中学受験要注意!「燃え尽き症候群」の予防法と対処法

よくある質問

小学校の高学年から進学塾に通い、私立の難関中学を受験する子どもが少なくない現代。受験生の中には、中学受験後に「燃え尽き症候群」になってしまう子どもがいます。

受験生の母親
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  • 「燃え尽き症候群」ってどんな症状?
  • 「燃え尽き症候群」にならないためにはどうすればいいの?

このような疑問にお答えします。

この記事の内容
  • 中学受験後の燃え尽き症候群の症状とは?
  • 燃え尽き症候群にならないための予防法とは?
  • 燃え尽き症候群になった時の対処法とは?
家庭教師
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指導歴15年、実際に「燃え尽き症候群」の中学生を複数人指導した経験がある、筆者が解説します。

中学受験後の「燃え尽き症候群」とは?

受験生の母親
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「燃え尽き症候群」って、どんな症状?

中学受験を目指す受験生の保護者間で時々耳にする「燃え尽き症候群」。

読者の皆さんも、ひょっとするとそんな受験生の保護者の方々ではないでしょうか?

「燃え尽き症候群」という言葉を耳にしても、なんとなく想像しにくいと思います。指導者である私自身、初めて「燃え尽き症候群」の中学生を目にするまで、その症状のイメージがまったくできませんでした。

この記事では、実際に筆者が経験した、中学生の「燃え尽き症候群」の症状や対処法もご紹介しますので、是非参考にしてほしいと思います。

【燃え尽き症候群】どんな症状?

「燃え尽き症候群」になったとしても、最初は気付かないことがほとんどです。

しかし、中学校生活の中で、次のような症状が長期的に続くようであれば「燃え尽き症候群」である可能性が高いといえます。

  • 症状①:学校の授業や宿題、勉強に対する意欲が感じられない。
  • 症状②:テスト前にも関わらず、テスト勉強に対するやる気が感じられない。
  • 症状③:学校のテストの結果や成績に関心がない。

上記のような症状は、一時的には多くの中学生にも起こる症状です。

しかし、このような状態が数カ月以上にわたって続く場合、「燃え尽き症候群」である可能性が極めて高いと考えられます。

なぜ?「燃え尽き症候群」の原因は?

受験生の母親
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なぜ、「燃え尽き症候群」になるの?

一般的に、公立の中学校に通う中学生の中には、「燃え尽き症候群」の子どもをほとんど見かけません。

その一方で、中学受験を終えた中学生に多く見かけることから、受験勉強で頑張った後に燃え尽きてしまい、その後学習意欲がなくなる症状を「燃え尽き症候群」と呼ぶようです。

そのため、中学受験での受験勉強が、「燃え尽き症候群」になる原因として挙げられることが多いようです。

受験勉強によるストレス状態から解放されたことや、目標が達成できなかったことによるショックなど、原因は様々です。

家庭教師
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燃え尽き症候群は、別名「受験うつ」とも呼ばれています。

難関中学の怒涛の授業ペース

受験勉強だけが「燃え尽き症候群」の原因とは限りません。

難関私立中学に入学後、子どもたちに待ち受けているのは怒涛のようなハイペースの授業です。

6年中高一貫教育と聞くと、子どもたちにとって勉強と部活を両立し、のびのびと過ごせるイメージがあるかもしれません。

しかし、難関私立中学であればあるほど、大学受験での進学実績を残すために、中1からハイペースで授業が行われることがあります。

ペースが速い中学校であれば、中2までに中学校の学習過程を終了し、高1の後半から高2の前半までに高校の学習過程を終わらせる学校もあります。

このようなハイペースな授業に、長期間に及ぶ受験勉強を終えたばかりの中学生の中には、心と体のバランスがコントロールできず、「燃え尽き症候群」になってしまうことがあります。

【燃え尽き症候群】誰にでも起こるのか?

受験生の母親
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誰にでも「燃え尽き症候群」になる恐れがあるの?

中学受験のために受験勉強に励んでいる受験生の多くが、中学受験をしない周りの小学生に比べて多少なりともストレスを感じています。

「ストレス」を感じる理由とは?
  • 遊びを我慢して学習塾に通っている。
  • 睡眠時間が短い。
  • 自分の意思に反して勉強している場合が多い。
  • 中学受験は、ほとんどの受験生にとって難易度が高い。

そのため、受験生の中には、学習塾に行きたくなくなったり、体調を崩して学校を休む子どもがいます。こうしたストレスの信号を身体が出せる子どもの場合、その症状に保護者も気付くことができます。

一方で、こうしたストレスの信号を身体が出さない子どもや、声に出して訴えることができない子どもの場合、「燃え尽き症候群」になる危険性が高いといえます。

家庭教師
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中学受験を経験する以上、誰にでも「燃え尽き症候群」になる恐れがあります。

「燃え尽き症候群」にならないために

受験生の母親
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燃え尽き症候群の「予防法」は?

「燃え尽き症候群」にならないためには、どんなことに気をつけるべきなのでしょうか?

中学受験を経験する、すべての受験生に「燃え尽き症候群」になる恐れがあります。にも関わらず、受験生本人も保護者の中にも、その危険性を意識している人はほとんどいません。

志望校合格に向けた受験勉強に意識が集中し、子どものストレスや体調面の管理は後回しになってしまうのが実状です。

しかし、中学受験で勉強が終わるわけではなく、今後続いていく学業を考える上でも、「燃え尽き症候群」について日頃から意識して対策することが大切です。

ここでは、「燃え尽き症候群」にならないために、受験生の保護者ができる予防法を2つご紹介します。

  • 予防法①:子どもの体調管理を入念に行う。
  • 予防法②:志望校の入学後のカリキュラムを確認する。

以下、それぞれの予防法について詳しく見ていきましょう。

予防法①:子どもの体調管理を入念に行う

受験勉強をする中で、子どもが体調不良を訴える場合、「燃え尽き症候群」の前兆である可能性が考えられます。

また、たとえ本人が口に出さなくても、「心身の変化」がないか注意する必要があります。

具体的には、下記のような変化に注意が必要です。

  • 身体的な変化:身体がかゆい、落ち着きがない、など。
  • 体力の低下:朝起きてこない、眠たい、など。
  • 意欲の低下:学校や塾を休む、または行きたくない、など。
  • 心の変化:親や家族への態度が冷たくなる、など。

このような「心身の変化」は、子ども本人の身体からのSOSの信号であり、この状態が長期間続くと、心身に過度なストレスがたまり、「燃え尽き症候群」になる恐れがあります。

このような「心身の変化」が見られた場合、勉強時間を減らしたり、十分な睡眠を取るなど、ストレスを軽減するための対策が必要です。

それがたとえ一時的であったとしても、受験生にとって遊びや息抜きの時間は必要です。

家庭教師
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適度なリフレッシュの時間を設けながら、上手に体調管理を行い、心身ともに健康な状態を保つことが、志望校合格へと繋がります。

予防法②:志望校の入学後のカリキュラムを確認する

志望校が偏差値65以上の難関私立中学の場合、たとえ合格したとしても、入学後の授業は、想像をはるかに超えるハイペースである可能性があります。

そのため、ギリギリの学力で難関私立中学に合格した場合、入学後の授業ペースについていけず、そのことが原因で「燃え尽き症候群」になってしまう中学生も少なくありません。

そこで、偏差値65以上の難関私立中学の受験を考えている場合、入学後の中学校のカリキュラムを確認しておくことが、「燃え尽き症候群」の予防に繋がります。

家庭教師
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カリキュラムを確認し、無理のない範囲で志望校を選ぶことが大切です。

中学校のカリキュラムを確認する

ここでは、「中学校での授業のペースが速いかどうか」を調べる方法をご紹介します。

中学校の授業のペースを調べることは、入学前の受験生や保護者にとっては少し難しいかもしれません。

そこで、授業のペースを調べる方法として、「中学校のカリキュラムを確認する方法」があります。

中学校のカリキュラムは、学校説明会で配布される資料や、学校のパンフレットで確認することができます。

「授業のペースが速い」中学校では、カリキュラムに下記のような特徴があります。

  • 特徴①:数学Ⅰ、数学Ⅱのように数学が2科目ある。
  • 特徴②:英語Ⅰ、英語Ⅱ、英会話のように英語が3科目ある。
  • 特徴③:理科Ⅰ、理科Ⅱのように理科が2科目ある。

一般的な中学校では、数学、英語、理科は1科目しかありません。

しかし、上記のように科目数が増える場合、それだけ授業数が増え、結果として授業のペースは2倍となります。

その結果、テスト勉強の量も増えることになり、授業についていけなくなる中学生が出てくるのです。

家庭教師
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たとえ「燃え尽き症候群」にならなくても、このような難関私立中学の授業のペースの速さに、授業についていけなくなる中学生も少なくありません。

「燃え尽き症候群」になったら

受験生の母親
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「燃え尽き症候群」になったら、どう対処すればいいの?

子どもが「燃え尽き症候群」になった際、多くの親が心配することは下記の2点です。

  • 「燃え尽き症候群」がいつまで続くのか?
  • 学校の勉強の遅れはどうなるのか?

結論からお話しすると、一度「燃え尽き症候群」になってしまうと、以前のような「勉強に対する意欲」を簡単に取り戻すことはできません。

そのため、勉強から遠ざかってしまう期間が長期間に及ぶ可能性があります。

そんな「燃え尽き症候群」になった際の対処法を2つご紹介します。

  • 対処法①:「燃え尽き症候群」を受け入れ、子どもを責めない。
  • 対象法②:回復するまで待つ。

以下、それぞれの対処法について詳しく見ていきましょう。

対処法①:「燃え尽き症候群」を受け入れ、子どもを責めない

「燃え尽き症候群」になる原因のほとんどは、中学受験のための長時間による受験勉強です。

「燃え尽き症候群」になった子ども本人には、何の責任もありません。

まずは、親がそのことを理解し、受け入れることが重要です。

特に、「燃え尽き症候群」の初期症状の頃は、子どもが怠けているように感じ、厳しく叱ってしまう親がいます。

「燃え尽き症候群」であると分かった時点からでも遅くはありません。子どもの状況を理解し、受け入れ、決して子どもを責めてはいけません。

対処法②:回復するまで待つ

「燃え尽き症候群」になると、一般的に学校の成績は悪くなります。

そのため、保護者にとっては将来の大学受験が心配になり、早期の回復を期待せずにはいられません。

しかし、一度「燃え尽き症候群」になってしまうと、数年間にわたって以前のような状態には戻れないことがほとんどです。

私が実際に目にした「燃え尽き症候群」になった中学生も、1年生の途中から中学校を卒業するまで、以前のような状態に回復することはありませんでした。

家庭教師
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「燃え尽き症候群」になったら、根気強く回復を待つことが大切です。

回復してから勉強すればいい

難関私立中学ほど、授業のペースが速く、「燃え尽き症候群」になってしまうとあっという間に授業についていけなくなります。

その一方で、難関私立中学に通っている中学生ほど、中学受験を経験したことにより平均的な学力が高く、勉強そのものは本来得意とする分野です。

そのため、たとえ「燃え尽き症候群」になったとしても、遅れた分の勉強は回復してでも十分に挽回できます。

ほとんどの難関私立中学が、6年中高一貫校であり高校受験の必要がありません。高校生になってからでも、中学での勉強はいくらでもやり直しがきくのです。

家庭教師
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焦ってプレッシャーをかけることは、逆効果です。

補足:【燃え尽き症候群】不登校になったら

中学生
中学生

「燃え尽き症候群」が原因で、学校に行きたくない…

「燃え尽き症候群」になると、勉強に対する意欲の減退から、徐々に学校に通いにくくなる中学生がいます。

そのような中学生の場合、たとえ勉強する意欲が回復しても、既に学校の授業のペースに遅れているため、学校に復帰しにくい場合があります。

ここでは、そんな不登校の中学生向けに、「家庭学習の方法」や「高校選びの方法」について解説します。

【家庭学習の方法】学習サービスを利用する

たとえ不登校でも、勉強に対する意欲があるなら、学校に通わずに自宅で勉強する方法があります。

家庭学習のおすすめな方法は、下記の2つです。

  • おすすめ方法①:オンライン学習サービスを利用する。
  • おすすめ方法②:不登校生に対応できる家庭教師を利用する。

以下、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

おすすめ方法①:オンライン学習サービスを利用する

1つ目の方法が、「オンライン学習サービスを利用する方法」です。

オンライン学習は、予め録画された映像授業とテキストやプリントでの演習問題が中心です。
※会社によっては、アニメのキャラクターの先生による授業もあります。

おすすめ理由は、受講する時間を選べたり、自分のペースで学習を進めることができるためです。

また、講師による添削やオンライン指導を提供する会社もあるので、必要に応じて利用させることをおすすめします。

個人的におすすめなオンライン学習サービスをまとめておきます。

おすすめオンライン学習サービス

上記のオンライン学習サービスは、それぞれタイプが異なりますが、数あるオンライン学習サービスの中でも、楽しく勉強でき、継続しやすいものを選んでいます。

なお、上記の3つを含めたオンライン学習サービスの詳細については、別の記事で詳しく解説しています。気になる方は、「【高校受験対策】中学生向けおすすめオンライン学習サービス6選」の記事をご参照ください。

おすすめ方法②:家庭教師を利用する

もう1つの方法が、「家庭教師を利用する方法」です。

オンライン学習サービスとは異なり、学習計画の提案や進路相談まで、細かな要望に応えてもらえます。

学校の教科書や問題集を使用することもできるため、復学を目指す場合にはおすすめです。

また、不登校生に対応できる家庭教師であれば、勉強面だけでなく、健康面のケアや進路相談など、幅広くサポートしてもらえるため、個人的にはオンライン学習サービスよりもおすすめです。

【不登校生向け】おすすめ家庭教師派遣会社

家庭教師を利用する場合、不登校生の指導ができる家庭教師を選ぶ必要があります。

少・中・高校生の不登校生向けの「おすすめ家庭教師派遣会社」については、別の記事で詳しくまとめています。気になる方は、「【不登校生向け】プロ厳選!おすすめ家庭教師派遣会社7選」の記事をご参照ください。

【高校進学の方法】定時制や通信制の高校を検討する

「家庭学習の方法」に続いては、「高校進学の方法」についてです。

高校進学について、不登校生の保護者が最も心配していることは、「出席日数が足りないために、高校へ進学できないのでは?」ではないでしょうか?

結論からお話しすると、全日制の高校の場合、入学試験の出願時に調査書を提出する学校の場合、公立、私立を問わず出席日数が不利にはたらく可能性があります。
※公立高校では、出席日数を重視する傾向が強いと言われています。

では、出席日数が少ない不登校生は、どうすればいいのでしょうか?

【定時制・通信制】おすすめ理由

中学生の間に復学できなかった場合、全日制の高校に進学することにこだわる必要はありません。

その理由は、夕方から高校に通う定時制や、卒業に必要な単位を取る通信制の高校でも、高校を卒業することはできるからです。

これらの高校の場合、全日制の高校とは入試制度が異なり、面接と数学と英語だけの筆記試験など、受験生の負担が軽減されています。

また、授業も中学の復習から始めるなど、不登校生でも安心して通える工夫がされています。

家庭教師
家庭教師

筆者が指導した不登校生も、通信制の高校に進学しました。

定時制・通信制の高校を調べる!おすすめサイト

以下、それぞれのサイトを詳しく見ていきましょう。

ズバット通信高校比較

「ズバット通信制高校比較」では、現在の学年やお住まいの地域など、4つの質問に答えるだけで、お子さんに合う学校を診断することができます。

気になる高校があれば、”無料”で資料請求もできるので、通信制高校を探す際におすすめのサイトです
» 「ズバット通信制高校比較」でピッタリな通信制高校を診断する

なるには進学サイト

「なるには進学サイト」は、学校のタイプ、地域、分野を指定して、全国の学校を検索できる情報サイトです。

また、通信制高校だけでなく、専門学校や大学、短大など、幅広い情報が掲載されているため、高校生にもおすすめです。

興味がある分野に関する学校を調べることができるため、今後の進路を考える際に役立つ情報サイトです。
» 「なるには進学サイト」で学校を検索してみる

家庭教師
家庭教師

今回ご紹介した2つのサイトは、筆者も普段から利用している情報サイトです。
情報量が多く、”無料”で資料請求もできるのでおすすめです。

まとめ

今回の記事では、「中学受験要注意!燃え尽き症候群にならないための予防法と対処法について解説しました。

この記事のおさらいです。

「燃え尽き症候群」の予防法

  • 予防法①:子どもの体調管理を入念に行う。
  • 予防法②:志望校の入学後のカリキュラムを確認する。

「燃え尽き症候群」の対処法

  • 対処法①:「燃え尽き症候群」を受け入れ、子どもを責めない。
  • 対処法②:回復するまで待つ。

この記事では、筆者の経験を踏まえて「燃え尽き症候群」の症状や予防法、そして対処法について解説しました。

しかし、実際には一言に「燃え尽き症候群」といっても、個人差や症状にも差があると思います。そこで、少しでも怪しいと感じたときには、学校や学習塾の先生に相談したり、医療機関に相談されることをおすすめします。

参考:【不登校でも出席扱い!】オンライン教材「すらら」

不登校でお悩みの保護者におすすめなのが、自宅での学習が出席扱いになるオンライン教材「すらら」です。

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