【中学受験】国語の成績が上がらない理由【苦手克服の方法も解説】

小学生
受験生の母親
国語が苦手な受験生の母親
国語の成績が上がりません。問題集や参考書を買ってみたけれど、どうやって勉強すればいいのか分かりません。読解問題の苦手克服の具体的な方法を教えてください。

このような悩み・疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 【中学受験】国語の成績が上がらない理由
  • 読解問題の苦手克服の方法

この記事を書いている筆者は、家庭教師・塾講師での中学受験指導歴16年ほど。
これまでに、読解問題が苦手な受験生を数多く指導してきました。

この記事では、国語の成績が上がらない根本的な原因と、実際に指導している読解問題の苦手克服の方法について、分かりやすく解説します。

【中学受験】国語の成績が上がらない理由


中学受験の受験勉強において、国語の成績が上がらず、お悩みの保護者も少なくないはず。

それもそのはず、中学受験では国語の成績が最も上がりにくいのです。

そのため、本気で手を打たなければ、いつまで経っても成績は上がりません。それどころか、学年が上がるにつれて成績が下がっていき、手のつけようがなくなることさえあるのです。

もし、このような状況に陥っているならば、ぜひ現在の国語の勉強法を見直してみてほしいと思います。なぜなら、ほとんどの受験生が間違った勉強法で勉強しているからです。

結論:成績が上がらない理由は、語彙力の不足です

16年間にわたって受験生を指導する中で、国語の成績が上がらない受験生に共通していることを発見しました。

それは、語彙力が不足していることです。

反対に、国語の成績がよい受験生のほとんどは、読書などを通じて十分な語彙力を兼ね備えています。

ここで注意したいことは、国語が得意な受験生が特別な解き方をしている訳ではないということです。むしろ、国語が苦手な受験生ほど解き方に原因があると考え、解き方を重視した勉強をしています。

語彙力が不足していると、問題文の内容を理解できない

一度、お子さんが実際に解いている学力テストの国語の問題文を見てみてください。

ほとんどの大人は、問題文の内容を理解できます。そして、各設問を解いてみれば、多くは正解できるはずです。

その理由は、大人には十分な語彙力があり、問題文の内容を理解できるからです。日頃から国語の問題を解く力を鍛えている訳ではありません。

受験生も同じです。十分な語彙力があれば問題文の内容を理解し、設問の答えが分かるのです。
しかし、語彙力が不足していると、問題文の内容が理解できず、設問が不正解となるのです。

その証拠に、読書が好きな(または、読書の習慣がある)受験生の場合、特に解き方を指導しなくても、平均的に成績がよい傾向があります。国語の読解問題において、解く力よりも語彙力が重要なことは彼らが証明しています。

どのような語彙力が必要なのか?

念のために、この記事で指摘している、受験生に不足している語彙力について確認しておきましょう。

下記は、実際の学力テストで問題文に含まれていた語句の一例です。
※問題文に、ヒントとなる注釈はありません。

  • ニッチ:隙間を意味する語
  • 人道的:人道主義の立場にかなったさま
  • まことしやか:事実や内心をつくろって本当めかす有様や態度
  • 当惑:事に当たってどうしてよいかわからず、とまどうこと
  • エビデンス:根拠、証拠、裏づけ
  • ダイバーシティー:多様性
  • おざなり:その場かぎりのまにあわせ。いい加減

大人でも正しい意味を説明できない方も少なくないと思います。
こうした語句の意味が分からなければ、問題文の内容を理解するのは困難です。

語彙力の不足→問題文の内容が理解できない→設問が解けない→時間が足りない

この状況から抜け出せないのは、スタート地点でつまずいているからなのです。

国語の専門家ほど「解き方」を教えたがる

まずは語彙力を増やすべきなのに、進学塾では解き方ばかりを教えます。

もちろん、解き方のテクニックも重要ですが、対策の順番としては逆です。
まずは語彙力を増やさなければ、解き方を鍛えたところで焼け石に水です。百歩譲って、並行して鍛えるならまだ理解できます。

特に、国語の専門家ほど解き方のテクニックを教えたがります。何十種類ものルールを覚えさせ、そのルールに則って線を引かせたりマークをさせる講師さえいます。

しかし、こうした解き方のテクニックは難易度が高く、すべての受験生に効果があるとは限りません。その証拠に、問題文に線1本、マーク1個すら書かなくても、国語の成績がよい受験生は山のようにいるのです。

語彙力が増える→問題文の内容が理解できる→設問が解ける(→解き方を学ぶ)→点数が上がる

上記の通り。
解き方を学ぶのは最後でよいのです。

読解問題の苦手克服の方法


ここまで読めばお分かりの通り、読解問題の苦手を克服するためには、語彙力を増やすことから始めなければいけません。語彙力がなければ、解き方のテクニックを覚えたところで意味はありません。

そんな語彙力を増やすための具体的な学習方法は、下記の通りです。

  • その①:知らない語句をノートにまとめる
  • その②:小学生新聞を活用する
  • その③:ノートを見直して語彙力を定着させる

その①:知らない語句をノートにまとめる

まずは、「知らない語句を知らないままにしないこと」からスタートします。

受験勉強の中で目にする語句は、すべて理解する必要があります。そのため、知らない語句があれば辞書で意味を調べ、その都度ノートにまとめていきます。

この作業をするだけでも、他の受験生と大きな差がつきます。

補足:受験勉強以外の語句も調べよう!
慣れてきたら、受験勉強だけでなく、日常生活で目にする知らない語句についても、辞書で意味を調べノートへまとめることが理想的です。学力テストや入試問題では、流行語や造語など、あらゆる語句が出題されています。

その②:小学生新聞を活用する

受験勉強や日常生活の中で目にする語句には限界があります。読解問題の苦手克服には到底足りません。
そこで、小学生新聞を継続して毎日読んで、語彙力を増やす必要があります。

先ほどもご紹介した、実際の学力テストの問題文に含まれていた下記の語句が、まさに小学生新聞でしか目にしない語句です。

  • ニッチ:隙間を意味する語
  • 人道的:人道主義の立場にかなったさま
  • まことしやか:事実や内心をつくろって本当めかす有様や態度
  • 当惑:事に当たってどうしてよいかわからず、とまどうこと
  • エビデンス:根拠、証拠、裏づけ
  • ダイバーシティー:多様性
  • おざなり:その場かぎりのまにあわせ。いい加減

忙しい受験生にとって、小学生新聞を毎日読むことは難易度が高いかもしれません。
それでも、語彙力を増やすためには、この方法が最も効果的です。

急がば回れ!小学生新聞を読んで、語彙力を増やしましょう。

そして、できれば先ほどと同様、辞書で意味を調べノートへまとめることをおすすめします。

なお、個人的には朝日小学生新聞がおすすめでして、その理由については、「【断言】中学受験におすすめな小学生新聞は1つだけ【プロが解説】」の記事で解説しています。

その③:ノートを見直して語彙力を定着させる

語句をまとめたノートは、文章読解の苦手克服のための攻略本です。毎日のようにノートを見直すようにしてください。
と言うのも、ノートにまとめるだけでは知識として定着しないからです。

そのためにも、毎日見直すことが大切です。見直した時間が長ければ長いほど、早期に苦手を克服できるとお考えください。

ノートにまとめた語句は、そう遠くない将来に再び目にする日がやってきます。その時、「あ!この言葉知ってる!」となれば、語彙力が増えている証です。
そうでなければ、見直しが足りないということです。

というわけで今回は以上です。

この記事でご紹介した方法は、あくまで筆者の経験に基づく個人的な考えにすぎません。それでも、筆者自身が解き方を中心に指導した過去の失敗を踏まえて、現在の指導に取り入れている方法です。多少なりとも参考になれば幸いです。

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