【浜学園】日曜特訓は全科目を受講する必要はない理由【プロが解説】

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受験生の母親
日曜特訓について知りたい浜学園生の母親

浜学園の日曜特訓って何?日曜特訓は全科目を受講した方が良いの?受講すべき科目を教えてください。

このような疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 浜学園の日曜特訓とは?
  • 【日曜特訓】全科目を受講する必要はない理由
  • 日曜特訓を受講する際の注意点
  • 日曜特訓を受講する際のポイント

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、家庭教師での浜学園対策の指導歴17年ほど。これまでに、100人以上の浜学園生を指導してきました。

この記事では、これまでに浜学園生の保護者から寄せられた相談内容を参考に、日曜特訓を受講する際の注意点とポイントについて解説します。

※日曜特訓を受講するかどうか、お悩みの浜学園生の保護者に参考になる記事です。

浜学園の日曜特訓とは?

浜学園の日曜特訓とは、小6を対象に行われる特訓コースのうち、7月~12月に開催される「日曜志望校別特訓」のことです。
※通常授業とは別に、最難関校や難関校へのハイレベルな指導を行う講座のことです。

ちなみに、小6対象の日曜特訓には2月~6月に開講される「日曜錬成特訓」と、7月~12月に開講される「日曜志望校別特訓」があります。

この記事では、7月~12月に開講される「日曜志望校別特訓」についてお話しします。

なお、日曜志望校別特訓について、詳しくは浜学園の公式サイトをご参照ください。

※また、日曜特訓の講座内容について既にご存知の方は、「【日曜特訓】全科目を受講する必要はない理由」までジャンプしてください。

日曜特訓の内容は?

浜学園の公式サイトでは、日曜志望校特訓について下記のように紹介しています。

志望コース別に分かれ、入試の傾向と対策を行う、受験生の必須講座。

志望校を同じくする者同士が同じ志望コースで共に学習することによって、志望校合格への意欲と実力を高め合うことが目的です。毎回の授業では、復習テストを実施し、前回の学習内容の到達度を測るとともに、弱点分野を発見しながら実力を高め合格への意欲を喚起します。

引用:浜学園「公式サイト」

「志望校の難易度によってコースを分けて入試対策を行う講座」といったところですね。

続いて、日曜特訓の具体的な内容について確認しましょう。

開催される回数

日曜特訓は、第1・第3日曜に開催されます。(毎月2回開催されます)
※時間は、午前10時~午後9時10分です。詳しい時間割は、コースによって異なります。

ちなみに、毎月第2日曜日には公開テストが、第4日曜日には合否判定学力テストが行われます。つまり、テストがない日曜日に日曜特訓が開講されるということです。

受講できる科目

日曜特訓で受講できる科目は、算数、国語、理科、社会の4科目です。
※1科目から受講できます。

ただし、1講座あたりの時間は、

  • 算数:240分
  • 国語・理科・社会:120分

と、算数だけが異なります。

クラス編成

日曜特訓のクラスは、レベルが高い順に、

  • M灘クラス
  • 男子最難関コース
  • 女子最難関コース
  • 男女難関コース

の4つのクラスに分けられています。

クラス編成は、志望コースに加え、公開学力テストと合否判定学力テストの結果を参考に行われ、毎月クラス替えがあります。

具体的には、下記のテストの結果を参考に、毎月クラス替えを行います。

  • 7・8月:5月と6月の公開学力テスト
  • 9~12月:第1回合否判定学力テスト(6月)・公開学力テスト(7月)・第2回合否判定学力テスト(7月)

使用する教材

使用する教材は、初回の授業で配布されます。

冊子タイプのオリジナルテキストで、構成としては問題だけがズラっと並んでいるものです。各単元の冒頭に見られる、学習内容をまとめているようなページはありません。

【日曜特訓】全科目を受講する必要はない理由

結論からお話しすると、日曜特訓は決して全科目を受講する必要はありません。

それにも関わらず、多くの浜学園生が日曜特訓を全科目受講します。

下記のような理由で、全科目を受講していませんか?

  • 周りのライバルたちが全科目受講しているから
  • 浜学園の先生に「全科目受講した方が良い」と言われたから

もし該当するなら、一度検討し直してみても良いかもしれません。

全科目を受講する必要はない理由

予めお断りしておきますが、日曜特訓を全科目受講しても構いません。

しかし、あまり深く考えずに全科目を受講しているのならば、本当にその必要があるのか考え直す必要があると思います。

なぜなら、全科目を受講した場合の1日の受講時間が長過ぎるからです。

日曜特訓を全科目受講して、ノイローゼになってしまう受講生も少なくありません。

受講時間が長過ぎます

多くの保護者が既にお気づきかもしれませんが、全科目を受講した場合の1日の受講時間は明らかに長過ぎます。

午前10時から午後9時10分という時間は、小学生にとってはあまりにも長時間です。また、1科目の授業時間が120分というのも長過ぎます。

もちろん個人差はありますし、体力的に問題がない小学生もいるでしょう。

しかし、問題は「集中力が持続するのか?」です。

それだけ長時間にわたって受講して、一体どれだけのことが頭に入っているのか、どれだけ集中力が持続できるのか、疑問を感じます。

お子さまの体力や集中力を考慮した上で、本当に全科目を受講する意味があるのか、よく検討されることをおすすめします。そして、体力的に厳しいなら、無理に全科目を受講する必要はないと思います。

日曜特訓を受講する際の注意点

ここでは、筆者がこれまでに浜学園生の保護者から相談された内容を参考に、日曜特訓を受講する際の注意点をまとめておきます。

受講時の注意点

  • 注意点①:体力や集中力が維持できるか?
  • 注意点②:モチベーションの低下に繋がらないか?

それぞれの注意点について、詳しく解説します。

注意点①:体力や集中力が維持できるか?

まずは、受講科目とその時間割に注意が必要です。

受講科目が多すぎると、受講時間が長くなり体力や集中力の低下が心配です。また、たとえ受講科目が多くなくても、授業間の空き時間が長時間に及ぶ場合も体力の低下が懸念されます。

体力や集中力には個人差があります。周りと比較するよりも、お子さまの体力と集中力をしっかりと考え、無理のない範囲で受講することが大切です。

注意点②:モチベーションの低下に繋がらないか?

次に、モチベーションの低下にも注意が必要です。

学力は勉強時間に比例する訳ではありません。むしろ、勉強時間ではなく「勉強の質」に大きく左右されます。

長時間勉強したからといって学力が定着するわけではないので、全教科受講することにこだわる必要はありません。

また、受講生本人が小学生であることも忘れてはいけません。

休日である日曜日に受講するということは、遊び盛りの小学生にとっては少なからず気乗りしない部分があるはずです。その上、受講時間が長時間に及ぶ場合、かえってモチベーションを低下させてしまう恐れがあります。

身体的・精神的な休養を十分に取ることも、受験生にとって大切なことです。

日曜特訓を受講する際のポイント

それでは、どのように日曜特訓を受講すれば良いのでしょうか?

その答えは、「日曜特訓を上手に利用する」です。

具体的には、下記の3つのポイントを押さえて受講することをおすすめします。

受講する際のポイント

  • ポイント①:必要な科目のみ受講する
  • ポイント②:体力を考慮して受講科目を決める
  • ポイント③:不要であれば、無理に受講しない

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

ポイント①:必要な科目のみ受講する

1つ目のポイントは、「必要な科目のみ受講する」です。

「日曜特訓の案内」を見てみると、コース別に各科目の学習内容が載っています。そこで、その学習内容を確認した上で、必要な科目だけを受講します。

例えば、苦手な単元が含まれる科目だけを受講する、といった感じです。

受講科目:おすすめは国語

個人的におすすめな受講科目は国語です。

その理由は、国語の読解力を上げるためには、文章問題を数多く解く必要があるからです。

日曜特訓で文章問題を解く機会が増えれば、それだけで読解力が鍛えられます。

初見の文章問題に数多く触れることに意味がある国語こそ、日曜特訓を受講することで効果が期待できると思います。

裏を返せば、それ以外の科目は日曜特訓を受講しなくても、テキストを使って自分で復習することができるということです。

ポイント②:体力を考慮して受講科目を決める

2つ目のポイントは、「体力を考慮して受講科目を決める」です。

先ほども触れたように、午前10時~午後9時10分という長時間に及ぶ全科目受講は、相当な体力の消耗が懸念されます。また、1講座あたり120分という授業時間も小学生には長過ぎます。

繰り返しになりますが、お子さまの体力を考慮して、無理のない範囲で受講科目を決めることがポイントです。

ポイント③:不要であれば、無理に受講しない

3つ目のポイントは、「不要であれば無理に受講しない」です。

学校と学習塾の授業がない日曜日は、まとまった時間が確保できる唯一の曜日です。その日曜日に日曜特訓に通うなら、それなりの効果が無ければ受講する意味はありません。

受講してみたが、その効果や必要性を感じない場合は、思い切って受講しないという選択をすることも大切です。

まとめ

というわけで、今回は以上です。

浜学園の日曜特訓について、受講する際の注意点とポイントについて解説しました。

繰り返しになりますが、日曜特訓は必ずしも全科目を受講しなければいけないわけではありません。この記事で解説した受講する際の注意点とポイントを参考に、無理のない範囲で上手に利用してほしいと思います。

この記事が、多少なりとも参考になれば幸いです。

なお、浜学園に関する記事は下記にまとめていますので、気になる方はあわせてどうぞ。

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