このような悩み・疑問にお答えします。
この記事の内容
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での小・中・高校生の指導歴18年ほど。これまでに、1,000人以上の受験生を指導してきました。
この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、受験生のゲーム・スマホの没収は逆効果な理由について解説します。また、ゲーム・スマホのおすすめ管理方法も紹介します。
※ゲーム・スマホに夢中で受験勉強をしない保護者の方に役立つ記事です。実際にゲーム・スマホの管理に成功した方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください
受験生のゲーム・スマホの没収は逆効果です!
こんな風に感じている保護者も少なくないはず。
しかし、結論からお話しすると、ゲームやスマホの没収は逆効果です。ゲームやスマホを没収しても勉強するようにはなりません。
【ゲーム・スマホの没収】なぜ、逆効果なのか?
ゲームやスマホに夢中な我が子を見て、「没収しなければ、いつまで経っても勉強しない」と思うかもしれません。
しかし、ゲームやスマホを没収したからといって、「よし、勉強しよう!」と心を入れ替えた受験生を見たことがありません。
残念ながら、ゲームやスマホの代わりになる、(マンガなどの)別の娯楽へ逃げるだけです。
生活に支障をきたすことも
勉強をそっちのけでゲームやスマホに夢中なら、すでにお子さまにとってゲームやスマホが日常生活の一部になっているかもしれません。
最近では、部活や友達との連絡にスマホ(LINEなどのアプリ)を使っている中学生も多く、スマホの没収は生活に支障をきたす可能性もあります。
そんなゲームやスマホを突然取り上げられると、日常生活が一変するため、かえってストレスを感じる恐れがあります。
親子ゲンカをしている時間がもったいない
受験生なのにゲームやスマホに夢中な我が子の姿に、
- ついつい腹が立つ
- 小言を言ってしまう
- 祖父母の家にゲームを預かってもらう
- 押入れにゲームを隠す
といった行動をとってしまう受験生の保護者も少なくありません。
しかし、そんな家庭ではまず親子ゲンカは避けられません。
受験シーズンの重要な時期に、親子ゲンカをしていては時間の無駄です。ライバルとどんどん差ができてしまいます。
【ゲーム・スマホ】没収しなくても勉強はできます
ゲームやスマホを没収しないからと言って、勉強しなくて良い訳ではありません。
受験生ならゲームやスマホの誘惑を断ち切って、一生懸命に受験勉強をするべきです。
とはいえ、受験生にも息抜きは必要です。
その息抜きの時間を決めて、
- ゲームを楽しむ
- スマホで動画を観る
にすれば良いだけです。
「ゲーム・スマホ=勉強の邪魔」という考え方ではなく、むしろ受験勉強の息抜きに上手に活用すれば良いのです。
【実例を紹介】ゲーム・スマホのおすすめ管理方法
ここからは、ゲームやスマホのおすすめの管理方法を(筆者がこれまでに目にした)実際に成功した例を交えながら紹介します。
徐々に使用時間を減らしていく
最終的な目標は、
- 目標①:ゲームやスマホの使用時間をなるべく減らす
- 目標②:勉強時間を最大限まで増やす
の2点です。
そこで、まずは目標①の「ゲームやスマホの使用時間をなるべく減らす」からスタートします。
このとき注意すべきことは、使用時間をいきなり減らし過ぎないことです。
極端な使用時間の減少は、先ほども触れたようにストレスを感じる可能性が高く、逆効果になる恐れがあるからです。
おすすめ:使用時間にルールを設ける
おすすめの方法は、ゲームやスマホの使用時間にルールを設けることです。
筆者が実際に目にしたケースでは、
- ゲームは1日1時間まで(休日は2時間まで)
- スマホの使用は夜10時まで
などのルールを設けていました。
また、
- 夕食後のゲームは禁止
- 自室へのスマホの持ち込みは禁止
など、禁止事項を決めている家庭もありました。
ちなみに、筆者自身も過去にX(旧Twitter)で下記のようにポストしています。
https://twitter.com/panda332018/status/1458698475051241472
ペナルティーを科すと効果が出ます
たとえルールを決めても、誘惑に負けてルールを破ってしまうことがあります。
そこで、ルールとセットでペナルティーも設けておくことをおすすめします。
※ペナルティーと聞くと、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、子どもを見くびってはいけません。あの手、この手で言い訳をしたり、ルールを破っても気にもしないことがあります。
ペナルティーを設けることで、ルールを守ろうという意識に繋がるので、効果が期待できますよ。
勉強時間を最大限まで増やす
ゲームやスマホの使用時間を減らすと同時に、目標②の「勉強時間を最大限まで増やす」を目指さなければいけません。
その理由は、ゲームやスマホの使用時間が減っても、(マンガなどの)他の娯楽に時間を使っていては意味がないからです。
最も理想的なのは、「勉強時間が増えたせいで、ゲームやスマホをする暇がなくなった」という状況に持っていくことです。
大切なことなので繰り返しますが、受験生本人にこう思わせる(言わせる)ことが最終目標です。
よくある質問:脱ゲーム・スマホに家庭教師ってどうなの?
家庭教師に学習管理をしてもらうという方法もありますが、結論として「親子で解決できないなら、ありかな」と思います。
家庭教師は日々の課題を与えるので、必然的に勉強時間が増えます。その結果、ゲームやスマホをする暇がなくなります。
筆者も家庭教師の指導時に、ゲームやスマホを触る暇がないほど課題を与えるので、家庭教師にお願いするのが手っ取り早い解決策かもしれませんね。
なお、筆者おすすめの家庭教師は下記の記事にまとめています。
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まとめ
というわけで、今回は以上です。
受験生のゲーム・スマホの没収は逆効果な理由について解説しました。また、ゲーム・スマホのおすすめ管理方法も紹介しました。
繰り返しになりますが、受験生からゲームやスマホを没収しても、勉強するようにはなりません。むしろ、親子ゲンカに発展するなど、逆効果になることがほとんどです。
それよりも、親子でルールを決めて、ゲームやスマホの使用時間を少しずつ減らしていくことが大切です。
同時に、家庭教師などに日々の学習管理をしてもらうことで、勉強時間を最大限まで増やしていくことが理想です。
この記事で紹介した方法が、多少なりとも参考になれば幸いです。
最後に、関連記事をまとめつつ、記事を終えたいと思います。
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