何から何までを把握できることです。複数人体制ではその強みを活かせません。

1人で4教科を指導できる家庭教師なら、無駄なく、そして効率よく、お子さまの学力を最大限に引き出せます!

ポイント②:1回2時間を週2回(月8回)が理想

長年の経験から、理想の指導時間と指導回数は「1回2時間の授業を週2回(月8回)」です。
※ただし、偏差値65以上の難関校であれば、週3回が必要なこともあります。

その理由は、

  • 4教科を指導するためには、1回あたり約2時間が必要だから
  • 2日、または3日おきに宿題のチェックが必要だから

といった感じです。

とは言え、お子さまの理解度や学習状況によってベストな指導時間と指導回数は変わってくると思います。ですので、担当の家庭教師に相談されることをおすすめします。

ポイント③:遅くても小6までにスタートを!

「いつから家庭教師を始めるべきですか?」という質問をよく耳にしますが、これは受験生本人の学力によって異なります。

ただし、「遅くても小6になるまでにはスタートしたい」というのが家庭教師の本音です。

その理由は、

  • 家庭教師の指導に慣れるのに時間がかかるから
  • 苦手な教科・単元の克服に時間が必要だから
  • 学力テストを受験しながら、1年間で受験対策を行うため

などが挙げられます。

先ほども触れましたが、小5の秋から冬にかけて、進学塾を辞めて家庭教師に切り替える受験生が増えてきます。

ポイント④:教材はすべて市販のもので大丈夫

受験勉強に使用する教材は、すべて市販のものでそろいます。

※ただし、進学塾を辞めて家庭教師に切り替える場合は、それまで使用してきた進学塾の教材をそのまま使用することもできます。

この辺りは、ある程度は担当の家庭教師に任せて大丈夫かと思います。

大切なことは、「教材はすべて市販のものでそろうので、心配しなくて大丈夫」ということです。なんなら、進学塾よりも教材費が安く済むので、市販の教材の方がおすすめです。

ポイント⑤:指導内容は家庭教師に一任を!

進学塾と違ってカリキュラムが決まっていないため、指導内容は家庭教師がお子さまに合わせて考えます。

とは言え、経験豊富なプロ講師なら、指導内容は家庭教師に一任で大丈夫。

宿題の取り組みなど、学習状況について気になる点があれば、家庭教師に報告・相談する程度で構いません。

参考までに、筆者が実際に行なっている指導内容と指導方針をご紹介します。

指導内容

  • (1)前回の宿題の確認と解説
  • (2)暗記確認テスト
  • (3)新しい単元の解説
  • (4)問題演習
  • (5)次回までの宿題決め

上記の内容を1教科ずつ、合計4教科指導します。

※ただし、暗記確認テストは国語、理科、社会のみ実施しています。また、算数の計算が苦手な受験生のみ計算確認テストを実施しています。

なお、暗記確認テストと宿題の量は、次回の授業までの日数や学校行事などを考慮した上で、生徒と一緒に決めています。

指導方針

  • 小5〜:受験用の問題集を使った単元別学習
  • 小5後半〜小6冬:模擬テストの対策
  • 小6夏休み〜入学試験:志望校の入学試験の過去問対策
  • 小6秋〜入学試験:苦手克服と暗記学習

小5後半までは中学受験に必要な基礎学力を定着させ、その後は模擬テストを受験しながら応用力を鍛えていくイメージです。

小6夏休み以降は、志望校の入学試験の過去問を9割以上正解できるまで、繰り返しやり込みます。

あくまでザックリとですが、お子さまの学力や理解度、志望校などによって臨機応変に対応していく感じです。

中学受験には「家庭教師だけ」がおすすめ!

冒頭でもお話ししたように、個人的には「家庭教師だけ」が中学受験の最もおすすめな方法です。

家庭教師は中学受験で困った時の「最後の砦」的なイメージかもしれませんが、それならはじめから「家庭教師だけ」で良いのではと思います。

進学塾から家庭教師への切り替えも多い

先ほども触れましたが、小5の秋から冬にかけて進学塾を辞めて家庭教師に切り替える受験生は少なくありません。

しかし、途中で指導者や指導方法が代わることは、失敗するリスクも含んでいます。まして、受験生本人にとっては大変なことです。

それなら、はじめから家庭教師を選んだ方が失敗するリスクが低いと思います。

その証拠に、進学塾から家庭教師に切り替える受験生はいても、家庭教師から進学塾に切り替える受験生を見たことがありません。

「家庭教師だけ」推しの家庭教師会社もある

中学受験に強い家庭教師派遣会社を中心に、「家庭教師だけ」のコースに力を入れている会社もあります。

例えば、首都圏の「代々木進学会」の場合なら、ベテランのプロ講師のみで中学受験合格を目指す「家庭教師完全指導コース」がそれです。

※代々木進学会では、利用者の約3割が家庭教師だけで中学受験合格を目指しているそうです。

せっかくなら、こうした「家庭教師だけ」推しの会社を選ぶことをおすすめします。

なお、筆者がおすすめする家庭教師派遣会社をまとめた「【中学受験】プロの筆者がおすすめする家庭教師5社【選び方も解説】」の記事もご参照ください。

まとめ

というわけで、今回は以上です。

中学受験で、家庭教師だけで志望校に合格できる理由について解説しました。また、家庭教師だけで志望校に合格するための方法についても解説しました。

繰り返しになりますが、中学受験は家庭教師だけで志望校に合格できます。特に、進学塾で成績が上がらない受験生は、今すぐにでも家庭教師に切り替えることを強くおすすめします。

ただし、「学生ではなく、経験豊富なプロ講師を!」など、この記事で解説した「家庭教師だけで志望校に合格する方法」の5つのポイントを必ず押さえるようにしてください。

念のためにおさらいしておきましょう。

家庭教師だけで志望校に合格する方法

  • ポイント①:学生ではなく、経験豊富なプロ講師を!
  • ポイント②:1回2時間を週2回(月8回)が理想
  • ポイント③:遅くても小6までにスタートを!
  • ポイント④:教材はすべて市販のもので大丈夫
  • ポイント⑤:指導内容は家庭教師に一任を!

家庭教師だけで中学受験を乗り切れるのか、そんな不安を感じている読者の皆さんの背中を押せたなら幸いです。

最後に、中学受験の家庭教師選びに役立つ記事をまとめつつ、記事を終えたいと思います。

家庭教師の料金の相場

失敗しない家庭教師会社の選び方

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