【私立受験とは異なる】国立中学受験のおすすめ参考書と問題集

小学生

中学受験といえば、大手進学塾に通いながら受験勉強を進めていくイメージがあります。しかし、国立中学の受験勉強なら、学習塾に通わなくても十分に可能です。

受験生の母親
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  • 塾なし受験の場合、どんな参考書や問題集を使えばいいの?
  • おすすめの「市販の問題集」は?

このような疑問にお答えします。

この記事の内容
  • 私立中学の受験勉強で使用する問題集との違いとは?
  • 国立中学の受験勉強におすすめな参考書と問題集とは?
家庭教師
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家庭教師と塾講師として、15年にわたって国立中学の受験対策を指導している、筆者が解説します。

【国立中学受験用の問題集】私立受験用との違いとは?

受験生の母親
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国立中学の受験勉強では、どんな問題集を使うの?

あまり知られていませんが、国立中学の受験勉強で使用する問題集は、私立中学の受験勉強で使用するものとは異なります。

その理由は、国立中学と私立中学とでは、入学試験の内容が大きく異なるからです。

そのため、受験勉強の内容が異なり、結果として使用する問題集が一部異なるのです。
※もちろん、共通して使用できる問題集、参考書もあります。

【国立中学受験】私立とは別の対策が必要

国立中学の入学試験が、私立中学の入学試験が終わった後に行われることから、国立中学受験を私立中学受験の延長線上に捉えている保護者が少なくありません。

そのため、私立中学の受験後に、国立中学の受験対策を行わず、そのまま国立中学を受験し、偏差値ではそこまで高くない国立中学受験に失敗する受験生が後を絶ちません。

やはり、国立中学の入試問題は私立のそれとは大きく異なるため、国立中学の入試問題に強くなるための対策が必要です。

家庭教師
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「私立中学の受験勉強をしたから大丈夫!」という考え方は間違いです。

【国立中学受験】どんな問題集を選ぶ?

国立中学の受験勉強で使用する問題集は、国立中学の入試問題を解くための学力が定着するものを選ぶ必要があります。

私立中学の入試問題が教科書の内容を逸脱しているのに対し、国立中学の入試問題は、教科書の内容とその応用問題が中心です。

そのため、受験勉強で使用する問題集は、基本的には「下記の2点の内容が学べる問題集」を選ぶことがポイントです。

  • 問題集選びのポイント①:教科書の復習ができる。
  • 問題集選びのポイント②:教科書の内容の応用問題が学べる。

上記の2点に絞って、受験勉強で使用する問題集を選びます。

家庭教師
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「教科書の内容」と「教科書の応用問題」を習得できれば、国立中学の入試問題を解くことができます。

安易に中学受験用の問題集を選ぶと、的外れな勉強をすることになるので注意が必要です。

【国立中学受験】おすすめの参考書・問題集は?

受験生の母親
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おすすめの参考書と問題集は?

国立中学の受験勉強で使用する参考書と問題集は、すべて「市販のもの」でそろいます。

国立中学受験をおすすめしている理由の1つが、私立中学の受験ではある程度の費用を覚悟しないといけないのに対し、国立中学の受験ではそこまで費用をかけなくていいことです。

家庭教師
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学習塾に通わなくても受験対策ができることや、受験勉強に使用する参考書や問題集も、「学習塾の問題集」でなく、「市販のもの」ですべてそろいます。

ここでは、15年にわたって国立中学の受験対策を指導している筆者がおすすめする、市販の参考書と問題集をご紹介します。

おすすめ参考書

  • おすすめ参考書①:増進堂・受験研究社「自由自在」
  • おすすめ参考書②:小学館「学習まんが・日本の歴史」

おすすめ問題集

  • おすすめ問題集①:文理「小学教科書ワーク」
  • おすすめ問題集②:増進堂・受験研究社「実力突破」
  • おすすめ問題集③:志望校の入学試験の過去問集
  • おすすめ問題集④:学研出版「時事問題に強くなる本」

上記の参考書2冊と、問題集4冊です。

家庭教師
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すべて「市販のもの」です。学習塾の高額な問題集は一切不要です!

以下、それぞれの参考書と問題集を詳しくご紹介します。

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まずは、おすすめの参考書から!

おすすめ参考書①:増進堂・受験研究社「自由自在」

増進堂・受験研究社の「自由自在」は、中学受験用の参考書としては定番中の定番です。

私立中学の受験対策で紹介されることが多い参考書ですが、国立中学の受験対策においても必須教材です。

その理由は、学校の教科書よりも詳しい内容が紹介されていて、中学受験に必要な知識を習得できるからです。

この後ご紹介する、「実力突破」や「志望校の入学試験の過去問」などの問題集を解く際に、分からない問題の解法や知らない知識を調べるために使用します。

「自由自在」おすすめポイント!
  • 全ページがカラー印刷のため、見やすく使いやすい。
  • 情報量が圧倒的に多く、ほとんどの疑問がこの1冊で解決できる。
  • 図や写真が多く、解説も詳しいため、理解しやすい。
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まさに、「塾なし受験」に最適な参考書です。

【自由自在】おすすめは理科と社会

「自由自在」は、小学校の学年や教科別に出版されていますが、国立中学の受験勉強には、高学年用の理科と社会がおすすめです。

中学受験の中でも、知識量が学力に直結する暗記教科である理科と社会では、特に参考書を使った知識量を増やす受験勉強が必要です。
※算数・国語は、必要に応じて使用することをおすすめします。

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「自由自在」なら、全ページがカラー印刷のため、使用する子どもや保護者にとっても見やすくおすすめです。

なお、参考書「自由自在」の具体的な内容については、別の記事で詳しく紹介しています。気になる方は、「【中学受験対策】プロがおすすめする参考書「自由自在」とは?」の記事をご参照ください。

おすすめ参考書②:小学館「学習まんが・日本の歴史」

受験生の中には、社会の「歴史」が苦手な小学生が少なくありません。

そんな受験生におすすめなのが、小学館の「学習まんが・日本の歴史」です。

今回は「参考書」としてご紹介しますが、実際には日本の歴史を学習できる「学習まんが」です。

受験生の母親
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「まんが」で受験勉強ができるの?

その思う方も多いかもしれませんが、この「学習まんが・日本の歴史」には、中学受験や高校受験に必要な知識がすべて詰まっていると言っても過言ではありません。

また、歴史上のできごとがストーリーとして頭に入ってくるため、小・中学生が苦手な「歴史上のできごとの並べ替え問題」に強くなります。

「学習まんが・日本の歴史」おすすめポイント!
  • 楽しく勉強できるので、継続できる。
  • シリーズ順に読むことで、「歴史の流れ」に強くなる。
  • 「まんが」なのに、他の受験生よりも知識量で勝れる。

「学習まんが・日本の歴史」を読み、多くの受験生が苦手とする「歴史」を得意単元にすることで、他の受験生と差をつけることができます。

なお、「学習まんが・日本の歴史」を使ったおすすめ勉強法については、別の記事で詳しく解説しています。気になる方は、「【小・中学生の歴史】おすすめ勉強法は学習まんが「日本の歴史」」の記事をご参照ください。

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続いて、おすすめの問題集について、詳しく解説します。

おすすめ問題集①:文理「小学教科書ワーク」

国立中学の受験対策では、教科書の内容とその応用問題が出題されます。そのため、小学校の5年生頃までは、教科書の内容をしっかりと復習し、基礎・基本を確立することが必須です。

その際、使用する問題集としておすすめなのが、文理の「小学教科書ワーク」です。

この問題集は、教科書の出版社ごとに販売されている「教科書に準拠した問題集」です。そのため、問題集を解くことで教科書の内容の理解が深まり、基礎学力の定着に繋がります。

家庭教師
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「小学教科書ワーク」は、数多くの「学習塾の問題集」を出版している「文理」という出版社から販売されている、市販の優良な問題集です。

「教科書に準拠した問題集」とは、学校で使用している教科書に対応した問題集のことです。

教科書の出版社を調べて、その出版社版の問題集を購入します。こうした「教科書に準拠した問題集」を使って学習することで、学校の授業で習った内容を復習することができます。

なお、学校で使用している教科書の出版社は、「【最短1分!市販の問題集】購入前に教科書の出版社を調べる方法」の記事で、お住まいの市区町村からすぐに調べることができます。

おすすめ問題集②:増進堂・受験研究社「実力突破」

5年生の後半からは、少しずつですが入学試験レベルの問題に触れていく必要があります。

その際に使用する問題集としておすすめなのが、増進堂・受験研究社の「実力突破」です。

この問題集には、様々なレベルの中学校の入試問題が抜粋して紹介されています。そのため、易しい問題から少し難しい問題まで、数多くの入試問題に触れることができます。

「実力突破」おすすめポイント!
  • 実際の入試問題に慣れることができる。
  • 中学受験の出題範囲をすべて網羅できる。
  • 自分が苦手な単元を把握できる。

「実力突破」で紹介されている入試問題は、国立中学も含まれますが、多くが「私立中学の入試問題」です。

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どうして「私立中学の入試問題」を解くの?

そう疑問に感じる方がいるかもしれません。

しかし、国立中学の入試問題を解くための学力を定着させるためには、少し難易度が高い「私立中学の入試問題」を使った勉強が非常に効果的です。

このような実際の入試問題を集めた問題集は、「学習塾の問題集」では一般的ですが、「市販の問題集」ではなかなかありません。

家庭教師
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幅広いレベルの問題を集めた「実力突破」は、まさに国立中学の受験勉強にピッタリです。

おすすめ問題集③:志望校の入学試験の過去問題集

受験勉強の中で外すことができないのが、「志望校の入学試験の過去問」を解くことです。

国立中学の受験勉強でも同様に、入学試験の過去問を解くことは必須です。特に、国立中学の入学試験は学校ごとに特徴があるため、志望校の入学試験の過去問は必ず解くようにしましょう。

おすすめの「入学試験の過去問題集」は、下記の2冊です。

  • 過去問題集①:英俊社「中学校別入試対策シリーズ
  • 過去問題集②:教英出版「中学入試過去問題集」

以下、それぞれの問題集の特徴を簡単に紹介します。

過去問題集①:英俊社「中学校別入試対策シリーズ」

一般的に「赤本」と呼ばれる過去問題集です。

学校別に直近の5年分の入試問題が収録されています。答案用紙は、取り外し可能な冊子タイプで付いています。

また、各年度と教科ごとに模範解答と解説が付いています。ただし、解説は簡素なため、受験生自身が解説を使って復習するには少し不親切な印象です。

過去問題集②:教英出版「中学入試過去問題集」

英俊社の「中学校別入試対策シリーズ(赤本)」がB5サイズの問題集であるのに対し、教英出版の「中学入試過去問題集」は、実際の入学試験で使用される問題用紙と同じプリントタイプの過去問教材です。

5年分の過去問(問題用紙・答案用紙)を年度別にB4サイズのプリントで綴じて収録しています。

問題用紙と同じプリントタイプのため、より実際の試験をイメージしやすく、本番への対策におすすめです。

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どちらも有名な過去問題集です。
「問題集タイプ」か「プリントタイプ」、好みで選んで構いません。

なお、「入学試験の過去問題集」の勉強法については、別の記事で詳しく解説しています。気になる方は、「【小6・中3受験生】プロおすすめ!入学試験の過去問「赤本」の勉強法」の記事をご参照ください。

おすすめ問題集④:学研出版「時事問題に強くなる本」

国立中学に限らず、中学受験の入学試験ではその年に起こった「できごと」に関する時事問題が、社会や理科の試験に出題されることがよくあります。

志望校の入学試験の過去問を解く中で、時事問題の出題が目立つ場合には時事問題の対策を行う必要があります。

その際に使用する問題集としておすすめなのが、学研出版の「時事問題に強くなる本」です。

「時事問題に強くなる本」おすすめポイント!
  • 約1年前から直近までに起こった「できごと」を網羅できる。
  • 時事問題に関する、理科や社会の重要ポイントを確認できる。
  • 入学試験でどのように出題されるかが分かる。

この問題集は、筆者が指導を担当する受験生(小・中学生)には、必ず購入をお願いしています。

その理由は、直近の「できごと」とそれに関する時事問題について学べるだけでなく、入学試験でどのように出題されるのかを予想した予想問題が付いているからです。

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内容が非常に充実した問題集なので、時事問題の対策はこの1冊で十分です。

なお、時事問題を勉強するタイミングなど、詳しい勉強法については、別の記事で解説しています。気になる方は、「【中学・高校受験対策】社会・理科のおすすめ時事問題集とは?」の記事をご参照ください。

まとめ

今回の記事では、「【私立受験とは異なる】国立中学受験におすすめの参考書と問題集」をご紹介しました。

この記事のおさらいです。

おすすめ参考書

  • おすすめ参考書①:増進堂・受験研究社「自由自在」
  • おすすめ参考書②:小学館「学習まんが・日本の歴史」

おすすめ問題集

  • おすすめ問題集①:文理「小学教科書ワーク」
  • おすすめ問題集②:増進堂・受験研究社「実力突破」
  • おすすめ問題集③:志望校の入学試験の過去問集
  • おすすめ問題集④:学研出版「時事問題に強くなる本」

上記の参考書2冊と、問題集4冊でした。

今回ご紹介した参考書と問題集は、学習塾に通っていなくても、すべてインターネットや書店で購入できます。

この記事を参考に、国立中学の受験勉強に必要な参考書や問題集を探し、受験勉強に役立ててほしいと思います。

補足:「塾なし受験」国立中学に合格するための受験勉強

国立中学受験は、学習塾には通わず、この記事でご紹介した参考書と問題集を使って受験勉強をすることが可能です。

そんな、国立中学の「塾なし受験」の具体的な方法については、別の記事で詳しく解説しています。

気になる方は、下記の記事をご参照ください。

»【塾なし受験も可】国立中学に合格するための受験勉強とは?

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