
副教科の内申点の上げ方を知りたいなぁ…副教科の定期テストの勉強法は?おすすめの問題集も教えてください。
このような疑問にお答えします。
この記事の内容
- 【中学生】副教科の内申点の上げ方
- 【副教科】定期テストの勉強法【おすすめ問題集も紹介】
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での高校受験の指導歴16年ほど。
家庭教師では、副教科の定期テスト対策も指導しています。
この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、副教科の内申点の上げ方と定期テストの勉強法について解説します。
また、副教科のテスト勉強におすすめな問題集もご紹介します。
※この記事でご紹介する勉強法は、筆者が家庭教師として実際に行っている、副教科の定期テスト対策の内容です。勉強法だけでなく注意点も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【中学生】副教科の内申点の上げ方
結論としては、定期テストで高得点を取れば内申点は上がります。
※注意点:副教科の成績は実技点だけでは決まりません
副教科の成績は、実技点だけで決まるわけではありません。実技点だけでなく、授業態度や提出物、そして何よりも定期テストの点数が大きく影響します。
【副教科の成績】実技点だけでは決まらない
あまりにも多くの中学生が誤解しているので、まずはここから解説します。
副教科の成績は、5教科の成績とは異なり実技点が影響します。
※体育や音楽なら実技テスト、技術家庭科や美術なら作品の評価です。
※たまに、実技点をかなり重視する先生がいるので、実技点だけで成績が決まると勘違いしている中学生がいます。もちろん、何を重視するのかは先生によって異なりますが、筆者の印象では実技点よりも定期テストの点数を重視している先生の方が多い気がします。
「定期テストで高得点」で内申点は簡単に上がる
本題に戻りますが、定期テストで高得点を取れば内申点は簡単に上がります。
ここでは、その理由について解説していきます。
内申点が簡単に上がる2つの理由
- 理由①:ほとんどの中学生が副教科の勉強をしないから
- 理由②:定期テストでは大きな点数の差が生まれやすいから
それぞれの理由について、詳しく解説します。
理由①:ほとんどの中学生が副教科の勉強をしないから
ほとんどの中学生が、副教科のテスト勉強は一夜漬けです。
※学習塾でも5教科のテスト対策が中心で、副教科のテスト勉強は後回しです。
だから、副教科のテスト勉強に本腰を入れて取り組めば、割と簡単にクラスで上位を取ることができます。
理由②:定期テストでは大きな点数の差が生まれやすいから
理由①でも解説した通り、ほとんどの中学生が副教科のテスト勉強は一夜漬けです。
そのため、クラスの成績優秀者であっても、副教科の定期テストでは足元をすくわれることは珍しくありません。そして、副教科に本腰を入れて勉強した中学生との間に、大きな点数の差が生まれやすくなります。
この点数の差が、5教科よりも大きいことが副教科の特徴です。
※副教科の平均点が、5教科よりも低いことがよくあります。これは、高得点者と低得点者の点数の差が大きいからです。
【副教科】定期テストの勉強法【おすすめ問題集も紹介】
定期テストで高得点を取れば、副教科の内申点が簡単に上がる理由が理解できたかと思います。
ここからは、そんな副教科の定期テストで高得点を取るための勉強法について解説します。
※筆者の経験談として、5教科を頑張る中学生ほど、副教科のテスト勉強を後回しにしがちです。そんな自覚がある中学生は、特に注意が必要です。
【副教科のテスト勉強】王道は教科書とノートの見直し
副教科のテスト勉強の基本は、何と言っても教科書とノートの見直しです。
と言いますのも、定期テストの問題の9割以上が、教科書とノートから出題されるからです。
教科書やノートの「太字の語句
」や重要ポイントを徹底的に暗記しましょう。
副教科のテスト勉強にも時間を割こう!
ほとんどの中学生が一夜漬けだからこそ、一夜漬けでは追いつけないくらいテスト勉強に時間を割くことが大切です。
※5教科と同じくらいの時間を割く必要はありません。ただし、5教科と同様に副教科の存在を常に意識しながらテスト勉強に取り組むことが大切です。「副教科は後回し」ではいけません。
具体的な学習計画は下記の通り。
- テスト2週間前まで:教科書・ノートの見直し
- テスト2週間前~:教科書・ノートの重要語句をまとめる
- テスト1週間前~:重要語句の暗記・問題集で確認
テスト2週間前までは、チラチラ教科書やノートを見直します。
そして、テスト2週間前からは教科書やノートの重要語句をまとめます。
※ノートにまとめても良いですが、個人的には緑マーカーを引く感じで十分かと。
テスト1週間前からは、まとめた内容を赤シートを使って徹底的に暗記します。必要に応じて問題集などを使って暗記の確認を行います。
副教科:おすすめの問題集2選
テスト1週間前からの重要語句の暗記では、暗記の確認に問題集を使うのがおすすめです。
※問題集で出題のされ方を知っておくことで、高得点が期待できます。
おすすめ問題集
- おすすめ①:文理「中学教科書ワーク」
- おすすめ②:受験研究社「実技4科:内申点で差がつく定期テストの得点UP!」
どちらも、市販の問題集を数多く出版している出版社のものです。
それぞれの特徴と、おすすめ理由を簡単にまとめておきます。
おすすめ①:文理「中学教科書ワーク」
全ての教科書に対応した、3年間使えるタイプの問題集です。
教科別に販売されているので、苦手な教科の問題集を買いそろえたい中学生におすすめ。
一問一答と予想問題で構成されているので、この1冊があれば基本的には十分かと思います。全ページカラーで見やすく、個人的にもイチオシの問題集です。
おすすめ②:受験研究社「実技4科:内申点で差がつく定期テストの得点UP!」
こちらも全ての教科書に対応した、3年間使えるタイプの問題集です。
1冊で実技4教科のテスト勉強ができるので、費用を安く抑えたい中学生におすすめ。
ただし、一問一答形式なので、重要語句のチェックはできますが、出題のされ方までは分かりません。なので、個人的には教科別にテスト対策ができる、中学教科書ワークの方が無難かと思います。
補足:副教科の評定5をとる方法
副教科で評定5をとるためには、実技テストはもちろんのことながら、定期テストで高得点をとることが必須です。
※ちなみに、評定5をとれるのは各教科ともクラスで2、3人です。
当然、定期テストでクラスの上位3位以内を目指すことは言うまでもありません。
学校の教科書に対応した問題集はない
定期テストで上位3位に入るためには、教科書やノートの見直しだけでなく、問題集を解いておく必要があります。
しかし、この記事で紹介した市販の問題集は、すべて学校の教科書には対応していません。
※筆者の知る限り、学校の教科書に対応した、教科書準拠版の問題集は販売されていません。
おすすめ:通信教育なら学校の教科書の復習ができる!
学校の教科書の復習をしたいなら、学校の教科書に対応した通信教育がおすすめです。
学校の教科書に対応した問題を解くことで、教科書やノートの理解度を確認することができます。
料金がかかるとはいえ、月額数千円で利用できるので、本気で評定5をとりたいなら検討してみる価値は十分にあるかと思います。
なお、学校の教科書に対応している通信教育は「【副教科】評定5には通信教育がおすすめな理由【おすすめ2社も紹介】」にまとめていまして、無料体験もあるので気になる方は検討されてはと思います。
【副教科】評定5には通信教育がおすすめな理由【おすすめ2社も紹介】
「副教科で評定5がとれません…。どうすれば評定5がとれるのかな?副教科で評定5をとる方法を教えてください。」←このような悩み・疑問に答えます。この記事では、家庭教師での中学生の指導歴16年の筆者が、「副教科の評定5」には通信教育がおすすめな理由について解説しています。また、副教科の定期テスト対策におすすめな通信教育も紹介しています。
というわけで、今回は以上です。
副教科の内申点の上げ方と定期テストの勉強法について解説しました。また、おすすめの問題集も紹介しました。
繰り返しになりますが、副教科の内申点を上げるためには定期テストで高得点を取ることがポイントです。
ほとんどの中学生が副教科のテスト勉強は一夜漬けなので、定期テストで上位に入ることは決して難しいことではありません。そして、クラスで上位3位以内に入れば、副教科の評定5も夢ではありません。
ぜひ、副教科のテスト勉強にガッツリ向き合ってみましょう!
この記事が、その参考になれば幸いです。
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