
浜学園の日曜特訓って何?日曜特訓は全科目を受講した方が良いの?受講すべき科目を教えてください。
このような疑問にお答えします。
この記事の内容
- 浜学園の日曜特訓とは?
- 【日曜特訓】全科目を受講する必要はない理由
- 【日曜特訓】受講のポイント
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、家庭教師での浜学園対策の指導歴16年ほど。
これまでに、100人以上の浜学園生を指導してきました。
この記事では、これまでに浜学園生の保護者から寄せられた相談内容を参考に、日曜特訓の受講のポイントについて解説します。
浜学園の日曜特訓とは?
浜学園の日曜特訓とは、小6を対象に行われる特訓コースのうち、7月~12月に開催される「日曜志望校別特訓」のことです。
※通常授業とは別に、最難関校や難関校へのハイレベルな指導を行う講座のことです。
この記事では、7月~12月に開講される「日曜志望校別特訓」についてお話しします。
なお、日曜志望校別特訓について、詳しくは浜学園の公式サイトをご参照ください。
日曜特訓の内容は?
浜学園の公式サイトでは、日曜志望校特訓について下記のように紹介しています。
志望コース別に分かれ、入試の傾向と対策を行う、受験生の必須講座。
志望校を同じくする者同士が同じ志望コースで共に学習することによって、志望校合格への意欲と実力を高め合うことが目的です。毎回の授業では、復習テストを実施し、前回の学習内容の到達度を測るとともに、弱点分野を発見しながら実力を高め合格への意欲を喚起します。
引用:浜学園「公式サイト」
「志望校の難易度によってコースを分けて入試対策を行う講座」といったところですね。
続いて、日曜特訓の具体的な内容について確認しましょう。
開催される回数
日曜特訓は、第1・第3日曜に開催されます。(毎月2回開催されます)
※時間は、午前10時~午後9時10分です。詳しい時間割は、コースによって異なります。
受講できる科目
日曜特訓で受講できる科目は、算数、国語、理科、社会の4科目です。
※1科目から受講することが可能です。
クラス編成
日曜特訓のクラスは、レベルが高い順に、M灘クラス、男子最難関コース、女子最難関コース、男女難関コースの4つのクラスに分けられています。
クラス編成は、志望コースと公開学力テスト及び合否判定学力テストの結果を基に行われ、毎月クラス替えがあります。
具体的には、下記のテストの結果を参考にクラス替えが行われます。
- 7・8月…5月と6月の公開学力テスト
- 9~12月…第1回合否判定学力テスト(6月)・公開学力テスト(7月)・第2回合否判定学力テスト(7月)
使用する教材
使用する教材は、初回の授業で配布されます。
冊子タイプのオリジナルテキストで、構成としては問題だけがズラっと並んでいるものです。各単元の冒頭に見られる、学習内容をまとめているようなページはありません。
【日曜特訓】全科目を受講する必要はない理由
結論からお話しすると、日曜特訓は決して全科目を受講する必要はありません。
それにも関わらず、多くの浜学園生が日曜特訓を全科目受講します。
次のような理由で、全科目を受講していませんか?
- 周りのライバルたちが全科目受講しているから
- 浜学園の先生に全科目受講した方が良いと言われたから
もし該当するなら、一度検討し直してみても良いかもしれません。
全科目を受講する必要はない理由
予めお断りしておきますが、日曜特訓を全科目受講しても構いません。
しかし、深く考えずに全科目を受講しているのならば、本当に受講が必要なのかを考えてみる必要があると思います。なぜなら、日曜特訓を全科目受講した場合、1日の受講時間が長過ぎるからです。
【全科目受講】受講時間が長過ぎる
多くの保護者がすでにお気づきかもしれませんが、全科目を受講した場合の1日の受講時間は明らかに長過ぎます。
午前10時から午後9時10分という時間は、小学生にとってはあまりにも長時間です。また、1科目の授業時間が120分というのも長過ぎます。
もちろん個人差はありますし、体力的に問題がない小学生もいるでしょう。
しかし、問題は集中力です!
お子さんの体力や集中力を考えた上で、全科目を受講しても問題がないかを判断されることをおすすめします。そして、体力的に厳しいなら、無理に全科目を受講する必要はないかと思います。
【日曜特訓】受講時の注意点
- 注意点①:体力や集中力が維持できるか?
- 注意点②:モチベーションの低下に繋がらないか?
注意点①:体力や集中力が維持できるか?
まずは、受講科目とその時間割に注意が必要です。
受講科目が多すぎると、受講時間が長くなり体力や集中力の低下が心配です。
また、たとえ受講科目が多くなくても、授業間の空き時間が長時間に及ぶ場合も体力の低下が懸念されます。
注意点②:モチベーションの低下に繋がらないか?
次に、モチベーションの低下にも注意が必要です。
学力は勉強時間に比例する訳ではありません。むしろ、勉強時間ではなく勉強の質に大きく左右されます。
また、受講生が小学生であることも忘れてはいけません。
休日である日曜日に受講するということは、遊び盛りの小学生にとっては少なからず気乗りしない部分があるはずです。その上、受講時間が長時間に及ぶ場合、かえってモチベーションを低下させてしまう恐れがあります。
【日曜特訓】受講のポイント
それでは、どのように日曜特訓を受講すればいいのでしょうか?
その答えは、「日曜特訓を上手に利用する」です。
具体的には、下記のポイントを押さえて受講することをおすすめします。
- ポイント①:必要な科目のみ受講する
- ポイント②:体力を考慮して受講科目を決める
- ポイント③:不要であれば、無理に受講しない
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
ポイント①:必要な科目のみ受講する
1つ目のポイントは、必要な科目のみ受講することです。
そこで、その学習内容を確認した上で、必要な科目だけを受講します。
苦手な単元が含まれる科目を受講すれば、効果的に苦手克服が行えます。
受講がおすすめな科目は国語
個人的に、受講をおすすめしている科目は国語です。
日曜特訓を受講することで初めて目にする文章問題を解く機会が増え、読解力が鍛えられます。
このような観点から、問題数をこなす必要がある国語では、日曜特訓を受講する意義が大きいかと思います。
一方、国語以外の算数、理科、社会は、他の方法でもある程度同じ内容を学習することができます。
ポイント②:体力を考慮して受講科目を決める
2つ目のポイントは、体力を考慮して受講科目を決めることです。
そこで、受講する子ども自身の体力を考慮した上で、受講する科目を選択します。時間割を確認し、空き時間が長時間にならないようにすることもポイントです。
ポイント③:不要であれば、無理に受講しない
3つ目のポイントは、不要であれば無理に受講しないことです。
受講してみたが、その効果や必要性を感じない場合は、思い切って受講しないという選択をすることも大切です。
補足:公開テスト対策なら家庭教師がおすすめ
公開テストの成績を上げるためには、日曜特訓よりも家庭教師の方がおすすめです。
その理由は、日曜特訓では公開テスト対策を行うわけではないからです。そのため、日曜特訓を受講したからといって、公開テストの成績がすぐに上がるとは限りません。
個人的には、家庭教師による公開テスト対策を利用する方法が最も効果が期待できると思います。
なお、筆者が実際に家庭教師として指導している公開テスト対策の内容については、「【浜学園公開テスト】家庭教師による公開テスト対策【現役講師が解説】」の記事で解説しています。
【浜学園公開テスト】家庭教師による公開テスト対策【現役講師が解説】
「公開テストの成績が上がりません…。家庭教師をつけたら成績が上がるのかなぁ…。具体的にどのような指導を受けられるか、詳しく教えてください。」←このような悩み・疑問にお答えします。この記事では、筆者が実際に家庭教師として指導している、公開テスト対策の内容について解説しています。また、公開テスト対策に家庭教師を利用する際の注意点についても解説しています。
というわけで、今回は以上です。
浜学園の日曜特訓は、必ずしも全科目を受講する必要はない理由について解説しました。
日曜特訓は、あくまで受験勉強の数ある方法の1つに過ぎません。必ずしも、受講が必要な訳ではありませんし、受講が必要な科目も受験生1人1人によって異なります。
長時間勉強することが望ましい、という安易な考えから全科目を受講するのではなく、お子さまの体力や集中力、モチベーションなどを考慮し、最も効果が得られる受講方法を見つけてほしいと思います。
この記事が、多少なりとも参考になれば幸いです。
コメント