
中学生の学習塾ってどこがいいんだろう…。同級生が通っている、近所の塾でいいのかなぁ?失敗しない学習塾の選び方を教えてください。
このような疑問にお答えします。
記事の内容
- 【中学生】失敗しない学習塾の選び方【5つのポイントをチェック!】
- 注意点:塾選びの際に気をつけること
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、塾講師での中学生の指導歴19年ほど。これまでに、1,000人以上の中学生を指導してきました。
この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、失敗しない学習塾の選び方について解説します。また、塾選びでの注意点についても解説します。
【中学生】失敗しない学習塾の選び方【5つのポイントをチェック!】
「中学生を対象とした学習塾」と一口に言っても、様々なタイプの学習塾が存在します。
なので、
- どんなタイプの学習塾がいいの?
- どの学習塾がいいの?
といった疑問を抱えている、中学生の保護者も少なくないと思います。
そこで、中学生の指導歴19年、現役プロ塾講師である筆者が、「失敗しない学習塾の選び方」のポイントをまとめてみました。
初めて学習塾を探す方はもちろん、別の学習塾への転塾を検討している方まで、塾選びで失敗したくない方にぜひ参考にしてほしいと思います。
失敗しない選び方【5つのポイント】
- ポイント①:「通っている学校」の定期テスト対策をしているか?
- ポイント②:「教科書に対応した」問題集を使っているか?
- ポイント③:プロ講師が教えているか?
- ポイント④:お子さまの学力に合っているか?
- ポイント⑤:定期テスト前に追加授業があるか?
学習塾を選ぶ際には、まずは上記の5つのポイントをチェックしてみてください。
それぞれのポイントについて、具体的に解説していきます。
ポイント①:「通っている学校」の定期テスト対策をしているか?
その理由は、中学生が学習塾に通う目的こそが定期テスト対策だからです。それなら、「通っている学校」に対応していなければ意味がありません。
しかし、実際には、
- 中学生であれば誰でも通える
- 学校別の定期テスト対策をしていない
- 高校受験対策を中心にしている
といった学習塾も少なくありません。
こうした学習塾に通う場合、学校の定期テスト対策はお子さま自身が自分でしなければいけません。
高い学力があれば結構ですが、平均的な学力の中学生や、初めて学習塾に通う中学生にはおすすめしません。
ポイント②:「教科書に対応した」問題集を使っているか?
教科書は複数の出版社が作っており、出版社によって教科書の内容が多少異なります。そして、市区町村や学校によって使用する教科書が異なります。
当然、学校で使っている教科書に対応した問題集(※教科書準拠版と言います)を使わなければ、効果的な定期テスト対策はできません。
ポイント③:プロ講師が教えているか?
学習塾の中には、アルバイトの学生講師が指導していることも珍しくありません。しかし、個人的には学生講師よりもプロ講師をおすすめします。
プロ講師をおすすめする理由
- 教え方が上手なので分かりやすい
- 定期テストで出る問題(出ない問題も)を教えられる
- 点数アップや志望校合格へ導ける
上記の通りでして、学生講師にはない強みがあります。そして、当然ながらテストの点数にも影響します。
学生講師とプロ講師の違い
- 学生講師:問題の解き方を教える
- プロ講師:テストの点数の上げ方を教える
上記のとおりでして、かなり違いますよね。でも、学生講師とプロ講師のどちらも経験した筆者としては、自信を持って断言できます。
また、学生講師は帰省や留学、就活、卒論などが理由で急に休んだり辞める可能性があり、その度に講師が交代することになります。それが、高校受験を控えた大事な時期だとしたら…想像するだけでもゾッとします。
やはり、アルバイトの学生講師ではなく、正社員のプロ講師の方が安心ですね。
ポイント④:お子さまの学力に合っているか?
意外と見落としがちですが、かなり重要なポイントです。と言いますのも、学習塾をやめる原因で最も多いのが、「授業についていけなくなった」だからです。
そこで、
- どれくらいの学力の中学生が通っているか?
- 学力に応じたクラス分けをしているか?
など、お子さまの学力に合った授業を受講できるのか、必ずチェックしてください。
ポイント⑤:定期テスト前に追加授業があるか?
公立の中学生を対象とした学習塾のほとんどが、定期テスト前の土日に(定期テスト対策の)追加授業を無料で行います。
その理由は、定期テスト前の勉強量がテストの結果に大きく影響するからです。だからこそ、どの学習塾も定期テスト前は追加授業を行い、無理矢理にでも勉強させるのです。
注意点:塾選びの際に気をつけること
ここからは、塾選びの際の注意点について解説します。
上記の「失敗しない選び方」の5つのポイントと合わせて、塾選びの際に参考にしてほしいと思います。
塾選びでの注意点【3つあります】
- 注意点①:「近所の塾だから」だけで選ばない
- 注意点②:「成績が良い同級生が通っているから」で選ばない
- 注意点③:集団塾についていけないなら個別指導塾を!
上記の3点はどれも重要です。注意しないと塾選びで失敗するかもしれません。
それぞれの注意点について、詳しく解説します。
注意点①:「近所の塾だから」だけで選ばない
その理由は、世の中には数多くの学習塾が存在する一方で、お子さまにピッタリな学習塾は簡単には見つからないからです。
それなのに、「近所の塾だから」という理由だけで学習塾を選んでしまい、のちに学習塾をやめざるを得ない中学生が後を経ちません。
※その証拠に、学習塾をやめるべき状況について解説した、「【中学生】通っている学習塾をやめるべき状況とは?【やめ方も解説】」の記事は、月間で200人以上に読まれています。
読者のみなさんが同じ失敗をしないためにも、どうか「近所の塾だから」という理由だけでは選ばないでください。
注意点②:「成績が良い同級生が通っているから」で選ばない
「失敗しない選び方」のポイント④でも触れたように、塾選びではお子さまの学力に合っているかどうかが重要です。
成績が良い同級生にピッタリな学習塾でも、お子さまにピッタリな学習塾だとは限りません。
なお、「イーリズム塾さがし」という検索サイトで近所の学習塾を簡単に検索できるので、ぜひ活用してみてください。
»「イーリズム塾さがし」で近所の学習塾を検索する
注意点③:集団塾についていけないなら個別指導を!
集団塾についていけないなら、無理に集団塾にこだわる必要はありません。
むしろ、自分のペースで受講できる個別指導に切り替えた方が、効果は期待できると思います。
興味がある方は、集団塾についていけない時の対処法について解説した、「【中学生】集団塾についていけない3つの理由【対処法も解説】」の記事をどうぞ。
【中学生】集団塾についていけない3つの理由【対処法も解説】
集団塾の授業についていけない中学生とその保護者向け。この記事では、中学生の指導歴19年、現役塾講師の筆者が、集団塾についていけない理由とその対処法について解説しています。
まとめ
というわけで、今回は以上です。
失敗しない学習塾の選び方について解説しました。また、塾選びでの注意点についても解説しました。
繰り返しになりますが、世の中には数多くの学習塾が存在します。その一方で、お子さまにピッタリな学習塾は簡単には見つかりません。
だからこそ、この記事で紹介した「失敗しない選び方」の5つのポイントと「塾選びでの注意点」を参考に、少しでもお子さまにピッタリな学習塾を見つけてほしいと思います。
この記事がその参考になれば幸いです。
近所の学習塾を検索できるサイト
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