【中学受験】国語の長文読解に必要なテクニック【3つだけです】

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受験生
国語の長文読解が苦手な受験生

国語の長文読解が苦手です。参考書や問題集を使っても成績が上がりません。長文読解に必要なテクニックを教えてください。

このような悩み・疑問にお答えします。

この記事の内容

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での中学受験の指導歴20年ほど。これまでに、国語の長文読解が苦手な受験生を数多く指導してきました。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、長文読解に必要なテクニックについて解説します。また、長文読解で時間が足りない原因や、長文読解を克服するためのコツについても解説します。

※筆者が実際に、受験生に指導しているテクニックを公開します。参考書や問題集を解いても長文読解を克服できない受験生は、ぜひ参考にしてみてください。

【中学受験】国語の長文読解に必要なテクニック【3つだけです】

長文読解を克服するために、参考書や問題集を購入される受験生の保護者も少なくないと思います。

しかし、こうした参考書や問題集を使っても、長文読解はなかなか克服できません。

その理由は、参考書や問題集で紹介されている長文読解のテクニックが多すぎるからです。

【参考書・問題集】紹介されているテクニックが多すぎる

中学受験の参考書や問題集では、長文読解を解く際に使えるテクニックを20も30も紹介しています。

そのほとんどは、ある決まりに従って文章に線を引いたり、丸や四角で語句を囲む、「マーキング」と呼ばれるテクニックです。

しかし、小学生である受験生がこうしたテクニックをすべて習得することは、ほぼ不可能と言っても過言ではありません。

そもそも、長文読解が苦手だということは、文章を読むことが得意ではありません。そんな受験生が、20も30もテクニックを覚えていたら、文章を読むこと自体がおろそかになってしまいます。

マーキングが負担になることも

実際に、こうしたテクニックを習得しようとして、

  • テクニックを覚えきれない
  • マーキングが機械的な作業になっている
  • かえって文章の内容が頭に入ってこない

などの失敗をしている受験生を数多く目にしてきました。

この失敗からわかることは、「こうしたテクニックは、すべての受験生にとって有効な方法であるとは限らない」ということです。

文章の内容を理解するために行うマーキングが、結果的には受験生にとっての負担になってしまうことがあるのです。

筆者が指導していた受験生の中にも、マーキングに時間がかかってしまい、かえって長文読解の成績が下がった受験生もいました。

長文読解に必要なテクニック【3つだけです】

とはいえ、マーキングは長文読解では非常に有効なテクニックであることも事実です。

そこで、筆者が受験生におすすめしているのは、「マーキングするものを3つだけに限定する」という方法です。

  • マーキング①:登場人物(物語文)と繰り返し出てくる語句(説明文)を囲む
  • マーキング②:筆者の考え(主張)に線を引く
  • マーキング③:自分が「重要だ」と感じた箇所に線を引く

上記の通り。
それぞれのマーキングについて、詳しく解説していきます。

マーキング①:登場人物(物語文)と繰り返し出てくる語句(説明文)を囲む

  • 物語文 → 登場人物
  • 説明文 → 繰り返し出てくる語句

この2つだけを丸や四角で囲みます。(丸・四角はどちらでも構いません)

  • 物語文:誰の気持ち・行動なのか
  • 説明文:何について説明しているのか

これがわかるだけで、文章の全体像が見えてきます。

受験生がよく口にする、「話の内容がわからなかった」をなくせます。

マーキング②:筆者の考え(主張)に線を引く

説明文では、筆者の主張をつかむことが重要です。

  • 〜と考えます
  • 〜と思います
  • 〜と言えます
  • 〜べきです

こうした部分に線を引くことで、文章全体の方向性が一気につかめます。

実際、中学受験では

  • 筆者の考えを○○字で抜き出しなさい
  • 筆者の考えを○○字でまとめなさい
  • 筆者の主張に当てはまるものを次の中から2つ選びなさい

といった、“筆者の主張をつかめているか”を問う問題は頻出です。

マーキング③:自分が「重要だ」と感じた箇所に線を引く

先ほど紹介した失敗例のように、決められたルールに従って線を引くと、作業化してしまいます。

大切なのは、「自分で考えて線を引く」こと。これをしなければ、入試で戦える“読解力”は定着しません。

最初は曖昧でも構いません。そのうえで、下記の箇所に気づけるようになることを目指してください。

  • 物語文:登場人物の感情が動いた箇所
  • 物語文:時間や場面が変わった箇所(場面転換)
  • 説明文:同じ内容を別の文で表現した箇所(言い換え)
  • 説明文:反対の意見を述べた箇所(反対意見)

これを続けることで、“重要な箇所”や“得点に繋がる箇所”が自然と見えてくるようになります。

長文読解に役立つ参考書おすすめ3選

参考までに、筆者が読みあさった参考書の中からおすすめの3冊をまとめておきます。

文章読解の鉄則

最難関校の上位校を志望する受験生向けの1冊。筆者がマーキングの参考にしている参考書です。ただし、紹介しているテクニックが多いので、その中から必要なものだけを選ぶことをおすすめします。

記述問題の徹底攻略

記述問題が苦手な受験生におすすめな1冊。本文中から正しく抜き出す方法や正しい文章で記述する方法が学べます。

親子で身につける入試問題文の読み方

長文読解の「答えのヒント」はすべて文章中にあり、その見つけ方を学習できる参考書。親子で一緒に学習できるので、じっくりトレーニングしたい方におすすめです。

「試験時間が足りない」の原因は、語彙力の不足です

受験生
国語の長文読解が苦手な受験生

公開テストの試験時間が足りません…。

こんな声をよく耳にします。

その原因の多くは、長文読解に必要な語彙力が不足していることです。

【長文読解】語句の意味を理解していく作業です

長文読解では、文章の内容を理解しなければ設問を正解できません。

そのため、文章で目にした語句の意味を短時間で理解していく必要があります。当然、語句の意味がわからなければ、文章を内容を理解できません。

その結果、文章を読むのに時間がかかってしまい、試験時間が足りなくなるのです。

どのような語彙力が必要なのか?

ここでは、筆者が指導している、大手進学塾「浜学園」の公開テスト(小5)に含まれていた語句をご紹介します。

  • ニッチ:隙間を意味する語
  • 人道的:人道主義の立場にかなったさま
  • まことしやか:事実や内心をつくろって本当めかす有様や態度
  • 当惑:事に当たってどうしてよいかわからず、とまどうこと
  • エビデンス:根拠、証拠、裏づけ
  • ダイバーシティー:多様性
  • おざなり:その場かぎりのまにあわせ。いい加減
  • パンデミック:感染症や伝染病の世界的大流行

小学生が日常生活では耳にしない(目にしない)ような語句ばかりです。

お子さまは、上記の語句の意味を説明できますか?もし説明できないなら、“語彙力の不足”を疑ってください。

語彙力アップのために読むべき参考書3冊

受験生が押さえておくべき語彙力が定着する参考書をまとめておきます。

中学受験ズバピタ国語(慣用句・ことわざ)

中学受験に必要な慣用句とことわざが学習できる1冊。ランクごとに分けて紹介しているので、志望校に合わせて暗記することをおすすめします。

中学受験ズバピタ国語(四字熟語)

中学受験に必要な四字熟語をランク別に学習できる1冊。ズバピタ国語の2冊で基本的な語彙力を網羅できます。

中学受験国語の必須語彙2800

公開テストや入学試験の文章に含まれる語句までをカバーできる1冊。ランク分けして語句を紹介しているので、1冊だけ選ぶなら迷わずこの1冊を選ぶべし!

参考:語彙力を“最短で”アップさせる方法

個人的には、参考書を暗記するのではなく、小学生新聞を毎日読む習慣を作ることをおすすめします。

そもそも、中学受験で必要な語彙力は膨大で、すべてを暗記しようとすると時間も労力もかかりすぎます。

その点、小学生新聞は「読むだけ」で自然と語彙力が増えていくので、結果的には“最短ルート”で語彙力がアップします。

さらに、小学生新聞なら参考書には載っていない時事ニュースまでカバーできるので、参考書だけで勉強している受験生よりも確実に有利です。

  • 語彙力アップの方法がわからない
  • 語彙力アップに時間をかけたくない
  • 暗記が苦手…

こうした悩みがある受験生は、小学生新聞を生活に取り入れ、一気に語彙力をアップさせましょう!

なお、受験生が読むべき小学生新聞を知りたい方は、「【中学受験】小学生新聞で国語の成績が上がる3つの理由【おすすめも紹介】」の記事をどうぞ。

【長文読解のコツ】克服する方法は簡単です

ここまでの内容をまとめると、長文読解を克服するためのコツは下記の2ステップです。

  • ステップ①:語彙力を増やす(参考書・小学生新聞など)
  • ステップ②:3つに限定してマーキングをする

この順番が逆になると、成績は伸びません。語彙力が不足したままテクニックを鍛えても、文章を理解できなければ問題は解けないからです。

だから、まずは語彙力を増やすことから始めてください。テクニックはそれからです。

まとめ

以上、国語の長文読解に必要なテクニックである、3つのマーキングについて解説しました。また、長文読解で時間が足りない原因や、長文読解を克服するためのコツについても解説しました。

繰り返しになりますが、参考書や問題集を解くだけでは、長文読解はなかなか克服できません。「語彙力が不足していないか?」「テクニックは絞れているか?」そこからアプローチしていくことが重要です。

そのヒントとして、筆者が指導している内容である、「長文読解に必要な語彙力の習得と、最低限のマーキングを使った解き方」をご紹介しました。

この記事の内容が、多少なりとも参考になれば幸いです。

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