
このような悩み・疑問にお答えします。
この記事の内容
- 受験生のゲーム・スマホの没収は逆効果です!
- ゲーム・スマホのおすすめ管理方法は?【ルールの実例も紹介】
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での小・中・高校生の指導歴19年ほど。これまでに、1,000人以上の受験生を指導してきました。
この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、受験生のゲーム・スマホの没収は逆効果な理由について解説します。また、ゲーム・スマホのおすすめ管理方法も紹介します。
※ゲーム・スマホに夢中で受験勉強をしない受験生の保護者の方に役立つ記事です。実際に脱ゲーム・スマホ依存に成功した方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
受験生のゲーム・スマホの没収は逆効果です!

こんな風に感じている保護者も少なくないはず。
しかし、結論からお話しすると、ゲームやスマホの没収は逆効果です。ゲームやスマホを没収しても勉強するようにはなりません。
【ゲーム・スマホの没収】なぜ、逆効果なのか?
ゲームやスマホに夢中なわが子を見て、「没収しなければ、いつまで経っても勉強しない」と思うかもしれません。
残念ながら、ゲームやスマホの代わりになる、(マンガなどの)別の娯楽へ逃げるだけです。
生活に支障をきたすことも
勉強をそっちのけでゲームやスマホに夢中なら、すでにお子さまにとってゲームやスマホが日常生活の一部になっているかもしれません。
最近では、部活や友達との連絡にスマホ(LINEなどのアプリ)を使っている中学生も多く、スマホの没収は生活に支障をきたす可能性もあります。
そんなゲームやスマホを突然取り上げられると、日常生活が一変するため、かえってストレスを感じる恐れがあります。
親子ゲンカをしている時間がもったいない
受験生なのにゲームやスマホに夢中なわが子の姿に、
- ついつい腹が立つ
- 小言を言ってしまう
- 祖父母の家にゲームを預かってもらう
- 押入れにゲームを隠す
といった行動をとってしまう受験生の保護者も少なくありません。
しかし、そんな家庭ではまず親子ゲンカは避けられません。
受験シーズンの重要な時期に、親子ゲンカをしていては時間の無駄です。ライバルとどんどん差ができてしまいます。
【ゲーム・スマホ】没収しなくても勉強はできます
ゲームやスマホを没収しないからと言って、勉強しなくて良い訳ではありません。受験生ならゲームやスマホの誘惑を断ち切って、一生懸命に受験勉強をするべきです。
とはいえ、受験生にも息抜きは必要です。
その息抜きの時間を決めて、
- ゲームを楽しむ
- スマホで動画を観る
にすればいいだけです。
「ゲーム・スマホ=勉強の邪魔」という考え方ではなく、むしろ受験勉強の息抜きに上手に活用すれば良いのです。
ゲーム・スマホのおすすめ管理方法は?【ルールの実例も紹介】
ここでは、筆者が家庭教師の指導の中で実際に行っている、ゲームやスマホのおすすめ管理方法をご紹介します。
もちろん、家庭教師をつけなくても親子でできる方法です。ぜひ、参考にしてみてください。
ゲーム・スマホのおすすめ管理方法
- ステップ①:日々の学習計画を立てる
- ステップ②:ゲーム・スマホのルールを設ける
- ステップ③:ペナルティーを設ける
上記の3つのステップで、ゲームやスマホを管理しています。
それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。
ステップ①:日々の学習計画を立てる
学校や学習塾の宿題、提出物など、日々の学習内容をカレンダーなどに書き出します。
そして、「日々の学習内容(宿題)を終わらせ、親に確認してもらったら、ゲームやスマホを触って良い」というルールを設けています。
こうすることで、ゲームやスマホに夢中で勉強しない、という状況を作らせません。むしろ、「ゲームやスマホを触りたい」という気持ちを逆手にとって、勉強する習慣を定着させてしまうのです。
自分で学習計画が立てられない時は?
自分で学習計画を立てられないなら、家庭教師を利用する方法がおすすめです。
家庭教師に学習計画を立ててもらえるので、日々の学習内容がはっきりとわかります。
親が言っても聞かない中学生でも、家庭教師のような第三者だと効果があるので、ぜひ検討してみてください。
なお、参考までに筆者がおすすめする家庭教師派遣会社をまとめた記事を貼っておきます。
ステップ②:ゲーム・スマホのルールを設ける
ステップ①でも紹介しましたが、脱ゲーム・スマホ依存にはルールを設けることが重要です。
なぜなら、脱ゲーム・スマホ依存に失敗する家庭は、ルールを設けていないことがほとんどだからです。
なお、どんなルールが良いのか分からない方は、下記のルールを参考にしてみてください。
- ルール①:ゲーム・スマホは宿題が終わってから
- ルール②:ゲームの使用時間は1時間以内
- ルール③:ゲーム・スマホは夜10時まで
- ルール④:自室でのスマホ使用は禁止
あくまでも参考までに。親子で話し合って決めてください。
ポイントは、使用時間に制限を設けることです。使用時間を減らさなければ、脱ゲーム・スマホ依存はできません。
ステップ③:ペナルティーを設ける
最後に、ルールを破った際のペナルティーを設けることもお忘れなく。
たとえルールを決めても、あの手この手でルールを破るのが子どもです。ペナルティーを設けなければ、ルールが効力を発揮しません。
個人的におすすめなのが、「ルールを破ったら、翌日はゲーム・スマホの使用禁止!」です。これぐらいしないと、子どもはルールを守りませんよ〜。
少し厳しいと感じるかもしれませんが、これぐらいガチガチに管理した方がいいと個人的には思います。口約束ぐらいでは、脱ゲーム・スマホ依存からは抜け出せません。
まとめ
というわけで、今回は以上です。
受験生のゲーム・スマホの没収は逆効果な理由について解説しました。また、ゲーム・スマホのおすすめ管理方法も紹介しました。
繰り返しになりますが、受験生からゲームやスマホを没収しても、勉強するようにはなりません。むしろ、親子ゲンカに発展するなど、逆効果になることがほとんどです。
それよりも、親子でルールを決めて、ゲームやスマホの使用時間を少しずつ減らしていくことが大切です。
この記事で紹介した管理方法を参考に、脱ゲーム・スマホ依存を目指しましょう!
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