【私立の小学校】学校の授業・勉強についていけない時の対処法【プロが解説】

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受験生の母親
授業についていけない私立の小学生の母親

わが子が学校の授業・勉強についていけません。どうすれば、授業・勉強についていけるようになるんだろう?具体的な対処法を教えてください。

このような悩み・疑問にお答えします。

この記事の内容

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での中学受験の指導歴18年ほど。これまでに、1,000人以上の私立の小学生を指導してきました。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、私立の小学校の授業・勉強についていけない時の対処法について解説します。また、学校の授業・勉強についていくためにすべきことについても解説します。

※私立の小学校の授業・勉強についていけない小学生の保護者に参考になる記事です。

【私立の小学校】学校の授業・勉強についていけない時の対処法

私立の小学校は、公立の小学校とは授業内容やペースが大きく異なります。

  • 教科書よりも難しい教材を使う
  • 教科書に載っていない内容を学習する
  • 授業のペースが早い
  • 宿題の量が多い
  • 定期テストが実施される

上記のような理由から、私立の小学校には必ずと言って良いほど、授業・勉強についていけない小学生が溢れています。

そして、多くの保護者が公立の小学校の授業内容やペースを知らないため、「わが子は落ちこぼれなのでは?」と誤解しています。

でも、安心してください。授業・勉強についていけなくなることはごく自然なことです。

なぜなら、私立の小学校の授業内容を自分の力だけで理解できる小学生は、そもそもほとんどいないからです。

結論:家庭教師のようなサポート役が必要

公立の小学校とは違い、私立の小学校の難易度やペースは、文科省が定めた学習指導要領を逸脱しています。

※例えば、算数のつるかめ算や旅人算、和差算などの特殊算は教科書には載っていません。もちろん、公立の小学校では学習しません。

なので、たとえ学校の授業を受講したからといって、すぐに習得できるような簡単な内容ではないのです。

少しでも理解できていないと感じたら、宿題やテストのフォローをする、家庭教師のようなサポート役が必要です。

進学塾は「学校のサポート」にならない

たまに勘違いしている保護者がいますが、進学塾に通ったからといって、学校の成績が上がるわけではありません。

なぜなら、進学塾と学校とで学習範囲が異なるからです。しかも、進学塾の方が学校よりも難易度が高いことがほとんどです。

実際、進学塾に通いながら、学校の授業・勉強についていけない小学生をよく見かけます。

なので、学校の授業・勉強についていけないなら、進学塾はいったんストップして学校に専念すべきです。

「学校のサポート」には家庭教師がおすすめ

理由は簡単で、学校の授業に沿って指導してもらえるからです。

学習塾のようにカリキュラムがあると、なかなか学校の授業の内容は扱ってもらえません。

家庭教師に宿題やテスト対策をお願いするだけでも、かなりの効果が期待できると思います。

ちなみに、進学塾に通うかどうかは、学校の授業・勉強についていけるようになってから考えれば良いのです。

それでは、授業・勉強についていけるようになるために具体的に何をすれば良いのか、次の章で詳しく解説していきます。

学校の授業・勉強についていくためにすべきこと【3ステップで解説】

ここからは、学校の授業・勉強についていくために何をすれば良いのか、具体的な内容を3ステップで解説していきます。

  • ステップ①:苦手な単元を克服する
  • ステップ②:「分からない」・「解けない」を放置しない
  • ステップ③:テスト対策をする

それぞれのステップごとに、詳しく見ていきましょう。

ステップ①:苦手な単元を克服する

と言いますのも、授業・勉強についていけない原因のほとんどは、過去に学習した内容を理解できていないからです。

こうした苦手単元を克服しない限り、いつまで経っても成績は上がりません。(これは小学生に限らず、中学生、高校生も同じです)

なので、学校の授業・勉強についていくためには、過去に遡って復習しなければいけません。

ちなみに、苦手な単元は現状で把握している単元だけではなく、見つけ次第すぐに復習するようにしてください。

ステップ②:「分からない」・「解けない」を放置しない

苦手な単元を克服する一方で、今後、新たに苦手な単元を作ってはいけません。

そのためには、日頃から「分からないこと」や「解けない問題」があれば、すぐに家庭教師に質問するようにしてください。

授業の内容はもちろん、宿題、テストまで、「不正解は必ずやり直し、分からなければ家庭教師に質問する」これを習慣化します。

ステップ①とステップ②をまとめると、「苦手を減らし、苦手を作らない」です。どうです?成績が上がりそうですね!

ステップ③:テスト対策をする

定期テストがある学校に通っているなら、テスト対策をしてください。
※定期テストとは、業者のカラーテストではなく、学校の先生が作成する中間テストや期末テストです。

そもそも、定期テストがある小学校が珍しいせいか、テスト対策をしない小学生も少なくありません。

しかし、小学校の定期テストの難易度は中学校とそこまで変わりません。テスト対策なしでは点数が取れないように作られています。

そして、テストの点数が悪いと、それが学校の授業・勉強についていけなくなる原因になりかねません。

もちろん、小学生が自分でテスト対策をするには限界があります。そこで、家庭教師の先生に中学生と同様のテスト対策をお願いすると良いでしょう。

担当の家庭教師の意見を参考にしよう!

筆者の経験では、上記の3ステップを実践すれば、徐々にではありますが状況が改善するかと思います。

ただし、これはあくまで筆者の経験に基づく一般論に過ぎません。必ずしも、お子さまにピッタリな方法とは限りません。

なぜなら、

  • 学校についていけない
  • 勉強が苦手だ
  • 勉強が嫌いだ
  • 宿題が分からない

といった小学生ほど、その子の性格や気持ちを尊重しながら指導しなければ、結果に繋がらないからです。

だからこそ、お子さまを担当している家庭教師の先生に意見を仰いでほしいと思います。なんといっても、お子さまを一番近くで見ているわけですから。

その意味では、お子さまにピッタリな方法を見抜けるのも、マンツーマン指導の家庭教師の強みかなと思います。

まとめ

というわけで、今回は以上です。

私立の小学校の授業・勉強についていけない時の対処法について解説しました。また、学校の授業・勉強についていくためにすべきことについても解説しました。

繰り返しになりますが、私立の小学校の授業は難易度が高くペースも早いので、授業・勉強についていけなくなるのはごく自然なことです。

なので、少しでも授業を理解していないと感じたら、家庭教師のようなサポート役が必要です。

「わが子は落ちこぼれだ」などと諦めるのではなく、お子さまの現状を把握し、必要なサポートをしてあげてほしいと思います。

この記事が、その参考になれば幸いです。

なお、私立の小学生におすすめな家庭教師派遣会社は、「【中学受験】プロの筆者がおすすめする家庭教師5社【選び方も解説】」の記事にまとめています。「通っている学校」出身の先生を指定できる会社もあるので、この機会にぜひ調べてみてはと思います。

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