中3の夏休みはどんな受験勉強をすればいいのかなぁ…。学習塾の夏期講習に出席しなくても大丈夫?自分でできる、おすすめの勉強法や問題集を教えてください。
このような疑問にお答えします。
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記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での高校受験の指導歴18年ほど。これまでに、1,000人以上の受験生を指導してきました。
この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、中3夏期講習を受講しない受験生の「夏休みの過ごし方」について解説します。また、夏休みのおすすめの勉強法や問題集も紹介します。
※「夏休みに自分で受験勉強したい!」という受験生と、その保護者に参考になる記事です。
【中3夏期講習】受講しなくても良い理由
結論からお話しすると、中3夏期講習は必ずしも全員が受講しなければいけないわけではありません。
中3夏期講習の内容を理解した上で、必要な受験勉強を自分ですれば良いのです。
※自分1人で勉強する自信がない受験生は、必要な教科だけを受講できる「個別指導塾の夏期講習」がおすすめです。おすすめの個別指導塾は、下記の記事にまとめています。
【中学生】夏期講習は個別指導塾を選ぶべき4つの理由【おすすめも紹介】
「夏期講習の費用って高いなぁ…。必要な教科だけを受講する方法はないの?」←このような悩み・疑問にお答えします。この記事では、夏期講習は個別指導塾を選ぶべき理由について解説しています。また、夏期講習のみ受講できる、おすすめの個別指導塾も紹介しています。
中3夏期講習の内容は?
一般的に、中3夏期講習では「中1〜中3の1学期までの総復習」をします。
学習塾によって多少の違いはありますが、夏期講習テキストを使って、中1からの総復習をするというイメージでまず間違いはありません。
【中3夏休み】塾に行かない受験生のおすすめ勉強法
最近は、学習塾の夏期講習を受講せずに、自分で勉強をする受験生も増えてきました。
ここでは、そんな受験生向けに、夏休みのおすすめ勉強法について解説します。
「夏期講習の内容」を自分で勉強する
夏期講習を受講しないなら、夏期講習の内容を自分で勉強することをおすすめします。
中1からの総復習をする理由
- 理由①:基礎学力を定着させるため
- 理由②:応用問題は解く必要がないため
それぞれの理由について、詳しく解説します。
理由①:基礎学力を定着させるため
夏休み明けの9月からは校内学力テストなどの模擬テストを受験する機会が増えてきます。
その際に重要なのが基礎学力です。
どの教科も、中1からこれまでに学習したすべての範囲から幅広く出題されます。そんな模擬テストで良い成績を取るためには、すべての範囲をカバーできるだけの基礎学力が求められます。
理由②:応用問題は解く必要がないため
学習塾によっては、夏期講習で入試問題レベルの応用問題を扱う学習塾もあります。
しかし、受験シーズンまでまだ半年以上もあるので、難関校を志望する受験生を除いて、応用問題を解く必要はありません。
9月以降の模擬テストや過去問演習を通じて、徐々に応用問題や入試問題のレベルに慣れていけば良いのです。
補足:「入学試験の過去問」を解く必要はない
夏休みに入ると、志望校の「入学試験の過去問」を解き始める受験生がいます。
しかし、夏休みに「入学試験の過去問」を解く必要はありません。
その理由は、「入学試験の過去問」は夏休みの受験勉強には適さないからです。
【入学試験の過去問】夏休みの受験勉強には適さない
入学試験の内容は学校ごとに特徴があります。そんな「入学試験の過去問」を中心に勉強をすると、勉強の内容が偏ってしまいます。
しかも、志望校は今後変更する可能性があります。にも関わらず、勉強の内容が偏ってしまう「入学試験の過去問」を夏休みの受験勉強に使用することは危険です。
先ほどもお話ししたように、受験シーズンまでまだ半年以上あります。そんな夏休みにすべきことは基礎学力の定着であり、「入学試験の過去問」ではありません。
「入学試験の過去問」は冬休みからで良い
ちなみにですが、志望校の「入学試験の過去問」は冬休みから解き始めます。
※学習塾でも、冬期講習から解き始めることがほとんどです。
「冬休みから」と聞くと少し遅く感じるかもしれませんが、中3の2学期は校内学力テストや模擬テスト、中間・期末テストと大忙しです。志望校の「入学試験の過去問」を解いている時間はほとんどありません。
2月に受験する私立の志望校を最終決定するのが12月の初旬です。なので、12月の中旬か冬休みから「入学試験の過去問」を解き始めても決して遅くはありません。
なお、「入学試験の過去問」のおすすめ勉強法については、「【高校受験】志望校の過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】」の記事で解説しています。
【高校受験】志望校の過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】
「志望校の過去問・赤本はいつから解けばいいんだろう…。何年分解いたらいいの?赤本のおすすめの使い方を教えてください。」←このような疑問にお答えします。この記事では、志望校の過去問・赤本のおすすめの使い方について解説しています。これから過去問対策をする受験生とその保護者に参考になる記事です。
【無料】Z会の「夏のキャンペーン資料」を活用しよう!
夏休みの受験勉強には、下記のZ会のキャンペーン資料が役立ちます。
- 夏の必勝勉強法:夏休みの勉強法の解説書
- 公立高校入試の傾向と対策:近年の出題傾向をまとめた資料
- 夏の中学デジタルドリル:夏までの理解度をチェックできるドリル
夏期講習を受講しない受験生の「夏休みの過ごし方」や、入試に関する情報を入手できます。
特に、「公立高校入試の傾向と対策」は5教科それぞれの近年の出題傾向が分かるので、夏休みの受験勉強に活用できるかと思います。また、「夏の中学デジタルドリル」は夏休みの受験勉強の成果を確認するのにピッタリな教材です。
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夏休みの受験勉強に使用するおすすめ問題集
学習塾の夏期講習を受講しない場合、夏休みの受験勉強には市販の受験用問題集を使用します。
学習塾に通っていない受験生やその保護者の中には、「市販の問題集」は「学習塾の問題集」よりも劣っていると思う人がいるかもしれません。
しかし、「市販の問題集」の中には、「学習塾の問題集」に負けない優れた問題集が数多く存在します。
なので、夏休みの受験勉強には安心して「市販の問題集」を使ってほしいと思います。
おすすめ:市販の受験用問題集
- おすすめ①:旺文社「中学総合的研究問題集」
- おすすめ②:受験研究社「中学自由自在問題集」
おすすめ①:旺文社「中学総合的研究問題集」
おすすめ②:受験研究社「中学自由自在問題集」
上記の2冊がおすすめです。どちらの出版社も、問題集や参考書を専門に作っている有名な出版社です。
中学校の全範囲の復習ができる受験用問題集なので、これ1冊で中1からの総復習ができます。
なお、それぞれの問題集に特徴がありますので、実際に書店で手に取ってみることをおすすめします。
【受験用問題集】選び方のポイント
- 問題集は1社に統一する必要なし(※教科ごとに出版社が違ってもOK!)
- 使いやすそうな問題集を選ぶ
- 各教科1冊ずつそろえる
上記を参考に、夏休みの受験勉強に使用する受験用問題集を購入します。
もし迷ったら、上記の2冊から選べば間違いありません。
なお、今回ご紹介した2冊の特徴については、「【中3・塾なし受験】高校受験のおすすめ問題集2選【使い方も解説】」の記事で詳しく解説しています。
【中3・塾なし受験】高校受験のおすすめ問題集2選【使い方も解説】
「家庭教師や学習塾なしで高校受験はできるのかな…塾なし受験におすすめな高校受験用の問題集はどれなんだろう?おすすめの問題集と使い方を教えてください。」←このような疑問にお答えします。この記事では、塾なし受験におすすめな高校受験の問題集とその使い方について解説しています。
補足:9月以降の模擬テストの準備を!
受験勉強とは別に、受験生が夏休みにすべきことがあります。
それは、9月以降の模擬テストの準備です。
学習塾に通っていると、塾の先生から9月以降の模擬テストの案内があります。一方で、学習塾に通っていなかったり、夏期講習を受講しなかった場合、そうした模擬テストの案内を耳にする機会がありません。
しかし、9月以降の模擬テストの受験は必須です。特に、夏休みの受験勉強の成果を測る9月の模擬テストは、必ず受験することをおすすめします。
なお、模擬テストの勉強法については、「【出やすい問題は?】中3五ツ木模試の勉強法を解説【過去問題集も紹介】」の記事で解説しています。
【出やすい問題は?】中3五ツ木模試の勉強法を解説【過去問題集も紹介】
「五ツ木の模試はいつ受験すればいいんだろう?過去問題集は売っているのかなぁ…。五ツ木の模試に出やすい問題と勉強法を教えてください。」←このような疑問にお答えします。この記事では、中3五ツ木の模擬テスト会の勉強法の解説とおすすめの問題集を紹介しています。
まとめ:夏を制する者は受験を制す!
というわけで、今回は以上です。
中3夏期講習を受講しない受験生の「夏休みの過ごし方」について解説しました。また、夏休みのおすすめの勉強法や問題集も紹介しました。
約40日間の「夏休みの過ごし方」は、受験の合否に影響すると言っても過言ではありません。夏を制する者は受験を制す!自分なりの目標を立て、有意義に過ごしてほしいと願っています。
最後に、受験生の夏休みに役立つ関連記事をまとめつつ、記事を終えたいと思います。
夏期講習おすすめな個別指導塾
【中学生】夏期講習は個別指導塾を選ぶべき4つの理由【おすすめも紹介】
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