子育て中の保護者の方なら、我が子の学力に無関心な方は少ないはずです。
- 親の学力や学歴は、子どもに遺伝するの?
- 子どもの学力は、何に影響されるの?
このような疑問にお答えします。
この記事では、塾講師・家庭教師として、15年にわたって小・中・高校生を指導している筆者が、過去の経験に基づいてお話しします。
結論:学力は遺伝しません
親の学力は子どもに遺伝するのですか?
塾講師や家庭教師をしていると、保護者の方からこんな質問をよくされます。
要注意!「親が高学歴=子どもの学力が高い」とは限らない
- 親が高学歴なのに、子どもの学力が低い…
- 上の子は学力が高いのに、下の子はなぜ学力が低いの?
高学歴な親の我が子への過度な期待は、時に逆効果にはたらくことがあるため、注意が必要です。
【子どもの学力】遺伝よりも環境が影響する
子どもの学習能力に最も影響を及ぼす脳の発達において、脳科学の世界では、親の学力の影響は少ないと考えられています。
子どもが誕生してから、割と早期に発達する身体的な特徴は、親の遺伝を大きく受けるといわれています。
一方、思考・感情・理性といった特徴は発達が遅く、これらの特徴は親の遺伝よりも環境が大きく影響すると考えられています。
つまり、学力は生まれた瞬間に決まっていることではなく、子どもが育つ環境に影響を受けながら定着していくということです。
子どもの学力は環境で伸ばせる!
どんな環境が良いの?
子どもの学力は、親からの遺伝ではなく、子どもが育つ環境が影響します。
そのため、どのような環境で子どもを育てるかが、非常に重要です。
この、「子どもを育てる環境」が親によって異なり、その結果が子どもの学力に大きく影響しているように感じます。
ただし、ベストな環境は、お子さん一人ひとりによって異なりますし、親によって意見は様々、答えは1つではありません。
大切なことは、「子どもが育つ環境が、学力に大きく影響する」という事実です。
参考:適度な幼児教育もあり!
「子どもを育てる環境」と聞くと、幼児教育を連想する方も少なくないと思います。
就学前の幼児教育には、賛否両論があると思いますが、個人的には無理のない範囲であれば大いに結構だと思います。
ただし、小・中学生を指導している立場からおすすめしたいのは、受験を意識した内容よりも、就学前にしかできない幼児教育がおすすめです。
基本的には、お子さんがのびのびと楽しめるような幼児教育でなければいけません。
ストレスの溜まるような難しい内容や、過度な詰め込みは逆効果です。
まとめ
今回の記事では、「【学力は遺伝する?】親の学力・学歴の子どもへの影響」について解説しました。
この記事のおさらいです。
- 親の学力・学歴は、子どもに遺伝しない
- 子どもの学力は、遺伝よりも環境に影響される
子どもの学力は、親の学歴や学力に左右されないからこそ、可能性は無限大です。
そのためにも、お子さんの可能性を最大限に伸ばせる環境を整えてあげることが、周りの大人である私たちの最大の使命なのかもしれません。
参考:お子さんの「隠れた」能力を知りたい方へ
親でも気付かない、子どもの「隠れた」能力を知りたくないですか?
「我が子の才能や可能性を伸ばしてあげたい!」そう考えている方も少なくないと思います。
ところが、お子さんにどのような優れた能力があるのか、把握できている方はほとんどいません。それでは、才能や可能性を伸ばせるはずがありません。
「子どもの能力なんて、どうやって分かるの?」と思うかもしれません。しかし、「GIQ子ども能力遺伝子検査」なら、お子さんの能力を簡単に調べることができます。
※検査は自宅で簡単にでき、1カ月ほどで結果が分かります。
検査結果を参考に、才能や可能性を伸ばせる幼児教育や習い事を探すのもありだと思います。
是非一度、お子さんの「隠れた」能力を調べてみてはいかがでしょうか?
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