家庭教師や学習塾なしで高校受験はできるのかなぁ…。「塾なし受験」におすすめな高校受験用の問題集はどれなんだろう?おすすめの問題集と使い方を教えてください。
このような疑問にお答えします。
この記事の内容
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での高校受験の指導歴18年ほど。高校受験用の問題集を知り尽くしています。
この記事では、そんな筆者が実際に指導時に使っている、おすすめの高校受験用の問題集を紹介します。また、「塾なし受験」での高校受験用の問題集の使い方についても解説します。
【高校受験】家庭教師や学習塾なしでも可能な理由
ほとんどの中学生が、高校受験のために家庭教師や学習塾を利用します。
しかし、家庭教師や学習塾は本当に必要なのでしょうか?
結論からお話しすると、決してそんなことはありません。
家庭教師や学習塾はあくまで勉強の補助的な役割があるだけで、大切なのは「本人のやる気」です。
「市販の問題集」で受験勉強はできる!
学習塾に通っていなくても、高校受験用の問題集さえあれば受験勉強は可能です。
家庭教師や学習塾を利用していない場合、「学習塾の問題集」は購入できませんが、「市販の問題集」で構いません。
ちなみに、「学習塾の問題集」を購入できなくても心配する必要はありません。なぜなら、「市販の問題集」の中にも「学習塾の問題集」と同程度の優良な問題集があるからです。
高校受験用のおすすめ問題集2選
ここでは、18年にわたって高校受験を指導してきた筆者が、自信を持っておすすめできる高校受験用の問題集を2冊ご紹介します。
- おすすめ①:旺文社「中学総合的研究問題集」
- おすすめ②:受験研究社「中学自由自在問題集」
上記の2冊はどちらも「市販の問題集」です。書店やインターネットで、どなたでも購入できます。
おすすめ①:旺文社「中学総合的研究問題集」
中学総合的研究問題集は、英検対策の問題集をはじめ、数多くの問題集を出版している旺文社の高校受験用の問題集です。
おすすめポイント!
- 私立高校と公立高校、どちらの受験対策にも使用できる
- 各単元の冒頭の「まとめページ」で要点を復習できる
- 標準問題で基礎・基本を復習できる
- 発展問題で入学試験の過去問にも挑戦できる
上記の「おすすめポイント!」をまとめると、各単元の要点を押さえやすい構成で、幅広い難易度の問題を含む問題集です。
おすすめ②:受験研究社「中学自由自在問題集」
中学自由自在問題集は、中学受験や高校受験で最も有名な参考書である「自由自在」に対応した問題集です。
参考書の「自由自在」が受験生から高く評価されていることは有名ですが、そんな受験研究社から高校受験のために販売されているのが、この中学自由自在問題集です。
おすすめポイント!
- 私立高校と公立高校、どちらの受験対策にも使用できる
- 各単元の冒頭の「まとめノート」にある穴埋め問題で、要点を復習できる
- まとめノート、実力問題、発展問題で、レベル別に学習できる
- 各章末の「理解度診断テスト」と巻末の「高校入試予想問題」で、学力の定着を確認できる
上記の「おすすめポイント!」をまとめると、難易度の低い問題から高い問題まで、レベル別に解くことができる問題集です。
よくある質問:参考書は買うべきですか?
結論として、参考書は必要に応じて購入すれば構いません。すべての教科の参考書をそろえる必要はありません。
ただし、参考書は問題集に対応したものを購入することをおすすめします。その理由は、問題集に対応した参考書を併用することで、より理解しやすくなるためです。
上記の2冊の問題集にも、それぞれに対応した参考書が出版されています。気になる方は、下記リンクをどうぞ。
旺文社:中学総合的研究
※下記のリンクは参考書
です。問題集ではありませんのでご注意ください。
受験研究社:中学自由自在
※下記のリンクは参考書
です。問題集ではありませんのでご注意ください。
【高校受験用の問題集】選び方のポイントは?
高校受験用の問題集は何を基準に選べば良いのでしょうか?
個人的におすすめしているポイントは、「実物を確認して、使いやすそうな問題集を選ぶ」です。
同じ出版社の問題集に統一する必要はない
問題集を購入する際、5教科の問題集を同じ出版社のものに統一する必要はありません。
もちろん、同じ出版社で統一しても構いませんが、教科ごとに使いやすそうな問題集を選んでも何ら問題はありません。
ちなみに、筆者が指導を担当している生徒におすすめしている組み合わせは、下記の通りです。
- 数学・国語・理科:旺文社「中学総合的研究問題集」
- 英語・社会:受験研究社「中学自由自在問題集」
収録されている問題の内容と使いやすさを参考に選んでいます。迷った際は、上記を参考に選んでみてください。
【塾なし受験】高校受験用の問題集の使い方
ここでは、「塾なし受験」での高校受験用の問題集の使い方について解説します。
筆者がおすすめしている問題集の使い方は、「問題集に直接答えを書き込む方法」です。
注意点:ノートに解く必要はない
学習塾などでは、高校受験用の問題集をノートに解くように指導するがあります。
その理由は、不正解だった問題をもう一度解く際に、問題集に書き込みがあると使用できないためです。
しかし、入学試験までの期間に同じ問題集をもう一度解くとは限りません。それよりも、一目で問題と答えを確認できる状態にして、見直しに利用する方が効率的です。
高校受験用の問題集を解く目的は、あくまでも中1からの総復習であり、問題を繰り返し解くためではありません。問題を繰り返し解くのは、入学試験の過去問を使った勉強ですれば良いのです。
【高校受験用の問題集】中3の夏休みから使用します
高校受験用の問題集は、中3の夏休みの受験勉強から使用します。
一般的な学習塾の夏期講習では、中1から中3の1学期までの総復習を行います。そこで、「塾なし受験」でも同様に、高校受験用の問題集を使って中1から中3の1学期までの総復習をします。
また、中3の2学期の復習と3学期の予習は冬休みにします。その際にも、引き続き高校受験用の問題集を使用します。
なお、「塾なし受験」での夏休みと冬休みの勉強法については、別の記事で詳しく解説しています。気になる方は下記の記事をご参照ください。
塾なしでの夏休みの勉強法
【中3夏休み】塾に行かない受験生のおすすめ勉強法【問題集も紹介】
「中3の夏休みはどんな受験勉強をすればいいのかなぁ…。自分でできる、おすすめの勉強法や問題集を教えてください。」←このような疑問にお答えします。この記事では、中3夏期講習を受講しない受験生のおすすめ勉強法について解説しています。また、おすすめの問題集も紹介しています。
中3:受験生の冬休みの過ごし方
【高校受験】中3受験生の冬休みの過ごし方【おすすめ勉強法も解説】
「中3の冬休みはどのように過ごせばいいのかなぁ…。志望校の過去問はいつから解くの?おすすめの勉強法を教えてください。」←このような疑問にお答えします。この記事では、中3受験生の冬休みの過ごし方について解説しています。また、志望校の過去問を解き始めるタイミングと勉強法についても解説しています。
まとめ
というわけで、今回は以上です。
指導歴18年の筆者が実際に指導時に使っている、おすすめの高校受験用の問題集を紹介しました。また、「塾なし受験」での高校受験用の問題集の使い方についても解説しました。
高校受験用の問題集は、様々なものが販売されています。
その中でも、今回ご紹介した2冊は、18年にわたって高校受験を指導している筆者が自信を持っておすすめできる問題集です。
ぜひ一度、書店で手に取ってみてください。
この記事で紹介したおすすめ問題集2選
- おすすめ①:旺文社「中学総合的研究問題集」
- おすすめ②:受験研究社「中学自由自在問題集」
最後に、受験勉強に役立つ、おすすめ記事をまとめておきます。
社会・理科の時事問題対策に!時事問題に強くなる本
冬休み以降の受験勉強で使用する、おすすめの時事問題の問題集です。
なお、「時事問題に強くなる本」を使った時事問題の勉強法については、「【中学受験・高校受験】時事問題の対策におすすめな問題集【勉強法も解説】」の記事で解説しています。
【中学受験・高校受験】時事問題の対策におすすめな問題集【勉強法も解説】
「入学試験の時事問題の対策はどうやってすればいいんだろう…。おすすめの問題集と勉強法を教えてください。」←このような悩み・疑問にお答えします。この記事では、時事問題の対策におすすめな問題集を紹介しています。また、時事問題のおすすめ勉強法についても解説しています。
入学試験の過去問題集
冬休み以降の受験勉強で使用する、おすすめの入学試験の過去問題集です。
なお、入学試験の過去問題集の解き方については、「【高校受験】志望校の過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】」の記事で解説しています。
【高校受験】志望校の過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】
「志望校の過去問・赤本はいつから解けばいいんだろう…。何年分解いたらいいの?赤本のおすすめの使い方を教えてください。」←このような疑問にお答えします。この記事では、志望校の過去問・赤本のおすすめの使い方について解説しています。これから過去問対策をする受験生とその保護者に参考になる記事です。
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