語学留学の留学先を決める際、どのようなことを基準に選べばよいのでしょうか?国や地域だけでなく、大学や語学スクールなど、英語を学ぶ環境は様々です。
- 日本人に人気なおすすめの留学先はどこ?
- 語学スクールか大学かで迷っている…
- どの国に留学するか迷っている…
このような疑問にお答えします。
そこで、この記事では
- 日本人に人気のおすすめの留学先とは?
- 大都市より地方都市での留学をおすすめする理由とは?
- 語学スクールよりも大学がおすすめな理由とは?
アメリカ留学経験者である私パンダが、「失敗しない留学先の選び方」を解説します。
【留学先の選び方】3つのポイントとは?
日々英語を学ぶ環境である留学先は、あなたの留学を大きく左右します。
留学する際に最も重要なことは、留学先の環境です。
日々生活し、英語を学ぶ環境となる「留学先」は、あなたの留学を大きく左右すると言っても過言ではありません。やり直しがきかない留学だからこそ、あなた自身が思い描いている留学を実現させるために、じっくりと熟考する必要があります。
ここでは、これから留学先を選ぶ際に押さえておきたい、3つのポイントをご紹介します。
- 「留学先」選びのポイント①:母語として英語が話されている国へ留学する。
- 「留学先」選びのポイント②:大都市ではなく地方都市で生活する。
- 「留学先」選びのポイント➂:語学スクールではなく大学で学ぶ。
あくまで個人的な意見ですが、あなたの留学を成功へ導くヒントになると思います。
留学先の選び方① ▶英語圏で母語である英語を学ぶ
英語圏でネイティブが話す英語を学ぶことをおすすめします。
世界には、英語を話す人が15億人存在します。そのうち、母語として英語を話す人は12か国の3億4千万人ほどです。
英語が公用語、または準公用語として話されている国は50か国存在します。しかし、そのような国で話されている英語が、いわゆるネイティブスピーカーの英語であるとは限りません。私たちがネイティブスピーカーと呼んでいるのは、英語を母語として話す約3億4千万人ほどにしか該当しないのです。
この英語を母語として話す人々が暮らす地域で英語を学ぶことが、あなたの英語力の成長に大きく影響します。
英語のみ話す国が留学先としてベスト
留学先を選ぶ際に注意したいのが、現地の人々が英語のみを話す環境を選ぶことです。もう少し具体的に話すなら、英語以外の言語が公用語がある国を避けるということです。
その理由は、英語以外の言語が公用語である場合、現地で生活するために英語に加えて公用語である言語の勉強までもが必要となるからです。
英語以外の言語が必要なケースとは?
たとえば、英語を学ぶためにドイツへ留学したとしましょう。
学校ではもちろん英語を学びます。ところが、一歩町へ出れば、そこで公用語として話されている言語はドイツ語です。そのため、生活に最低限必要なドイツ語を学ぶ必要があるのです。
また、ドイツでは英語は公用語ではありませんので、たとえ英語を話す人口が多くてもそれは母語として話されている英語ではないということです。
これでは、学校で学んだ英語を練習する環境として相応しいとはいえませんね。
同時に2か国語を勉強することは避けたい
ヨーロッパの国へ留学すれば、英語に加えてドイツ語のように、現地の公用語も習得できるから、一石二鳥だと思う人がいるかもしれません。
確かに、ヨーロッパで英語留学し、現地の言語も同時に習得する人がいるのは事実です。しかし、それは時間的に余裕がある人にしかおすすめできません。
多くの学生は、決められた期間で英語を学びます。まして、日頃日本語しか使わない私たちにとって、同時に2つの言語を習得することは、想像以上にはるかに難しいことです。
日本人に人気がある留学先は?
日本人に人気がある留学先はどの国でしょう?
一般社団法人海外留学協議会による「日本人留学生調査2019」によると、日本人の留学渡航先は下のグラフのようになっています。
この調査結果からも分かるように、アメリカやオーストラリア、カナダ、イギリスなど英語のみが公用語である国が、日本人留学生に人気があるようです。
この調査結果は、英語だけでなく中国語や韓国語などの他の言語の習得を目的とした留学生の渡航先も含んでいます。そのことを踏まえると、いかに英語の習得を目的とした留学が日本人に人気であるかがうかがえます。
近くておすすめな留学先は?
「留学」と聞くと、どうしても高い費用がかかるイメージがあります。確かに、アメリカやカナダ、イギリスなどは日本からも遠く、渡航費や生活費が心配です。
アメリカやカナダ、イギリスと同様、英語のみが公用語として話され、英語のみに集中して留学生活を送ることが出来ます。
日本からの距離も比較的近く、格安航空会社の路線もあり、渡航費を押さえることが可能です。
公用語として英語を話す国
英語留学の際、最もおすすめな留学先として英語のみが公用語として話されている国を紹介しました。しかし、もちろんですが、これらの国でしか英語が勉強できないわけではありません。
個人的に留学先としておすすめしたいのが、他の言語と併せて英語が公用語として話されている国です。特に、アジア圏でありながら公用語として英語が話されている次の国がおすすめです。
- おすすめ留学先①:シンガポール
- おすすめ留学先②:香港
シンガポールでは、英語、タミル語、中国語、マレー語が、香港では英語と広東語が公用語です。
確かに、英語以外の言語を多少習得する必要があるとはいえ、英語が公用語である以上、その国の国民が生活の中で英語を使用しているわけですから、かなり高い水準の英語を日常生活の中で耳にすることができます。
留学先の選び方② ▶大都市よりも地方都市がおすすめ
人気がある大都市よりも、日本人が少ない地方都市がおすすめです。
留学先を決める際の重要なポイントが、学校がある「地域や都市」です。
「英語留学」と聞くと、イギリスのケンブリッジ大学やアメリカのハーバード大学など、名門校をイメージされる方も多いと思います。
しかし、私が個人的におすすめしたいのは、
日本人が少ない地方都市に留学するメリットは何でしょう?
日本人と過ごしがちな大都市
大都市の総合大学などに留学すると、学部が多く、施設や設備が整っています。町も大きく、休日には観光やショッピングなどを楽しむことができます。
あなたの知り合いで、「留学経験があるのにあまり英語を話せない人」はいませんか?
そのような人たちが口をそろえて言う、留学の失敗談が、
これでは英語が上達するはずがありません。
大都市には、日本人留学生の他、現地在住の日本人が多く、日本人のコミュニティが存在します。そのようなコミュニティに参加したり、他の日本人留学生と普段から行動を共にしていると、わざわざ海外に留学している意味がありません。
英語を話す機会が増える地方都市
大都市に比べて地方都市では、日本人の人口が一気に減ります。大学にもよりますが、同じ大学に留学している日本人もわずかです。
すると、自然と日本語を使う機会は減り、必然的に英語を使わなければならない環境に身を置くことになります。これが、地方都市をおすすめする最大のメリットです。
現地の友人を作りやすい環境
留学先の現地の学生の中には、「日本語や日本文化を学びたい」、「日本人と友達になりたい」と思っている学生が予想以上にたくさんいます。
地方都市の大学や語学スクールでは、日本人はあなたしかいない可能性があり、そのような現地の学生は皆、真っ先にあなたを必要としてくれます。言い換えれば、あなたが現地の友達を作ったり、英語を使って日本を紹介する環境を簡単に得ることができるのです。
現地の友達と一緒にキャンパス内を会話しながら歩いたり、食事をしたり…そんな理想の留学のイメージは、地方都市の方が現実味があるように感じます。大都市では、日本人同士で行動している留学生をよく目にしました。
留学先の選び方➂ ▶現地の学生と学べる大学
現地の学生と同じ授業を受講できる大学での留学がおすすめです。
初めて留学する場合、3ヵ月間などの短期語学留学で「語学スクール」で学ぶ人も多いと思います。
しかし、半年以上の期間で、交換留学などで「大学」へ留学できるチャンスがあるなら、語学スクールよりも大学をおすすめします。
確かに、留学当初は、大学の授業は少し難しいと感じるかもしれません。
しかし、それ以上に現地の学生と一緒に受講することで友達ができたり、彼らと一緒に課題に取り組む機会に出会えます。たとえ英語力が足りなくても、現地の学生たちが留学生であるあなたをサポートしてくれますから、そんなに心配はいりません。
留学生ばかりの語学スクール
語学スクールの最大のデメリットは、
語学スクールの場合、学生の100%があなたのような外国人です。
そのため、友達になるのは現地の学生ではなく、ほとんどが外国人の留学生ばかりです。彼らはあなたと同じく、英語を外国語として勉強している学生です。
私が留学したアメリカの大学でも、大学内に語学スクールがありましたが、その学生のほとんどが韓国や台湾、そして中東の留学生でした。
留学の目的によっては、語学スクールという選択肢ももちろんありますが、英語を母国語として話す現地の人々(ネイティブスピーカー)と話す機会を求めて留学するのならば、語学スクールではなく大学をおすすめします。
なお、「語学スクールと大学の違い」については、「【海外留学】語学スクールと大学の違いは?留学するならどっち?」の記事をどうぞ。
まとめ
今回の記事では、「【経験者のおすすめ留学先は?】留学先を選ぶ際の3つのポイント」をご紹介しました。
この記事のおさらいです。
- 「留学先」選びのポイント①:英語圏で母語である英語を学ぶ。
- 「留学先」選びのポイント②:大都市よりも地方都市で生活する。
- 「留学先」選びのポイント➂:語学スクールより大学で学ぶ。
「留学」は、人生の中でもそうそうない貴重な経験だと思います。初めて海外留学をする人にとっては、きっと期待よりも不安の方が大きいと思います。
そんな時は是非、留学経験者に話を聞いてみてほしいと思います。
最後に、高校生や大学生、社会人の海外留学に役立つ、おすすめ情報をまとめておきます。
海外留学に!おすすめ海外留学保険
海外留学の際には、留学保険へ加入しておく必要があります。現地でのトラブルに備えて、留学前に留学保険のAIG損保に加入しておくことで、安心した留学生活を送ることができます。
初めての留学に!おすすめエージェント
初めて留学する際に安心して利用できる、おすすめエージェントをまとめておきます。
・手数料0円で海外留学に行こう【ネスグローバル】
※一般的な留学エージェントとは違い、学校の紹介や航空券・ビザ・保険の手配などの手数料が0円。
・1週間から行けるセブ島留学【MeRISE留学】
※英語初学者からキャリアアップを目的とした社会人まで、すべての英語学習者をサポート。
・カナダ現地留学エージェントの【カナダジャーナル】
※現地手続きと現地日本人スタッフによる手厚いサポートが無料の、カナダ留学専門の留学エージェント。
初めての留学!おすすめの留学期間は?
初めての海外留学でのおすすめ留学期間については、「【初めての海外留学】留学の種類とおすすめの留学期間は?」の記事をどうぞ。
https://sho-jikiblog.com/study-abroad-osusume-kikan
語学スクールと大学の違いとは?
留学先としても有名な、語学スクールと大学の違いについては、「【海外留学】語学スクールと大学の違いは?留学するならどっち?」の記事をどうぞ。
高校生・大学生に!交換留学がおすすめな理由とは?
留学経験者が交換留学をおすすめする理由については、「【海外留学】高校・大学の交換留学がおすすめな6つの理由とは?」の記事をどうぞ。
https://sho-jikiblog.com/exchange-study-abroad
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