【中学受験】公開模試の結果が悪い時の3つの対処法【プロが解説】

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受験生
公開模試の結果が悪かった受験生

中学受験の公開模試の結果が悪かった…。志望校合格に必要な偏差値に届きません。どうすれば点数が取れるんだろう?おすすめの対処法を教えてください。

このような悩み・疑問にお答えします。

この記事の内容

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での中学受験の指導歴19年ほど。これまでに、1,000人以上の受験生を指導してきました。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、中学受験の公開模試の結果が悪い時の対処法について解説します。そもそも、なぜ公開模試で点数が取れないのかという原因の話から、3つの対処法を解説します。

なぜ?公開模試で点数が取れない原因【3つある】

公開模試の結果が悪かったり、点数が取れなくて悩んでいる受験生は少なくありません。

実際、これまでにそんな受験生を数多く目にしてきました。

公開模試で点数が取れない原因

  • 原因①:誤った解き方をしている
  • 原因②:公開模試に向けた準備不足
  • 原因③:公開模試の復習不足

主な原因は上記の3つで、ほとんどの受験生がいずれかに該当します。
それぞれの原因について解説しますので、お子さまがどの原因に該当するか確認してください。

原因①:誤った解き方をしている

公開模試は灘や筑波大附属、開成など、偏差値70超の最難関校を志望する受験生も受験します。彼らの学力を正しく測るためには、絶対に満点を取らせてはいけません。(満点を取る受験生が複数人いると、順位をつけられないからです)

そこで、正答率5%ほどの超難問を混ぜることで、満点を取らせないようにしているのです。

そんな公開模試は、(後ほど対処法にて詳しく解説しますが)「解ける問題から解いていく」という解き方を理解しなければいけません。しかし、多くの受験生が頭から順番に解いてしまい、超難問に時間を奪われ、解ける問題を解かずにペンを置いています。

この「誤った解き方」が原因で、公開模試の時間が足りないという受験生が続出しています。きっと、心当たりがある受験生や保護者も多いはず…

原因②:公開模試に向けた準備不足

原因①でも触れたように、公開模試は偏差値70超の最難関校を志望する受験生にも対応した、難易度が高いテストです。

当然ながら、ぶっつけ本番で高得点が取れるようなテストではありません。

出題範囲が発表されているなら、該当する単元を復習してから受験しなければいけません。また、進学塾のテキストや問題集に載っていない問題も出題されるので、できれば過去問を解いておくことをおすすめします。

原因③:公開模試の復習不足

公開模試で点数を取るためには、受験した公開模試の復習が必須です。

と言いますのも、公開模試の復習をすることで苦手や弱点を克服し、学力が定着していくからです。

公開模試の復習をしていないなら、学力が定着しないどころか、公開模試の点数が上がるはずがありません。

【中学受験】公開模試の結果が悪い時の3つの対処法

上記の3つの原因を踏まえて、今すぐできる対処法を3つご紹介します。

公開模試の結果が悪い時の対処法

  • 対処法①:公開模試の解き方を工夫する
  • 対処法②:公開模試の過去問を解く
  • 対処法③:公開模試の解き直しをする

効果的な対処法は上記の3つです。
それぞれの対処法について、詳しく見ていきましょう。

対処法①:公開模試の解き方を工夫する

先ほども触れた通り、公開模試には偏差値70超の最難関校を志望する受験生に満点を取らせないための、正答率5%ほどの超難問が含まれています。

偏差値70超の最難関校を志望しない限り、この超難問を絶対に解いてはいけません。繰り返しになりますが、超難問に手を出せば時間を奪われてしまい、解くべき問題を解かずにペンを置くことになります。

とはいえ、受験生本人が超難問を見分けるのは決して簡単ではありません。そこで、下記を意識しながら解いてみてください。

  • 解ける問題・易しい問題から解いていく
  • 難しい問題は解かない
  • 解けない問題は一旦後回しにする

これらを意識すれば、全問に目を通すことができ、解くべき問題を解かずにペンを置くことは防げるはずです。

もし、「毎回、試験時間が足りないなぁ…」と悩んでいるなら、解き方を工夫してみましょう!結果が大きく変わりますよ。

なお、公開模試の点数がアップする解き方については、「【中学受験】公開模試の点数がアップする解き方【ポイントは3つ】」の記事で解説しています。

対処法②:公開模試の過去問を解く

公開模試に向けた準備で必須なのが、公開模試の過去問を解くことです。

と言いますのも、公開模試は難易度が高く、過去問を解いてもなかなか点数が取れません。過去問を解かずに受験しているなら、点数が取れるはずがありません。

過去問を解いて、

  • どのような問題が出題されているか?
  • どのように出題されているか?
  • どれくらいの難易度か?

などを事前に把握しておくことで、かなりの点数アップに繋がります。

過去問を解かずに受験しているなら、この機会に過去問を解いてみましょう。きっと、これまでよりも自信を持って公開模試にのぞめるはず!

過去問を入手する方法

(関西圏でいえばですが、)馬渕教室のように過去問題集を配布しているなら、その過去問題集を使ってください。

一方で、浜学園のように過去問題集を配布、または販売していないなら、下記のサイトで出品されているものを購入すると良いでしょう。

なお、何回分の過去問を購入すれば良いのかなど、過去問を購入する際の注意点については、「【浜学園公開テスト】過去問を入手する2つの方法【注意点も解説】」の記事で解説しています。(※浜学園を例に解説していますが、他塾でも同様です)

対処法③:公開模試の解き直しをする

公開模試の結果に関わらず、すべての受験生がしなければいけないのが、公開模試の解き直しです。

なぜなら、公開模試の解き直しをしなければ学力が定着しないからです。その証拠に、解き直しをする受験生はどんどん点数が上がっていきますし、解き直しをしない受験生はいつまで経っても点数が上がりません。

解き直しをしていないなら、この機会に「解き直しノート」を用意して、不正解だった問題の解き直しをしてみましょう。きっと、自身の苦手や弱点に気づけるはず!

なお、解き直しの具体的な方法は、「【自分でできる!】公開テストの点数が上がる「解き直し」の方法」の記事で解説しています。

参考:科目別の公開模試対策の方法

参考までに、科目別の公開模試対策に関する記事を貼っておきます。

点数アップのヒントになると思うので、ぜひ参考にしてみてください。

国語の公開模試対策の方法

算数の模試で受験生がやりがちなミス

理科の出題範囲を予想する方法

補足:個別指導を併用する方法もある

点数が取れない原因や対処法がわからない時は、個別指導を併用する方法もあります。

特に、プロ講師を利用すると、お子さまの答案用紙を分析して、原因と対処法を教えてもらえます。

筆者がまさにそれを仕事にしていますが、控えめに言って効果的な対策ができることは間違いありません。

費用がかかるとはいえ、誤った対策をして時間を無駄にするリスクを避けられるので、利用するだけの価値は十分にあります。

なお、進学塾と併用できる個別指導は下記の記事にまとめておりまして、無料体験もあるので必要に応じて検討されてみてはと思います。

進学塾と併用できる個別指導塾

進学塾と併用できる家庭教師

まとめ

というわけで、今回は以上です。
中学受験の公開模試で点数が取れない原因とその対処法について解説しました。

この記事のおさらいです。

公開模試で点数が取れない原因

  • 原因①:誤った解き方をしている
  • 原因②:公開模試に向けた準備不足
  • 原因③:公開模試の復習不足

公開模試の結果が悪い時の対処法

  • 対処法①:公開模試の解き方を工夫する
  • 対処法②:公開模試の過去問を解く
  • 対処法③:公開模試の解き直しをする

まずは、上記の原因を理解した上で、3つの対処法を試してほしいと思います。

それでは、次回の公開模試に向けて対策を始めましょう!

点数がアップする公開模試の解き方

公開模試の過去問の入手方法と注意点

公開模試の解き直しの方法

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