
学習塾や家庭教師を利用しないで、自分で定期テストの勉強をしたいなぁ…。どうやって勉強すればいいのだろう?おすすめの勉強法と問題集を教えてください。
このような疑問にお答えします。
この記事の内容
- 【中学生】塾なしでの定期テストの勉強法【ポイントは2つ】
- テスト勉強の計画を立てよう!【3ステップで解説】
- 【定期テスト対策】おすすめの問題集2選
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での中学生の指導歴17年ほど。これまでに1,000名近い中学生を指導してきました。
この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、塾なしでの定期テストの勉強法について解説します。また、塾なしでの定期テスト対策におすすめな問題集も紹介します。
※学習塾や家庭教師を利用せず、自分で定期テストの勉強をしたい中学生に参考になる記事です。この記事を読めば、テスト勉強に使用する問題集と、それを使った具体的な勉強法が分かります。
【中学生】塾なしでの定期テストの勉強法【ポイントは2つ】
- ポイント①:テスト勉強に使用する問題集
- ポイント②:テスト勉強の計画
上記の2つのポイントを押さえて勉強することが大切です。
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
ポイント①:テスト勉強に使用する問題集
テスト勉強に使用する問題集は、下記の2冊です。
テスト勉強に使用する問題集
- (1)学校のワーク
- (2)市販の問題集
※ただし、(1)の「学校のワーク」は配布されている教科に限ります。
この2冊をベースにテスト勉強を進めていきます。必要に応じて教科書と(授業の板書)ノートを使用します。
それぞれの問題集について、詳しく解説していきます。
(1)学校のワーク
まずは学校のワークから。意外と知られていませんが、定期テストには学校のワークから数多く出題されていることがあります。
そこで、まずは学校のワークから解くことをおすすめします。
定期テストの試験範囲に学校のワークが含まれているならなおさらですね。
なお、学校のワークの重要性や定期テストでの勉強法については、「【中学生が見落としがち】テストは「学校のワーク」から出題される!」の記事で解説しています。
【中学生が見落としがち】テストは「学校のワーク」から出題される!
「定期テストには、『学校のワーク』からどれくらい出題されるの?テスト勉強は、『学校のワーク』と『塾の問題集』のどちらを使うべき?」←このような疑問にお答えします。この記事では、中学生が見落としがちな、学校の定期テストで「学校のワーク」から数多く出題されている事実をご紹介します。
(2)市販の問題集
続いて、市販の問題集です。(1)の「学校のワーク」だけでは、十分な量の問題を解くことができません。
そこで、各教科1冊ずつ、市販の問題集を使用します。
ちなみに、テスト勉強に使用する問題集は、書店やインターネットで購入できる市販のもので構いません。学習塾の高額な問題集をメルカリなどで買いそろえる必要はありません。
※なお、指導歴17年の筆者がおすすめする市販の問題集は、後ほどご紹介します。
ポイント②:テスト勉強の計画

何から手をつければ良いのか分からない…。
このような経験をしたことがある中学生も多いのではないでしょうか?
しかし、こんなことを繰り返していてはいつまでたっても成績は上がりません。
ズバリ、成績を上げるためには、テスト勉強の計画を立てることが必須です。
当たり前なことなのですが、テスト勉強の計画を立てない中学生があまりにも多いのも事実です。
というわけで、テスト勉強の計画の立て方について、この後の章で詳しく解説していきます。
テスト勉強の計画を立てよう!【3ステップで解説】
ここからは、上記のポイントの1つでもある、テスト勉強の計画の立て方について解説します。
下記の3ステップを順に確認しながら、テスト勉強の計画を立てていきます。
- ステップ①:テスト範囲の難易度を確認する
- ステップ②:苦手教科に必要な時間を確認する
- ステップ③:部活動・習い事で勉強できない期間を確認する
ステップ①:テスト範囲の難易度を確認する
まずは、各教科のテスト範囲の難易度を確認します。
と言いますのも、テスト範囲に含まれる単元の難易度によってテスト勉強に必要な時間が違ってくるからです。
教科書やノートを見返して、難易度を確認してみましょう。
その際、
- 暗記することが多いか?
- 教科書や授業の内容の難易度はどうか?
- 問題集を解くのに、時間がかかりそうか?
など、必要な時間を意識しながらチェックすると良いでしょう。
ステップ②:苦手教科に必要な時間を確認する
続いて、苦手教科に必要な時間を確認します。
苦手教科は、他の教科よりも勉強時間を多めに確保しなければいけないため、余裕を持って見積もるようにします。
苦手教科を中心に計画を立てよう!
得意な教科の勉強ばかりをして、苦手教科は後回しにする中学生をよく目にします。
しかし、成績を上げるためには、苦手教科を中心にテスト勉強の計画を立てなければいけません。
その理由は、苦手教科ほど理解するのに時間が必要だからです。
- 先生に質問する時間
- 問題集を繰り返し解く時間
など、得意な教科の約2倍の時間を想定しておくことをおすすめします。
ステップ③:部活動・習い事で勉強できない期間を確認する

部活動が忙しくて、勉強時間を確保できなかった…。
このような声をよく耳にします。これは、明らかにテスト勉強の計画を失敗したケースですね。
しかし、部活動が忙しいことは言い訳に過ぎません。実際、部活動と勉強を両立している中学生もいるわけですから…。
このような失敗を避けるためにも、部活動や習い事の日程を確認し、勉強できない期間を想定しておきましょう。
部活動や習い事でテスト前に勉強時間を確保できないなら、テスト勉強を前倒しして開始しなければいけません。
なお、部活動や習い事と勉強を両立する方法については、「【中学生】部活と勉強を両立できない理由【両立する方法も解説】」の記事で解説しています。
【中学生】部活と勉強を両立できない理由【両立する方法も解説】
「部活が忙しくて定期テストで点数が取れない…どうすれば部活と勉強を両立できるんだろう?部活と勉強を両立する方法を教えてください。」←このような悩み・疑問にお答えします。この記事では、中学生が部活と勉強を両立できない理由について解説しています。また、部活と勉強を両立する方法についても解説しています。
3つの時期に分けて計画を立てよう!
上記の3ステップを確認したら、実際にテスト勉強の計画を立てていきます。
その際、テストまでの期間を大きく3つの時期に分けて計画を立てます。
- 1ヵ月前~2週間前:学校のワーク・問題集に取り組む
- 2週間前~1週間前:暗記をスタートする
- 1週間前~前日:苦手問題を克服する・暗記を完成させる
ざっくりとしたイメージですが、上記の通りです。
ただし、各自によってそれぞれの時期に必要な時間は異なります。
そこで、上記の3ステップで確認した内容を参考に、それぞれの時期に必要な時間を割り振ります。
- 学校のワーク・問題集に必要な時間は?
- 暗記に必要な時間は?
- 苦手問題の克服と暗記の完成に必要な時間は?
こんな感じですね。
必要な時間を時期に分けて割り振ることで、ザックリとですがテストまでの計画が立ったのではないでしょうか?
注意点:「テスト勉強の計画」は途中で変更して良い
テスト勉強の計画を立てても、その通りにいくとは限りません。
むしろ、うまくいかないことを想定しておくべきです。
そして、計画通りにいかない時は、毎日見直し、修正すれば構いません。
むしろ、こうした見直しや修正をする中で、テスト勉強の計画の改善点が分かります。そして、次回のテスト勉強の計画を立てる際の参考にすれば良いのです。
【定期テスト対策】おすすめの問題集2選
ここでは、塾なしでの定期テスト対策におすすめな問題集を紹介します。
定期テスト対策には、学校の教科書に対応した(通称、教科書準拠版の)問題集をします。
※注意点:教科書の出版社の確認を!
教科書準拠版の問題集を購入する際は、学校で使用している教科書の出版社に対応したものを購入しなければいけません。(例えば、国語の教科書の出版社が光村図書なら、光村図書版の中学教科書ワークを購入してください)なお、学校の教科書の出版社は、「【最短1分!市販の問題集】購入前に教科書の出版社を調べる方法」の記事ですぐに調べられます。
おすすめの市販の問題集2選
- 文理:中学教科書ワーク
- 文理:中間・期末の攻略本
上記の2冊でして、どちらも書店やインターネットで購入できる市販の問題集です。
筆者自身が学習塾や家庭教師の指導時に実際に使用している問題集で、17年間に様々な問題集を使用してきた筆者のイチオシです。
メインの問題集として使いたい中学教科書ワークは、各教科1冊ずつそろえるのがおすすめです。
一方、中間・期末の攻略本はテスト前の確認にピッタリな問題集です。問題数を解きたい国語や苦手教科など、必要に応じて購入することをおすすめします。
なお、中学教科書ワークと中間・期末の攻略本がおすすめな理由については、「【中学生】定期テスト対策の教科書に沿った問題集【おすすめ2選】」の記事で解説しています。
【中学生】定期テスト対策の教科書に沿った問題集【おすすめ2選】
「定期テスト対策には、どんな問題集を使えばいいのかなぁ…?市販の問題集を買いたいけれど、どれを選べばいいのか分かりません。おすすめの問題集を教えてください。」←このような疑問にお答えします。この記事では、教科書に沿ったおすすめの問題集を紹介しています。
よくある質問:通信教育ってどうなの?
塾なしでの定期テスト対策に通信教育を利用する中学生が増えていますが、「自分1人で理解できないなら、ありかな」と思います。
と言いますのも、問題集の解説は一部省略されていることがよくあります。
一方、通信教育の教材は、中学生が1人で学習することを前提に作られているため、解説が丁寧で分かりやすいものがほとんどです。
さらに、
- 学習塾や家庭教師よりも料金が安い
- 教材が学校の教科書に対応している
- 5教科すべてを受講できる(サービスによっては副教科も)
- 高校受験に関する情報がもらえる
など、メリットも多いので、「自分で勉強したいけれど、少し不安…」という中学生にはおすすめです。
なお、筆者がおすすめする通信教育は「【無料お試しあり!】中学生におすすめな通信教育5社【プロが比較】」の記事にまとめておりまして、無料のお試し期間などもあるので検討されてみてはと思います。
【無料お試しあり!】中学生におすすめな通信教育5社【プロが比較】
中学生におすすめな通信教育を知りたい方向け。この記事では、指導歴17年の現役プロ講師である筆者が厳選した、「この通信教育なら間違いなし!」というおすすめの5社を紹介しています。また、通信教育の「比較のポイント」についても解説しています。
まとめ
というわけで、今回は以上です。
塾なしでの定期テストの勉強法について解説しました。また、塾なしでの定期テスト対策におすすめな問題集も紹介しました。
まずは、この記事の内容を参考に、テスト勉強の計画を立ててみてほしいと思います。あとは、自分なりのアレンジを加えながら塾なしでの定期テスト対策を頑張ってみてください。
この記事が、その参考になれば幸いです。
最後に、塾なしでの定期テスト対策に役立つ関連記事をまとめつつ、記事を終えたいと思います。
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