【浜学園公開テスト対策】成績を上げる方法まとめ【プロが解説】

小学生

浜学園の公開テスト対策の指導を始めて16年が経過しました。
公開テスト対策に関する知識がたまってきたので、公開テスト対策の方法についてまとめようと思います。

公開テスト対策の必要性

公開テストの成績が上がらず、苦戦する受験生は珍しくありません。
その理由は、公開テストの成績を上げるには、マスターの授業とは別に公開テスト対策を行う必要があるからです。

公開テストの成績がよい受験生は、公開テストに向けた何かしらの対策を行なっているはずです。

この記事では、そんな公開テストの成績が上がらない理由から、成績を上げるための具体的な対策の方法について解説します。

読んでほしい人

公開テストの成績が上がらない受験生の保護者/公開テスト対策の方法を知りたい方

この記事を読むことで、公開テスト対策の具体的な方法が分かります。

それでは、早速まとめていきます。

もくじ

【1】公開テストの成績が上がらない理由

【2】公開テスト対策の方法(基礎編)

【3】公開テスト対策の方法(発展編)

【4】家庭教師や個別指導塾を併用する方法

【5】番外編:よくある質問

【6】まとめ

【1】公開テストの成績が上がらない理由

公開テストの成績を上げるためには、まずは公開テストの成績が上がらない理由から理解する必要があります。
※理由を理解しなければ、効果的な対策を行うことはできません。

主な理由は下記の通り。

  • (1)公開テストの難易度
  • (2)公開テストの出題範囲

1-1.公開テストの難易度

浜学園の公開テストは、中学受験の他の学力テストに比べて圧倒的に難易度が高めです。

その理由は、浜学園には偏差値70前後の最難関私立中学を志望校とする受験生が数多く通っているためです。彼らの学力を測るには、必然的に難易度が高い公開テストを実施する必要があります。

その結果、偏差値50〜60の中学校を志望校とする受験生にとっては難易度が高く、なかなか成績が上がらないのです。

なお、公開テストの難易度が高い理由について、詳しく知りたい方は、「浜学園・公開学力テストの難易度が高い理由【成績を上げる方法も解説】」の記事をどうぞ。

1-2.公開テストの出題範囲

公開テストでは、浜学園のマスターの授業やテキスト、問題集の内容以外からも出題されます。

そのため、マスターの授業を全て受講し復習テストでよい成績であったとしても、公開テストでよい成績が取れるとは限りません。

復習テストで9割を取れているのに、公開テストではよい成績が取れない受験生も珍しくありません。

具体例を見てみましょう。

【問題】次の文章の内容が正しいならAを、誤りならBを答えなさい。
モズはバッタ、ミミズ、カエルなどをとがった木の枝などに突きさす。

出典:2019年度 第554回公開テスト(理科)

この問題の文章の内容は正しいので、正解はAとなります。
ちなみにモズは、スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類です。
» モズの画像はこちら
※Google画像検索が開きます。

ところが、このモズという鳥は浜学園のテキストや問題集には載っていません。
上記はその一例にすぎません。全ての教科において、こうしたテキストや問題集の内容以外から数多く出題されています。

【2】公開テスト対策の方法(基礎編)

公開テストの成績が上がらない理由が理解できたかと思います。
それを踏まえた上で、公開テスト対策の方法を見ていきましょう。

まずは、全教科に共通する公開テスト対策の方法です。

2-1.公開テストのやり直しをする

公開テスト対策のスタートは、受験した公開テストのやり直しから始まります。

やり直しをすることで学力が定着し、今後の公開テストでの成績アップに繋がります。反対に、やり直しをしなければ学力は定着せず、いつまでたっても成績は上がりません。

※なお、公開テストには難易度が高い超難問も含まれているため、不正解だった全ての問題のやり直しをする必要はありません。

その他、具体的なやり直しの方法については、「【重要】公開テストの成績が上がるやり直しの方法【ポイントは2つ】」の記事で解説しています。

2-2.公開テストの過去問を解く

公開テストのやり直しだけでは公開テスト対策としては不十分です。
やり直しはあくまで復習であり、復習した内容が再び出題されるとは限りません。

そこで有効な方法が、公開テストの過去問を解くことです。昨年度の公開テストを購入し、公開テストを受験する前に解いてみましょう。

出題内容や出題のされ方、さらには難易度などが分かります。また、先ほどご紹介した「モズ」の設問のような、テキストや問題集の内容以外からの出題内容も把握できます。

教科によっては、毎年同じような問題が出題されているので、かなり参考になるかと思います。

なお、公開テストの過去問の入手方法については、「【浜学園公開テスト】過去問を入手する2つの方法【注意点も解説】」の記事で解説しています。

【3】公開テスト対策の方法(発展編)

続いては、教科別の公開テスト対策の方法です。
教科によっては、もう少し踏み込んだ対策が必要です。

3-1.国語の対策

他の教科と違い、長期的な対策が必要です。

個人的には解き方のテクニックを鍛えるのではなく、問題文の内容を理解する語彙力を増やすことが重要かと思います。ただし、テキストや問題集では限界があるので、小学生新聞を活用して語彙力を増やし、読解力を鍛えていく方法がおすすめです。

なお、具体的な対策の方法については、「【浜学園公開テスト】国語の成績が伸びない理由【対策の方法も解説】」の記事で解説しています。

3-2.理科の対策

理科の対策で有効なのが、出題範囲の予想です。

小6の公開テストでは、1年間を通して全ての単元から出題されます。
そのため、一度出題された単元は次回以降に再び出題されることはほとんどありません。つまり、まだ出題されていない単元だけに絞って集中的に復習すればよいのです。

なお、筆者が実際に行なっている出題範囲を予想する方法については、「【浜学園公開テスト対策】理科の出題範囲を予想する方法を公開します」の記事で完全公開しています。

【4】家庭教師や個別指導塾を併用する方法

ご自身での公開テスト対策が難しいなら、家庭教師や個別指導塾を併用する方法もあります。

個人的には、どちらの方法でも問題なしと考えています。ただし、それぞれ指導方針が異なるので、その内容を踏まえて選べば良いかと思います。

4-1.家庭教師

家庭教師に授業のフォローや公開テスト対策を指導してもらう方法です。

個別指導塾のようなカリキュラムがない分、こちらの要望にほぼ100%応えてもらえます。この記事でご紹介した、公開テストのやり直しや過去問を使った公開テスト対策には、家庭教師が断然おすすめです。

なお、筆者が実際に家庭教師として指導している公開テスト対策の内容については、「【浜学園公開テスト】家庭教師による公開テスト対策【現役講師が解説】」の記事で解説しています。

4-2.個別指導塾

浜学園と併用できるタイプの個別指導塾に通う方法です。
こうした個別指導塾では、浜学園に精通した講師による、授業フォローや公開テスト対策を受講できます。

カリキュラムがあるので、ある程度の満足できる公開テスト対策を期待できるかと思います。反対に、細かな要望には100%は対応してもらえない恐れがあります。

※個別指導塾によってカラーがあるので、カリキュラム内容がこちらの目的に合っているのか、事前にしっかり確認する必要があります。

なお、浜学園と併用できる個別指導塾は、「【プロ厳選】浜学園と併用できる個別指導塾まとめ【おすすめ3選】」の記事にまとめています。

【5】番外編:よくある質問

ここからは、よくある質問のまとめです。

質問

公開テスト対策に日曜特訓の受講を検討しています。効果は期待できますか?

回答

効果はあるかもしれませんが、大きな効果は期待できません。

日曜特訓は、あくまで苦手教科や単元の克服、さらなる成長を目的とした特訓コースの講座です。公開テスト対策としては、内容が少しずれている印象です。

ちなみに、日曜特訓のおすすめの活用方法については、「【浜学園】日曜特訓は全科目を受講する必要はない理由【プロが解説】」の記事で解説しています。

質問

公開テストの過去問なら点数がよいのに、本番の公開テストではよい成績が取れません。
どうすればいいですか?

回答

本番になるとよい成績が取れない、そんな受験生は少なくありません。

自宅とは違う会場の雰囲気や緊張などから、本来の力を発揮できていないのかもしれませんね。

そんな受験生は、公開テストの解き方について理解する必要かもしれません。解き方のポイントについて解説した、「【浜学園公開テスト】成績を上げるための解き方のポイント【3つある】」の記事をご参照ください。

【6】まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

この記事では、筆者自身の16年間にわたる指導経験をもとに、公開テスト対策の方法について解説しました。賛否両論はあるかと思いますが、多少なりとも参考になれば幸いです。

また、公開テスト対策でお悩みの方は、ブログのお問い合わせフォームからご連絡いただければ、可能な限り回答します。

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