【個人契約】家庭教師の見つけ方・やり方は?【相場や契約書も解説】

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受験生の母親
個人契約に興味がある受験生の保護者

家庭教師と個人契約したいけれど、どうやって家庭教師を見つければいいのかしら?料金の相場はいくらくらいなんだろう…。契約書の作成方法や個人契約での注意点も教えてください。

このような疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 個人契約での家庭教師の見つけ方【方法は3つ】
  • 【個人契約】料金の相場は?
  • 【簡単】契約書の作成方法
  • 個人契約での注意点・禁止事項は?

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、指導歴17年の現役プロ家庭教師です。これまでに、実際に何度か個人契約で家庭教師をした経験があります。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、個人契約での家庭教師の見つけ方について解説します。また、個人契約での料金の相場や契約書の作成方法、さらには注意点・禁止事項についても解説します。

※この記事を読めば、家庭教師と個人契約する際に必要な基本的な知識がすべて分かります。家庭教師との個人契約に興味がある方に参考になる記事です。

個人契約での家庭教師の見つけ方【方法は3つ】

家庭教師派遣会社を利用する場合とは違い、個人契約では家庭教師を自分で探さなければいけません。

そこで、まずは「個人契約での家庭教師の見つけ方」から解説していきます。

家庭教師の見つけ方

  • 方法①:知人に家庭教師を紹介してもらう
  • 方法②:掲示板サイトで探す
  • 方法③:家庭教師マッチングサイトを利用する

それぞれの方法について、詳しく解説していきます。

方法①:知人に家庭教師を紹介してもらう

まずは、知人から家庭教師を紹介してもらう方法です。

個人契約と聞くと、真っ先にこの方法を思い浮かべる人も少なくないと思います。

とは言え、なかなか家庭教師を紹介してくれる知人なんて、そうそういるとは思えません。

そのため、実際には「同級生のお兄ちゃんやお姉ちゃんにお願いする」など、一部の人に限られる方法だと思います。

方法②:掲示板サイトで探す

続いて、掲示板サイトで家庭教師を探す方法です。

インターネット上に、個人契約できる家庭教師を紹介している掲示板サイトがあります。掲示板で生徒を募集している家庭教師の中から、条件に合う家庭教師を探します。

ちなみに、最も有名なのは「家庭教師の総合情報」という掲示板サイトです。

掲示板サイトで家庭教師を探す際の、契約までの流れは下記の通りです。

契約までの流れ【5ステップ】

  • ステップ①:掲示板で家庭教師を探す(見つかったらステップ②へ)
  • ステップ②:家庭教師にメールを送る
  • ステップ③:家庭教師とメールで打ち合わせをする(契約内容・面談・体験授業について)
  • ステップ④:面談・体験授業を行う
  • ステップ⑤:契約を交わす

ザックリとですが、上記の通りです。詳しくは掲示板サイトをご確認ください。

掲示板サイトを利用する際の注意点

掲示板サイトを利用する最大のメリットは、利用料・仲介料(紹介料)などが一切不要な点です。

ただし、誰でも掲示板に書き込める、ということを忘れてはいけません。どんな先生なのかは、実際に会うまでは分かりません。

そのため、ピッタリな家庭教師が見つかるまでに時間と労力がかかることを覚悟しておく必要があります。それでも、「とにかく費用を安く抑えたい!」という方にはおすすめの方法です。

方法③:家庭教師マッチングサイトを利用する

最後に紹介するのが、家庭教師マッチングサイトを利用する方法です。

こちらも、方法②の掲示板サイト同様に、インターネット上の家庭教師マッチングサイトで家庭教師を探します。

利用方法や契約までの流れは、掲示板サイトとほとんど変わらないのですが、

  • 講師登録の際に審査がある
  • (写真や動画などの)詳しい講師情報を閲覧できる
  • 講師への依頼・料金の支払い等をシステム上で行う

といった掲示板サイトにはないメリットががあります。

ただし、家庭教師マッチングサイトによっては、紹介料や手数料が必要なものもあり、掲示板サイトよりは少しですが料金が高くなります。

まとめると、掲示板サイトよりも少し料金は高いけれど、使いやすく、かつ安心して利用できる、といったイメージですね。

よくある質問:どの方法がおすすめですか?

個人的には、方法③の「家庭教師マッチングサイトを利用する方法」がイチオシです。

その理由は、方法①や方法②では条件に合う家庭教師が見つかりにくいからです。一方、家庭教師マッチングサイトなら、いくつかの条件を入力(または選択)するだけでピッタリな家庭教師をすぐに検索できます。

また、最近は掲示板サイトよりも家庭教師マッチングサイトを利用する講師が増えているので、ピッタリな家庭教師が見つかりやすいと思います。

どの方法で探すか迷っている方は、まずは方法③の家庭教師マッチングサイトから試してみることをおすすめします。

なお、筆者がおすすめする家庭教師マッチングサイトは、「【個人契約】プロの筆者がおすすめする家庭教師マッチングサイト3社」の記事にまとめています。

【個人契約】料金の相場は?

続いて、個人契約での料金の相場について解説していきます。

大前提として、家庭教師派遣会社を利用する際に必要な、

  • 入会金(相場は20,000円)
  • 月会費・管理費(相場は3,000円/月)
  • 教材費(家庭教師派遣会社によっては必要なことも)

などの費用はすべて不要です。

【個人契約】必要な費用は授業料のみ!

個人契約に必要な費用は、基本的には家庭教師に支払う授業料のみです。

ただし、

  • 家庭教師の交通費(訪問指導の場合)
  • 紹介料(一部の家庭教師マッチングサイトのみ必要)

が、別途必要な場合もあります。

交通費の計算方法

訪問指導の場合に必要な家庭教師の交通費は、

  • 電車・バスの場合:往復の運賃
  • 車の場合:往復のガソリン代

を生徒側が負担します。

ただし、学生講師で通学定期を持っているなら、通学定期券外の運賃に限ります。また、車のガソリン代は1kmあたり20円で計算するのが一般的です。

【個人契約】授業料の相場

家庭教師歴17年の筆者が、これまでに実際に経験した、個人契約での(1時間あたりの)授業料の相場をご紹介します。

  • 学生講師の場合:2,000円〜3,000円
  • プロ講師の場合:3,000円〜6,000円

もちろん、家庭教師の経歴や合格実績、指導内容などによっても異なりますが、おおよそ上記の範囲が常識的な相場だと思います。

上記よりも高い授業料での個人契約はあまりおすすめしません。それなら、家庭教師派遣会社を利用する方が無難ですよ。

【簡単】契約書の作成方法

ここからは、個人契約での契約書の作成方法について解説します。

契約書は、基本的には家庭教師が作成します。生徒側(生徒の保護者)は、家庭教師が作成した契約書に修正・追記を依頼します。

ただし、「契約書を作成したことがない」という学生講師の家庭教師もいるはずです。そんな時は、契約書の作成に生徒側も協力してあげてほしいと思います。

契約書の作成の流れは下記の通りです。

契約書を作成する際の手順

  • 手順①:家庭教師が契約書を作成する
  • 手順②:生徒側が契約書の内容を確認(修正・追記を依頼)
  • 手順③:家庭教師が契約書の修正・追記を行う

あとは、完成した契約書にお互いがサインし、それぞれが1部ずつ保管します。この辺りは、一般的なビジネスにおける契約と同じですね。

なお、契約書はネット上のひな型を使えば簡単に作成できます。作成方法を解説しているページもあるので、必要に応じてご活用ください。

個人契約での注意点・禁止事項は?

最後に、個人契約での注意点と禁止事項についてまとめておきます。

個人契約での注意点・禁止事項

  • 注意点:必ず契約書を交わす
  • 禁止事項:派遣された家庭教師とは個人契約しない

上記の2点です。

注意点:必ず契約書を交わす

注意点として、必ず契約書を交わすようにしてください。
※ただし、家庭教師マッチングサイトを利用する場合は不要です。会員登録する際に利用規約に同意するためです。

たまに、口約束で家庭教師と契約しているという話を耳にしますが、そもそも口約束は契約として成立しません。トラブルの原因になります。

契約書を交わすことで、その後のトラブルを回避することに繋がります。両者の間に(家庭教師派遣会社という)仲介者がいないからこそ、よく話し合った上で契約書にサインするようにしてください。

禁止事項:派遣された家庭教師とは個人契約しない

個人契約における禁止事項として覚えておくべきことは、「家庭教師派遣会社から派遣されている家庭教師と個人契約を結ぶこと」です。

この行為は、家庭教師派遣会社との契約に違反する行為であるため、絶対にしてはいけません。

家庭教師との個人契約は、あくまでも「家庭教師派遣会社から派遣されていない家庭教師」に限ります。

まとめ

というわけで、今回は以上です。

個人契約での家庭教師の見つけ方や料金の相場、契約書の作成方法など、個人契約に必要な基本的な知識について解説しました。

個人契約は家庭教師と安く契約できるというメリットがある反面、トラブル時の対処が面倒というデメリットがあります。

それだけに、この記事で紹介した注意点や禁止事項に留意しながら、慎重に家庭教師を探してほしいと思います。

この記事が、その参考になれば幸いです。

最後に、この記事で紹介した関連記事をまとめておきます。

おすすめ家庭教師マッチングサイト

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