【中学生】集団塾についていけない3つの理由【対処法も解説】

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中学生
集団塾についていけない中学生
集団塾の授業についていけません。どうすれば、集団塾についていけるんだろう?集団塾についていけない時の対処法を教えてください。

このような悩み・疑問にお答えします。

この記事の内容

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での中学生の指導歴19年ほど。これまでに1,000名以上の中学生を指導してきました。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、集団塾についていけない理由とその対処法について解説します。

※集団塾についていけない中学生と、その保護者に参考になる記事です。

【中学生】集団塾についていけない3つの理由

集団塾は一人ひとりのペースに合わせて授業ができません。なので、授業についていけない中学生が必ず出てきます。

この記事を読んでいるあなたも、そんな中学生(または、その保護者)ではないでしょうか?

ただし、集団塾についていけない理由を正しく理解することで、状況を改善することはできます。

集団塾についていけない理由を3つ上げるので、ご自身(または、お子さま)が該当するかチェックしてみてください。

集団塾についていけない3つの理由

  • 理由①:授業のペース・難易度が合っていない
  • 理由②:苦手単元が足を引っ張っている
  • 理由③:個別にフォローしてもらえない

上記の3つが主な理由です。それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

理由①:授業のペース・難易度が合っていない

集団塾の最大のデメリットは、「授業のペースや難易度を一人ひとりに合わすことができない」です。

たとえ数名の生徒が授業についてこれなくても、予め決められたカリキュラムに沿って授業を行うしかないのです。

その結果、授業のペースが合わなかったり、難易度が高く感じる中学生がどうしても出てきてしまいます。

理由②:苦手単元が足を引っ張っている

集団塾についていけない中学生のほとんどは、何かしらの苦手単元があります。

一方で、中学校の勉強は基本的には中1からの積み上げです。

なので、過去に学習した単元を理解できていないと、それが原因で現在学習中の単元が理解できません。

特に、英語や数学はこの傾向が顕著で、中1の単元が理解できていないと、必ずと言っていいほど中2でつまずきます。

理由③:個別にフォローしてもらえない

実は、集団塾で授業をしていると

  • あの子、理解していなさそうだなぁ
  • もう少し、個別に解説した方が良さそうだなぁ

と感じることがよくあります。

これは、教壇から子どもたちの顔を見ていればすぐにわかります。

しかし、集団塾ではどうしても個別にフォローしてあげる時間を確保できません。

その結果、一度集団塾についていけなくなると、「いつまで経ってもその状況から抜け出せない」という悪循環に陥ってしまうのです。

集団塾についていけない時の対処法【3つある】

ここからは、集団塾についていけない時の対処法について解説します。

集団塾についていけない時の対処法

  • 対処法①:自分のペースに合った集団塾に転塾する
  • 対処法②:家庭教師に塾のフォローしてもらう
  • 対処法③:個別指導に切り替える

集団塾についていけない理由を踏まえると、上記の3つの対処法があります。それぞれ、詳しく見ていきましょう。

対処法①:自分のペースに合った集団塾に転塾する

まずは、自分のペースに合った集団塾に転塾する方法です。

今よりもう少し授業のペースがゆっくりな集団塾や、難易度が低い集団塾に替えるだけでも、状況の改善が期待できます。

特に、高校受験を意識した進学塾の場合、学校の学習範囲とずれていたり、先取り学習をしていたりします。

そのような塾に通っているなら、学校ではまだ学習していない範囲を塾で扱っている可能性が高く、授業についていけない原因になっているかもしれません。

この機会に、通っている集団塾の授業のペースが、ご自身(またはお子さま)に合っているか確認してみてもいいかもしれません。

なお、失敗しない学習塾の選び方は「【中学生】失敗しない学習塾の選び方【5つのポイントをチェック!】」の記事で解説していますので、そちらもご参照ください。

対処法②:家庭教師に塾のフォローしてもらう

次に、集団塾に通いながら、家庭教師に塾のフォローをしてもらう方法です。

集団塾で理解できなかった内容を家庭教師に解説してもらうことで、集団塾のペースや難易度についていけるようになります。

追加で費用がかかってしまいますが、学生の先生を週1回お願いするだけでも、かなりの状況の改善が見込めると思います。

特に、「集団塾ではなかなか質問できません…」という中学生には効果大なのでおすすめです。

なお、中学生におすすめな家庭教師派遣会社は「【中学生】プロがおすすめする高校受験の家庭教師5社【選び方も解説】」にまとめています。

対処法③:個別指導に切り替える

最後に、思い切って集団塾から(家庭教師や個別指導塾などの)個別指導に切り替える方法もあります。

個別指導なら先生1人に対して生徒が1〜3人なので、そもそも「授業についていけない」という状況が起こりません。

また、

  • 自分のペースで勉強できる
  • その場ですぐに質問できる
  • 個別にフォローしてもらえる

など、集団塾にはないメリットがあります。

「集団塾が合わないなぁ…」という中学生は、この機会にぜひ個別指導を検討してみてください。

なお、家庭教師と個別指導塾の違いについては、補足としてこの後解説しますので、気になる方はご参照ください。

補足:家庭教師と個別指導塾の違いを解説

ここでは、家庭教師と個別指導の違いをそれぞれの特徴に着目しながら解説します。

集団塾から個別指導へ切り替える際の参考にしてみてください。

家庭教師の特徴

家庭教師の最大の特徴は、完全1対1のマンツーマン指導だという点です。

先生を1人で独占できるので、こちらのあらゆる要望に応えてもらえます。

  • 過去の学習単元の復習をしたい
  • 苦手単元を克服したい
  • 暗記テストをしてほしい

など、「その日に自分がしたい勉強」ができます。

また、個別指導のように1対2や1対3ではないので、待ち時間はありません。その場で質問すればすぐに答えてもらえます。

さらに、日々の学習計画を立ててもらえるので、「毎日勉強する癖がつかない」とか「学校の課題を後回しにしてしまう」という中学生にはピッタリです。

料金が高いイメージがあるかもしれませんが、夏期講習などの費用が不要なので、回数を工夫すれば個別指導塾と大差はありません。

個人的には、学生の先生なら週2回、プロの先生なら週1回をベースに検討するのがおすすめです。

個別指導塾の特徴

個別指導塾の最大の特徴は、先生1人に対して生徒1人〜3人までの少人数制だという点です。

集団塾に比べると質問はしやすいですが、家庭教師のようにすぐに解説してもらえるわけではありません。生徒の数によっては待ち時間ができてしまいます。

また、予め決められたカリキュラムに沿って授業を行うので、「今日はここを教えてほしい!」というような細かな要望にも応えてもらえません。

その一方で、自習室が使えたり、家庭教師と同じ費用で通える回数が多い点などは、個別指導塾ならではの強みです。

家庭教師ほど痒い所に手が届くわけではありませんが、「塾ならではのメリットを重視したい」という中学生におすすめです。

なお、中学生におすすめな個別指導塾は「【中学生】プロ講師の筆者がおすすめする高校受験の個別指導塾5選」の記事にまとめています。

まとめ

というわけで、今回は以上です。

集団塾についていけない理由とその対処法について解説しました。

今回の記事で紹介した対処法は、あくまでも筆者の経験に基づく一意見に過ぎません。

ご自身(またはお子さま)の状況に合わせて、ピッタリな対処法を見つけてほしいと思います。

この記事が、多少なりともそのヒントになれば幸いです。

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