【高校受験】志望校の過去問が解けない時の3つの対処法

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受験生
志望校の過去問が解けない受験生

志望校の過去問が全然解けない…。このままで大丈夫かなぁ…。どうすれば解けるようになるのか教えてください。

このような悩み・疑問にお答えします。

この記事の内容

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での高校受験の指導歴18年ほど。これまでに、1,000人以上の受験生を指導してきました。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、志望校の過去問が解けない時の対処法について解説します。そもそも、なぜ解けないのかという話から、解けない時の対処法について解説します。

読者のみなさんへメッセージ

志望校の過去問(以下、過去問)を解いてみたら、全然解けなくて驚いた受験生も少なくないはず。

しかし、過去問がほとんど解けないのは当然です。(※理由は記事内で詳しく解説します)

実際、ほとんどの受験生がはじめは3割ほどしか解けないので、過度に心配する必要はありません。

ただし、そのままでは当然ながら志望校に合格できません。

そこで、どうすれば過去問が解けるようになるのか、その具体的な方法について記事内で解説していきます。

【高校受験】志望校の過去問が解けない理由【3つある】

冒頭でも触れたように、過去問がほとんど解けないのは当然です。

過去問が解けない3つの理由

  • 理由①:学校の先生が作成したオリジナル問題だから
  • 理由②:問題集に載っていない解き方で解くから
  • 理由③:過去問題集の解説が簡易的だから

それぞれの理由について、詳しく解説していきます。

理由①:学校の先生が作成したオリジナル問題だから

入学試験は、基本的にはその学校の先生が作成したオリジナル問題です。

※公立高校の入試問題は教育委員会の担当者が作成しますが、その中には学校の先生が含まれます。また、特色選抜の入試問題はその学校の先生が作成します。

なので、これまで受験勉強で解いてきた問題集とはかなり雰囲気が違うはずです。

当然、問題集の問題に慣れている受験生にとっては、はじめは「何、これ?」と驚くはずです。

この傾向が特に強いのが、数学や理科の理系の教科です。理科に至っては、見たこともない資料に面食らう受験生も少なくありません。

理由②:問題集に載っていない解き方で解くから

理由①とも被りますが、学校の先生が作成したオリジナル問題は解き方も独特です。

と言いますのも、これまでの受験勉強では見たことがないような、問題集に載っていない解き方で解くからです。

もちろん、すべての問題がそうだとは言いませんが、こうした独特な解き方で解く問題が多く、私立の難関校ほどその傾向が強いように感じます。

過去問題集の解説を読んで、頭を抱えてしまう受験生が多いのはこのためです。

理由③:過去問題集の解説が簡易的だから

過去問題集には解説がついていますが、簡易的なものがほとんどです。

なので、受験生が読んでも理解できない問題が多いと思います。

指導歴18年の筆者でさえ、問題によっては解説を読んでも理解できず、「解説と数時間にらめっこ」なんてことも珍しくありません。

その結果、不正解だった問題の正しい解き方を理解できず、そのまま放置してしまい、いつまで経っても解けるようにならないのです。

志望校の過去問が解けない時の3つの対処法


ここまで読めば、過去問がほとんど解けないのが当然だという理由がお分かりいただけたはずです。

しかし、過去問を解けるようにならなければ、志望校合格はあり得ません。

そこで、ここからはどうすれば過去問が解けるようになるのか、その対処法について解説していきます。

過去問が解けない時の対処法

  • 対処法①:解き直しをして解き方を理解する
  • 対処法②:9割正解できるまで反復する
  • 対処法③:傾向に沿って勉強する

それぞれの対処法について、詳しく見ていきましょう。

対処法①:解き直しをして解き方を理解する

過去問が解けるようになるためには、当然ながら解き方を理解しなければいけません。

そこで、解き直し用のノートを用意して、解説を見ながら不正解だった問題の解き直しをしてください。

なお、「解き直しノート」の作り方がわからない受験生は、「【高校受験】模試・過去問の「解き直しノート」の作り方【簡単です】」の記事を参考にしてください。


対処法②で解説しますが、過去問対策は2周目、3周目と続いていきます。最終的に9割正解できるように、解き方を理解することを意識しながら解き直しをしてください。

入学試験は知識だけでは解けない

先ほども触れましたが、入学試験は学校の先生が作成したオリジナル問題です。

そして、このオリジナル問題は問題集に載っていない独特な解き方で解きます。しかも、問題によって解き方が異なるので、その都度自分で解き方を考えなければいけません。

つまり、入学試験ではこの「自分で解き方を考える力」が求められます。これまでの受験勉強で詰め込んできた知識だけでは解けません。

解き直しでは、この「自分で解き方を考える力」を鍛えると思ってください。ここを鍛えなければ、過去問が解けるようにはなりません。

対処法②:9割正解できるまで反復する

筆者の経験では、過去問を9割正解できるようになれば、どんな学校でも大体は合格できます。

反対に、そうでなければ、残念ながら失敗することもあり得ます。

なので、志望校の過去問は9割正解できるまで2回、3回と反復してください。時間がない受験生は、不正解だった問題だけでも構いません。

このあたりの過去問題集の解き方・使い方については、「【高校受験】志望校の過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】」の記事で解説しています。

対処法③:傾向に沿って勉強する

先ほども触れたように、入学試験は学校の先生が作成しています。そして、その先生たちの好みが出てしまうせいか、出題単元や出題形式が偏る傾向があります。

そこで、こうした傾向を把握し、傾向に沿って勉強すれば、より短期間で過去問が解けるようになります。

なんなら、近年あまり出題されていない単元は思い切ってカットするぐらいでもいいと思います。

なお、過去問題集によっては出題単元を一覧表にまとめているものもあるので、こうしたデータを上手に活用してください。

「解けない問題」をどれだけ減らせるかで合否が決まります

繰り返しになりますが、志望校の過去問ははじめは解けなくて当然です。でも、そこからどう対処するかで結果は変わります。

もっと言えば、そこから解けるようにならなければ合格はあり得ません。

過去問を眺めていても解けるようにはならない

当たり前ですが、過去問を眺めているだけでは解けるようにはなりません。

【高校受験】志望校の過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】」を参考に、5年分の過去問を最低でも3回はノートに解いてください。

そして、「【高校受験】模試・過去問の「解き直しノート」の作り方【簡単です】」の記事を参考に、ノートに解き直しをしてください。

これだけでも、ライバルとかなり大きな差がつくはずです。

そして、過去問対策をスタートさせたら、受験勉強の9割は過去問対策でOK。それだけ重要です。

解説を読んでも理解できないなら、先生に聞け!

過去問題集の解説を読んで、「は?」と思った受験生も少なくないはず。

「過去問が解けない3つの理由」でも触れた通り、過去問題集の解説は簡易的なので、読んでも理解できない問題が多いはず。

「だから無理」と諦めるのではなく、学校の先生や塾の先生に質問してください。(なんなら、ライバルに聞いたっていい!)

大切なことは、「解けない問題」を放置しない。どんな手を使ってでも、解けるようになる努力を惜しまないことです。

過去問のマスターなくして合格なし!

少し厳しめですが、高校受験は結局のところ志望校の過去問がすべてです。

その証拠に、過去問だけをみっちり頑張れば、模試の判定が(AやBではなく)CやDでも逆転合格できることも珍しくありません。

反対に、これまでコツコツまじめに頑張ってきても、過去問を買って満足していると後続に抜かれることもあり得ます。

学習塾に通わずに自力で受験勉強をしている受験生は特に注意が必要です。(※学習塾では過去問を解かせます。塾によっては10年分とか解かせることも)

赤本を開かずに眺めているだけの受験生は、冗談抜きで危機感を持つべし!です

というわけで、今回は以上です。

過去問に負けずに、ガツガツ解きまくり、質問しまくり、志望校合格を掴み取りましょう!

志望校の過去問の使い方

「解き直しノート」の作り方

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