【受験勉強はいつから?】国立中学受験の塾なし受験の勉強法

小学生
受験生の母親
国立中学の塾なし受験に興味がある受験生の母親

国立中学の塾なし受験の勉強法を知りたいなぁ…。受験勉強はいつから始めるの?必要な参考書や問題集、学習ペースは?塾なし受験の勉強法を教えてください。

このような疑問にお答えします。

この記事のテーマ

【受験勉強はいつから?】国立中学受験の塾なし受験の勉強法

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での国立中学受験の指導歴16年ほど。
現在はプロ家庭教師として、中学受験を中心に受験指導を行っています。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、国立中学の塾なし受験の勉強法について、「5つのステップ」に分けて解説します。

それでは、さっそく見ていきましょう。

【5ステップ】塾なし受験の勉強法

  • ステップ①:基礎学力の定着(〜小5)
  • ステップ②:入学試験レベルの学力の定着(小5〜)
  • ステップ③:模擬テストの受験(小6〜)
  • ステップ④:入学試験の過去問の対策(小6・夏〜)
  • ステップ⑤:時事問題の対策(小6・冬〜)

※なお、本編ではそれぞれのステップについて、使用する参考書や問題集、学習時期を含めて詳しく解説します。

ステップ①:基礎学力の定着(〜小5)


本格的な受験勉強を始める小5までは、基礎学力の定着を目的とした学習を行います。

国立中学の入学試験は、教科書の内容を中心に一部で発展的な内容が出題される程度です。そのため、入学試験の過去問を解くまでは、教科書の復習を中心とした基礎学力の定着が重要です。

教科書やノート、計算ドリル、漢字ドリルなど、教科書の内容を中心に復習します。私立中学の受験勉強に使用する、受験用の問題集を解く必要はありません。

「小学教科書ワーク」で教科書の内容を復習する

基礎学力の定着には、教科書の内容を復習できる教科書準拠版の問題集を使用します。

個人的におすすめな問題集は、文理の「小学教科書ワーク」です。
※学習塾の問題集を数多く出版している、文理という出版社の市販の問題集です。

※「教科書準拠版の問題集」とは、学校で使用している教科書に対応した問題集のことです。教科書の出版社を調べて、その出版社版の問題集を購入します。「教科書準拠版の問題集」を使用することで、学校の授業で学習した内容を復習することができます。

なお、学校で使用している教科書の出版社は、「【最短1分!市販の問題集】購入前に教科書の出版社を調べる方法」の記事で、お住まいの市区町村からすぐに調べることができます。

よくある質問:いつから受験勉強を始めれば良いですか?

結論として、国立中学だけを受験するなら、本格的な受験勉強は小5になってからで構いません。
※お子さまによっては小6からでも間に合いますが、苦手教科があった場合に備えて小5からがおすすめです。

それまで(具体的には小3や小4まで)は、上記の「小学教科書ワーク」を使った、学校の教科書に沿った復習で十分です。

一方で、国立中学受験では出願時に提出する調査書の成績も合否に影響します。そこで、調査書については早めに理解しておくことをおすすめします。

なお、調査書については、「【国立中学受験】調査書の中身と合否への影響【依頼の方法も解説】」の記事で解説しています。

ステップ②:入学試験レベルの学力の定着(小5〜)

小5からは、少しずつですが入学試験レベルの問題に触れていく必要があります。

「実力突破」で入学試験レベルの難易度を知る

入学試験レベルの学力の定着には、増進堂・受験研究社の「実力突破」に代表されるような受験用の問題集を使用します。

※「受験用の問題集」とは、中学受験に必要な学力を定着させることを目的とした問題集です。実際の入試問題を収録していることが多く、入学試験レベルの問題を解くことができます。

こうした受験用の問題集を解くことで、入学試験の難易度が分かるだけでなく、中学受験の出題範囲を網羅することができます。

「自由自在」で入学試験に必要な知識を増やす

受験用の問題集を解く際に必要となる参考書が「自由自在」です。

「実力突破」などの受験用の問題集には、教科書の内容から発展した応用問題が数多く出題されています。そのような問題を理解するためには、教科書よりも詳しい解説が載っている「自由自在」のような参考書が必要です。

分からない問題や知らない知識は、その都度「自由自在」で調べてノートにまとめます。特に、理科や社会といった知識量が合否に影響する教科では、参考書を使った調べ学習が必須です。

ステップ③:模擬テストの受験(小6〜)

小6からは、入学試験の本番を想定した模擬テストの受験が必須です。

ある程度の受験者数がいる大手進学塾の公開模試や、出版社などが主催する学力テストで構いません。
※関西なら、五ツ木・駸々堂の中学進学学力テスト会がおすすめです。

模擬テストを受験する目的

  • 目的①:苦手教科・単元を把握する
  • 目的②:入学試験の本番を想定した予行練習を行う

目的①:苦手教科・単元を把握する

1つ目の目的は、「苦手教科や単元を把握すること」です。

模擬テストの結果を分析することで、苦手な教科や単元が分かります。そして、志望校合格に足りない学力を補うために必要な対策を講じます。

特に、受験生自身が理解できていると思っていても、実際には学力が定着していない単元を確認できるのは、模擬テストを受験する以外に方法がありません。

目的②:入学試験の本番を想定した予行練習を行う

もう1つの目的は、「入学試験の本番を想定した予行練習を行うこと」です。

模擬テストでは、普段の自宅学習とはまったく異なる雰囲気の中で問題を解くことになります。あがり症や緊張しやすい受験生なら、模擬テストを数回受験することで、普段の力を入学試験の当日に発揮できるようになります。

また、模擬テストを受験することで、試験時間の長さを体感することができます。試験時間が45分なら、その45分が実際にはどれくらいの長さなのか、長いのか、短いのか、肌感覚で分かります。

注意点:【模擬テストの判定】過度な心配は不要です

五ツ木・駸々堂の中学進学学力テスト会をはじめとする模擬テストの試験問題は、私立中学の受験対策を想定して作成されています。

そのため、試験問題そのものは国立中学の受験対策には適していません。平均点を下回ったり、偏差値や志望校判定で低く評価されることがありますが、過度に心配する必要はありません。

模擬テストを受験する目的は、あくまで「苦手教科・単元を把握する」と「入学試験の本番を想定した予行練習を行う」の2点です。

国立中学の入試を想定した「模擬テスト」を受験しよう!

学力定着の確認には、国立中学の受験対策を行う学習塾の模擬テストを受験します。
※通っていなくても、模擬テストを受験できる学習塾があります。

国立中学の入学試験を想定した模擬テストなので、受験勉強の成果を確認するのにピッタリです。また、志望校の「そっくり模擬テスト」を実施している学習塾もあるので、本番の予行練習をしたい受験生にもおすすめです。

個人的には、受験勉強の集大成を迎える、小6の夏以降の受験がおすすめです。

なお、関西の国立中学受験に強い学習塾は、「【関西・大阪】国立中学受験に強い学習塾まとめ【おすすめ4選】」の記事にまとめています。

ステップ④:入学試験の過去問の対策(小6・夏〜)

受験勉強の中で外すことができないのが、入学試験の過去問の対策です。

前年度までの「入学試験の過去問題集」(通称、赤本)が発売されるのが8月頃ですので、過去問を解き始めるのは小6の夏休み以降で構いません。

「入学試験の過去問題集」には、直近5~6年分の入試問題が収録されています。この5~6年分の過去問を夏休み以降から入学試験の直前まで繰り返し解きます。そして、志望校の入学試験の出題傾向を把握し、必要な対策を講じます。

特に、志望校によって入学試験に特徴や傾向がある国立中学受験においては、過去問のやり込み具合で合否が決まると言っても過言ではありません。入学試験の過去問の対策には充分な時間を割くことが大切です。

なお、入学試験の過去問の勉強法については、「【中学受験・高校受験】過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】」の記事で解説しています。

ステップ⑤:時事問題の対策(小6・冬〜)

受験勉強もいよいよ佳境、最後に行うのが時事問題の対策です。

入学試験の過去問を解いてみると、どの学校でも理科や社会を中心に、ここ1年間に起こった時事ニュースに関連する問題が出題されていることに気付きます。
※こうした問題を「時事問題」と言います。

そして、国立中学の入学試験も例外ではなく、時事問題が数多く出題される傾向があります。

「時事問題に強くなる本」で予想問題を把握する

時事問題の対策には、学研出版の「時事問題に強くなる本」を使用します。

約1年前から直近までの時事ニュースを把握するとともに、それに関する理科と社会の単元を復習します。また、今年度の入学試験で出題が予想される内容をまとめた予想問題で、出題のされ方も確認します。

まとめ


というわけで、今回は以上です。

ここまでのステップが、基本的な国立中学の塾なし受験での勉強法です。ここに、お子さまに合わせた苦手克服や弱点フォローを補うイメージですね。

この記事の内容が、多少なりとも参考になれば幸いです。

なお、この記事でご紹介した参考書と問題集は、「【国立中学受験】プロがおすすめする参考書と問題集【厳選6冊】」の記事にまとめています。あわせてご活用ください。

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