【浜学園公開テスト】国語の成績が伸びない理由【対策の方法も解説】

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受験生の母親
国語の成績に悩んでいる浜学園生の母親
復習テストでは点数がとれているのに、なぜ公開テストでは成績が伸びないの?成績を上げるための公開テスト対策の方法を教えてください。

このような悩み・疑問にお答えします。

この記事の内容

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、家庭教師での公開テスト対策の指導歴17年ほど。これまでに、100人以上の浜学園生を指導してきました。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、公開テストの国語の成績が伸びない理由について解説します。また、国語の成績を上げるための公開テスト対策の方法についても解説します。

※あくまで、筆者の個人的な経験をもとに記事を執筆します。それでも、多くの受験生に共通する点を中心に記事を執筆しますので、参考になる部分が多いかと思います。

【公開テスト】国語の成績が伸びない理由【原因は3つある】

浜学園の公開テストは難易度が高いことで有名です。特に、国語の難易度は高く、苦戦を強いられる受験生も少なくありません。

ここでは、そんな国語の成績が伸びない理由について解説します。

国語の成績を上げるためには、「なぜ、国語の成績が伸びないのか?」その理由から理解することが大切です。

成績が伸びない理由【原因は3つある】

  • 原因①:問題文の内容を理解できないので
  • 原因②:設問が解けず
  • 原因③:時間が足りない

原因①の「問題文の内容が理解できない」がきっかけとなり、原因②、そして原因③に影響していきます。これが、多くの受験生に共通する、国語の成績が伸びない理由です。

実際、この理由で国語の成績が伸び悩む受験生をよく目にします。読者の中にも、同じような状況に心当たりがある受験生や保護者も多いのではないでしょうか?

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

原因①:問題文の内容を理解できない

国語の成績が伸びない原因は、「問題文の内容を理解できない」からスタートします。

公開テストは他の学力テストに比べて問題文が長く、内容も難しいという特徴があります。そのため、豊富な語彙力はもちろん、一度読んだだけで内容を理解できるだけの読解力が必要です。

実際、公開テストの問題文を読んでみると、教科書や浜学園のテキストはおろか、日常生活では使わないような「難しい語句」が大量に含まれていることに気づきます。

問題文に含まれる「難しい語句」とは?

論より証拠。
筆者が公開テスト(小5)の問題文で、実際に目にした語句をご紹介しましょう。

  • ニッチ:隙間を意味する語
  • 人道的:人道主義の立場にかなったさま
  • まことしやか:事実や内心をつくろって本当めかす有様や態度
  • 当惑:事に当たってどうしてよいかわからず、とまどうこと
  • エビデンス:根拠、証拠、裏づけ
  • ダイバーシティー:多様性
  • おざなり:その場かぎりのまにあわせ。いい加減
  • パンデミック:感染症や伝染病の世界的大流行

小学生が日常生活では耳にしない(目にしない)ような難しい語句が、数多く含まれていますね。

こうした語句の意味が分からないので、問題文の内容を理解できないのです。

原因②:設問が解けない

問題文の内容を理解できなければ、当然のことながら設問は解けません。

選択問題はもちろん、抜き出し問題や記述問題など、すべての設問の正答率が下がります。

このような状況では、問題文の難易度の高さにメンタル的に負けてしまう受験生も少なくありません。戦意を喪失したり、半ば諦めている受験生も目立ちます。

原因③:時間が足りない

公開テストでは、長くて難しい問題文を短時間で読み、設問を解かなければいけません。ゆっくり解いている時間はありません。

原因①や原因②のように、問題文の内容を理解できなかったり、設問がスラスラ解けないようでは到底時間が足りません。

「時間が足りない」という受験生は、原因①→原因②→原因③の悪循環に陥っていないか、確認してみましょう。

要注意:原因は「解き方」ではありません

公開テストの国語の成績が伸びない原因は「解き方」ではありません。

「解き方」は、浜学園のテキストで十分過ぎるほど鍛えているはずです。それよりも、上記の「問題文の内容を理解できない」が根本的な原因であることがほとんどです。

参考書や問題集では成績は上がらない

たまに、「解き方」のテクニックをまとめた参考書や問題集を買いあさっている受験生の保護者を見かけますが、あれは良くありません。

どんなに「解き方」のテクニックを覚えても、そもそも問題文の内容を理解できなければ、設問を解くことができないからです。

※もちろん、「解き方」を鍛えるのは結構ですが、問題文の内容を理解できるようになってからです。

なお、「解き方」のテクニックを知りたい方は、筆者が最低限必要なものだけをまとめた、「【中学受験】国語の長文読解に必要なテクニック【3つだけです】」の記事をどうぞ。

国語の成績を上げるための公開テスト対策【方法は2つ】

国語の成績を上げるためには、上記でご紹介した「成績が伸びない原因」を解消しなければいけません。

大切なことなので、その内容をおさらいします。

  • 原因①:問題文の内容を理解できないので
  • 原因②:設問が解けず
  • 原因③:時間が足りない

上記の原因を解消するためには、根本的な原因である、「問題文の内容を理解すること」から始めなければいけません。

国語の公開テスト対策【方法は2つ】

  • 方法①:過去問で公開テストに慣れる
  • 方法②:語彙力を増やす

上記の2つの方法が有効です。

それぞれの方法について、詳しく解説します。

方法①:過去問で公開テストに慣れる

まずは、公開テストの問題文の長さと難易度に慣れる必要があります。

※と言いますのも、問題文の長さと難易度に戦意を喪失したり、自信を失っている受験生が多いからです。

そのための方法としては、公開テストの過去問を解くことが最も効果的です。

公開テストの問題文に慣れておけば、公開テスト当日にあわてずに落ち着いて解くことができます。また、試験時間を意識して解く練習をしておけば、時間が足りなくなることを防げます。

公開テスト対策としては王道かもしれませんが、やはり過去問に勝る教材はないと思います。

なお、公開テストの過去問はメルカリやYahoo!オークションなどで購入することができます。詳しい入手方法は、「【浜学園公開テスト】過去問を入手する2つの方法【注意点も解説】」の記事で解説しています。

知らない語句は辞書で調べよう

公開テストの過去問を解いていると、必ず「知らない語句」を目にします。

知らない語句は、そのままにしてはいけません。辞書で意味を調べてノートにまとめます。そして、暗記するようにしてください。

知らない語句を減らしていけば、自然と語彙力が増えていきます。その結果、問題文の内容を理解できるようになります。

方法②:語彙力を増やす

方法①だけで公開テストの点数がアップすることもありますが、やや個人差があります。

その理由は、公開テストの過去問を解くだけでは、問題文の内容を理解できるだけの語彙力が、まだまだ足りないからです。

そこで、慣用句やことわざ、四字熟語などの基本的な語句から、公開テストの問題文に含まれる「難しい語句」まで、中学受験に必要な語彙力を増やすことをおすすめします。

語彙力アップのために読むべき参考書3冊

受験生が押さえておくべき語彙力が定着する参考書をまとめておきます。

中学受験ズバピタ国語(慣用句・ことわざ)

中学受験に必要な慣用句とことわざが学習できる1冊。ランクごとに分けて紹介しているので、志望校に合わせて暗記することをおすすめします。

中学受験ズバピタ国語(四字熟語)

中学受験に必要な四字熟語をランク別に学習できる1冊。ズバピタ国語の2冊で基本的な語彙力を網羅できます。

中学受験国語の必須語彙2800

進学塾の公開テストや入学試験の問題文に含まれる語句までをカバーできる1冊。ランク分けして語句を紹介しているので、1冊だけ選ぶなら迷わずこの1冊を選ぶべし!

語彙力アップにおすすめな方法

語彙力アップには、小学生新聞の購読がおすすめです。

そもそも、語彙力は短期間では増えません。長期的に文章を読む習慣を定着させることで、少しずつ増えていきます。それなら、中学受験に関する記事が多い小学生新聞を読まなければ損です。

事実として、小学生新聞で扱われた時事ニュースが、入学試験の社会や理科でバンバン出題されていますよ。

なお、小学生新聞で国語の成績が上がる理由については、「【中学受験】小学生新聞で国語の成績が上がる3つの理由【おすすめも紹介】」の記事で解説しています。

まとめ

というわけで、今回は以上です。

筆者の経験をもとに、公開テストの国語の成績が伸びない理由と、公開テスト対策の方法について解説しました。

もちろん、すべての受験生に当てはまるわけではありませんが、多少なりとも参考になれば幸いです。

最後に、参考記事をまとめつつ、記事を終わりたいと思います。

長文読解に必要なテクニック

公開テストの過去問の入手方法

小学生新聞で国語の成績が上がる理由

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