中学受験に出る!社会の暗記すべきトップ5【おすすめ勉強法も解説】

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受験生
社会の暗記に興味がある受験生

中学受験の入試直前は何を暗記すればいいんだろう?社会の暗記が重要なのかなぁ…。暗記が苦手な受験生でもできる、おすすめの勉強法を教えてください。

このような疑問にお答えします。

この記事の内容

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での中学受験の指導歴18年ほど。中学受験で暗記すべき内容を知り尽くしています。

この記事では、そんな筆者が実際に受験生に指導している、社会の暗記すべきトップ5を公開します。また、暗記が苦手な受験生でも簡単にできる、おすすめ勉強法についても解説します。

【入試直前】暗記すべき2つの内容とは?

入学試験まで残り半年を切った小6の秋以降は、受験生にとって最後の追い込みが待っています。

この追い込みの時期に何を暗記するのかが、受験の合否に大きく影響することは言うまでもありません。

入試直前に暗記すべき2つの内容

  • 暗記すべき内容①:志望校の過去問
  • 暗記すべき内容②:社会の知識

上記の2つが、入試直前に押さえておきたい暗記すべき内容です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

暗記すべき内容①:志望校の過去問

入学試験の内容は、学校ごとに大きな特徴があります。

なので、志望校の過去問を解くことはもちろんですが、不正解だった問題を完璧に暗記することが重要です。

志望校の過去問を解き、ノートに解き直しをします。そして、「解き直しノート」を徹底的に暗記することで、ライバルに大きな差をつけることができます。

特に、国語の漢字やことわざ、理科や社会の重要語句などは、過去問で出題傾向を把握し、必要な分野に絞って効率よく暗記することが大切です。

なお、志望校の過去問の解き方については、「【中学受験】志望校の過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】」の記事で解説しています。

暗記すべき内容②:社会の知識

受験の合否に大きく影響するのが、社会の知識量です。

しかも、社会のような暗記科目は短期間でも飛躍的に学力を伸ばせます。(※一方で、算数のような計算が中心の科目は、短期間では学力を伸ばせません)

そこで、志望校の過去問を解きながら、残った時間を社会の暗記に割いて、少しでも社会の点数を上げることを狙います。

「最後の追い込み」では、計算力よりも暗記量に時間を割くのがポイントです!

中学受験に出る!社会の暗記すべきトップ5

ここでは、社会の暗記すべき内容の中でも、真っ先に押さえるべき内容5つをまとめました。

志望校に関わらず、すべての受験生が押さえるべき内容です。

社会の暗記すべき内容【トップ5】

  • (1)都道府県と県庁所在地
  • (2)日本の歴史・年表の概要
  • (3)「日本の農産物」都道府県別の生産量トップ3
  • (4)歴史上の人物「肖像画と名前」
  • (5)昨年後半~今年前半の時事問題

それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。

(1)都道府県と県庁所在地

中学受験の社会では最重要と言っても過言ではありません。真っ先に完璧に暗記すべき内容です。

ちなみに、都道府県の位置も要暗記です。さらに、都道府県名と県庁所在地名は漢字で書けるようにしておきましょう!

地理の暗記におすすめ!サピックス「白地図トレーニング帳」

都道府県や県庁所在地など、地理の暗記におすすめなのがサピックスの「白地図トレーニング帳」です。

おすすめの使い方は、赤字で印刷された模範解答を暗記用として使う方法です。暗記用の赤シートで模範解答を隠して使います。

時間に余裕がある受験生は都道府県や県庁所在地に留まらず、山地・山脈、川、平野など、「白地図トレーニング帳」を完璧に暗記するのが理想的です。(※1日1ページのペースで、2カ月で暗記できます)

(2)日本の歴史・年表の概要

社会の入学試験で頻繁に出題されるのが、年表を用いた歴史の問題です。

特に、(複数の時代にまたがるような)長期間にわたる年表を用いた問題が頻繁に出題されます。(※このような問題が出題される理由は、幅広い歴史の知識を測るためでしょう)

なので、日本の歴史の年表から、全期間にわたって主要な年号とできごとを暗記しておかなければいけません。

その中でも、確実に押さえておかなければいけないのが下記の9つです。

「日本の歴史・年号」最重要トップ9

  • 645年 中大兄皇子と中臣鎌足が大化の改新を行う(虫ご645匹)
  • 710年 平城京に都が遷される(なんと710立派な平城京)
  • 794年 平安京に都が遷される(鳴くよ794うぐいす平安京)
  • 1192年 源頼朝鎌倉幕府を開く(いい国1192作ろう鎌倉幕府)※1185年説あり
  • 1333年 鎌倉幕府が滅亡する(一味さんざん1333鎌倉滅亡)
  • 1573年 織田信長が室町幕府を倒す(ひと言涙1573で室町滅亡)
  • 1603年 徳川家康江戸幕府を開く(ヒーローおっさん1603江戸開く)
  • 1867年 徳川慶喜が大政奉還を行い、江戸幕府が滅亡する(一夜むな1867しく大政奉還)
  • 1945年 第2次世界大戦が終わる

上記の9つさえ覚えておけば、歴史上のできごとを正しく並べる「並べ替え問題」などに対応できます。

中学受験において、年号の暗記はとても重要です。その理由は、年号を暗記しておくと正解できる問題数が一気に増えるからです。

実際、筆者も受験生には上記の9つに限らず、かなりの量の年号を暗記させています。

年号暗記におすすめ!文英堂「おもしろまんが年代暗記」

年号暗記におすすめなのが、文英堂の「おもしろまんが年代暗記」です。

数ある年号暗記用の参考書の中でも、現代の小学生にとって最も暗記しやすい「語呂合わせ」になっています。

例えば、織田信長が本能寺の変で明智光秀に討たれた1582年は、いちごパンツ1582で覚えます。おもしろいですね。

秋以降の数カ月間でも十分に間に合うので、年号の暗記がまだだという受験生はお急ぎを!

(3)「日本の農産物」都道府県別の生産量トップ3

入学試験で必ず出題されると言っても過言ではないのが、農産物の生産量に関する問題です。

ある農産物の都道府県別の生産量の割合を円グラフにし、「その農産物が何か?」を答えさせる問題は、保護者の皆さんも見慣れた問題ではないでしょうか?

社会の資料集や地図帳を見れば、農産物の生産量に関する円グラフが載っているはずです。

その中から、

  • じゃがいもや玉ねぎなどの野菜
  • りんごやみかん、ぶどう、梨などの果物
  • 乳用牛や肉用牛、豚肉、鶏肉などの畜産業

の都道府県別の生産量トップ3は、暗記しておいて損はありません。

(4)歴史上の人物「肖像画と名前」

意外と多いのが歴史上の人物の「肖像画と名前」に関する問題です。

たとえ人物名は知っていても、肖像画で出題されると誰だかわからない。そんな受験生も少なくないはず。

問題集でも肖像画に関する問題は少ないので、受験生にとっても盲点だったりします。(※個人的には、だからこそ入学試験で出題されるような気がします)

少なくとも、小学校の教科書に載っている肖像画は、人物名が言えるように暗記しておきましょう。

歴史上の人物の暗記におすすめ!参考書「自由自在」

歴史上の人物の肖像画を覚えるのにおすすめな参考書が、増進堂・受験研究社の「自由自在」です。

難関校の入学試験では、教科書には載っていない肖像画やその他の資料が出題されることも珍しくありません。

教科書では不十分だと感じる方や、自宅に資料集がない方におすすめです。

あまりにも有名な参考書ですが、個人的にも中学受験の参考書は「自由自在」の一択です。

なお、自由自在がおすすめな理由については、「【中学受験の参考書】自由自在を選ぶべき理由をプロが解説【口コミ】」の記事で解説しています。

(5)昨年後半~今年前半の時事問題

ほとんどの学校の入学試験で、時事ニュースに関する問題が出題されます。
※ちなみに、このような問題を時事問題と呼びます。

時事問題は、ここ1年間のニュースや話題を題材に、社会の知識と絡めて出題されます。なので、1年間の時事ニュースに関する知識も暗記しておかなければいけません。

ただし、入試問題は毎年夏頃には完成すると言われているので、実際には昨年の後半から今年の前半までの時事ニュースです。

時事問題対策におすすめ!学研出版「時事問題に強くなる本」

時事問題対策におすすめな問題集が、学研出版の「時事問題に強くなる本」です。

ここ1年間の時事ニュースをまとめているだけでなく、今年の入学試験で出題が予想される問題をまとめてくれています。

筆者はもちろん、多くの学習塾で使われていることから、時事問題対策の問題集なら「時事問題に強くなる」の一択かと思います。

なお、「時事問題に強くなる本」を使った時事問題の勉強法については、「【中学受験・高校受験】時事問題の対策におすすめな問題集【勉強法も解説】」の記事で解説しています。

暗記が苦手でも大丈夫!おすすめ勉強法2選


中学生とは違い、小学生の中には暗記が苦手な受験生も少なくありません。

ここでは、そんな暗記が苦手な受験生でも簡単にできる、おすすめの勉強法について解説します。

中学受験の暗記:おすすめの勉強法

  • おすすめ勉強法①:壁に貼って、毎日眺める
  • おすすめ勉強法②:確認テストを毎日する

それぞれの勉強法について、詳しく見ていきましょう。

おすすめ勉強法①:壁に貼って、毎日眺める

すでに実践している受験生もいるかもしれませんが、入試直前は毎日のように目にすることが重要です。

そこで、勉強部屋やトイレの壁に日本地図や歴史年表を貼り、毎日眺めるようにします。

毎日眺めていると、都道府県の位置や年号などをなんとなくでも頭に記憶させることができます。こうした記憶を試験中にふっと思い出すことがあります。

実際、「入試直前に目にした記憶に、試験中に助けられた」という受験生の声をよく聞きます。

これを貼ろう!おすすめアイテム3選

壁に貼って毎日眺めたい、おすすめアイテムは下記の3点です。

おすすめ①:世界地図と国旗


※世界の主要な国の位置と首都、国旗を暗記しよう!

おすすめ②:日本地図


※47都道府県の場所と県庁所在地を完璧に!

おすすめ③:日本の歴史年表


※年表では、細かな年号よりも歴史の流れを頭に叩き込もう!

おすすめ勉強法②:確認テストを毎日する

この記事でも紹介したように、入学試験までに暗記しなければいけないことは少なくはありません。

なので、ただ何となく暗記に取り組んでいても簡単には定着しません。暗記したと思っていても、実際には覚えていないこともあるので要注意です。

そこで、できれば毎日、最低でも2日に1回は確認テストをすることをおすすめします。

口頭で行う、簡単な「クイズ形式」のテストで構いません。

不正解は、翌日に必ず出題しよう!

確認テストの目的は、1問でも多く受験生本人に暗記させることです。

なので、不正解だった問題は翌日再び出題してください。翌日も不正解なら、次の日以降も同様に、同じ問題を正解するまで出題し続けます。

何度も繰り返し出題することで、時間はかかってもやがて暗記できるはずです。そして、受験生本人も「反復すれば、やがては暗記できるんだ!」という自信がつくはずです。

だからこそ、確認テストは毎日することがポイントです。

まとめ

というわけで、今回は以上です。

中学受験の社会の暗記すべきトップ5を公開しました。また、暗記が苦手な受験生でも簡単にできる、おすすめ勉強法についても解説しました。

繰り返しになりますが、社会のような暗記科目は短期間で飛躍的に学力を伸ばせます。だからこそ、入試直前は社会の暗記に時間を割くべきです。

この記事が、その参考になれば幸いです。

最後に、関連記事をまとめつつ、記事を終えたいと思います。

志望校の過去問の使い方

中学受験におすすめな参考書

時事問題のおすすめ勉強法

歴史のおすすめ勉強法

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