このような疑問にお答えします。
この記事の内容
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での高校受験の指導歴18年ほど。これまでに、1,000人以上の受験生を指導してきました。
この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、五ツ木の模試の勉強法について解説します。また、五ツ木の模試の対策におすすめな問題集もご紹介します。
※なお、五ツ木の模試について詳しく知りたい方は、公式サイトをご確認ください。
【出やすい問題は?】中3五ツ木模試の勉強法を解説【過去問題集も紹介】
早速ですが、中3五ツ木の模試の勉強法について解説していきます。
※筆者が受験生に実際に指導している勉強法をそのまま公開します。
中3五ツ木の模試の勉強法
- ステップ①:五ツ木の模試の出題範囲を確認する
- ステップ②:出題範囲の単元を復習する
- ステップ③:過去問で実践力を鍛える
上記の3ステップです。
ステップごとに詳しく見ていきましょう。
ステップ①:五ツ木の模試の出題範囲を確認する
まずは、五ツ木の模試の出題範囲を公式サイトで確認します。
»「中3五ツ木の模擬テスト会」出題範囲はこちら
五ツ木の模試は受験回ごとに出題範囲が決まっています。そこで、自身が受験する回の出題範囲を把握することから始めます。
ステップ②:出題範囲の単元を復習する
ステップ①で出題範囲がわかったら、受験する回の出題範囲を教科別・単元別に復習していきます。
ただし、ステップ②ではあくまで各単元の総復習が目的です。難易度が高い「入学試験の過去問」を解く必要はありません。
参考までに、おすすめの「高校受験用の問題集」を紹介しておきます。
高校受験用の問題集:おすすめ2選
- おすすめ①:旺文社「中学総合的研究問題集」
- おすすめ②:受験研究社「中学自由自在問題集」
旺文社「中学総合的研究問題集」
受験研究社「中学自由自在問題集」
上記2冊のおすすめ理由と勉強法については、「【中3・塾なし受験】高校受験のおすすめ問題集2選【使い方も解説】」の記事で解説しています。「高校受験用の問題集」をこれから購入する方は参考にどうぞ。
【中3・塾なし受験】高校受験のおすすめ問題集2選【使い方も解説】
「家庭教師や学習塾なしで高校受験はできるのかなぁ…。『塾なし受験』におすすめな高校受験用の問題集はどれなんだろう?おすすめの問題集と使い方を教えてください。」←このような疑問にお答えします。この記事では、指導歴18年の筆者がおすすめする高校受験用の問題集を紹介しています。また、「塾なし受験」での高校受験用の問題集の使い方についても解説しています。
ちなみに、ステップ②の内容は中3夏休みの受験勉強におすすめです。詳しく知りたい方は、中3夏休みの受験勉強についてまとめた「【中3夏休み】塾に行かない受験生のおすすめ勉強法【問題集も紹介】」の記事をどうぞ。
【中3夏休み】塾に行かない受験生のおすすめ勉強法【問題集も紹介】
「中3の夏休みはどんな受験勉強をすればいいのかなぁ…。自分でできる、おすすめの勉強法や問題集を教えてください。」←このような疑問にお答えします。この記事では、中3夏期講習を受講しない受験生のおすすめ勉強法について解説しています。また、おすすめの問題集も紹介しています。
ステップ③:過去問で実践力を鍛える
初めて五ツ木の模試を受験する際には、ステップ②までの準備で十分です。
※受験する回の出題範囲を教科別・単元別に復習すればOKです。
2回目以降の受験では、点数を上げるために更なる対策が必要です。
個人的には、過去問題集を使って入学試験レベルの問題を解くことをおすすめします。
過去問題集:おすすめ2選
- おすすめ①:五ツ木書房「五ツ木の模擬テスト・大阪府公立高校入試問題集」
- おすすめ②:英俊社「近畿の高校入試」
購入するのは片方だけで十分で、目的に合わせて選べばOKです。
五ツ木書房「五ツ木の模擬テスト・大阪府公立高校入試問題集」
五ツ木の模試の過去問題集です。(※大阪府公立高校入学試験の過去問とセットになったタイプです。)
五ツ木の模試が高校受験のクライマックスだという受験生は、こちらを選ぶべきです。
私立高校の推薦入試などで、五ツ木の模試で基準となる偏差値をクリアしなければいけない受験生におすすめ。反対に、あくまで学力推移を知るためだけに五ツ木の模試を受験するなら、必ずしも購入する必要はありません。
※購入方法
五ツ木書房の指定書店、または五ツ木書房のオンラインショップで購入できます。
英俊社「近畿の高校入試」
近畿の高校の入学試験を抜粋して収録した過去問題集。
五ツ木の模試の対策だけでなく、9月以降の受験勉強でも使用できます。
五ツ木の模試は、公立高校の入学試験よりも難易度が高く、筆者の印象では私立高校の入学試験を意識した出題形式です。そんな五ツ木の模試の対策には、私立高校の入学試験を収録した「近畿の高校入試」がピッタリです。
よくある質問:解き直しはした方がいいですか?
受験した回の解き直しは必ずしましょう。
不正解だった問題の解き直しをすることで、学力は伸びます。また、自身の弱点や反省点をあぶり出すことで、次回以降の点数アップにも繋がります。
なお、解き直しの具体的な方法については「【高校受験】模試・過去問の「解き直しノート」の作り方【簡単です】」の記事で解説しています。
【高校受験】模試・過去問の「解き直しノート」の作り方【簡単です】
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【中3五ツ木の模試】いつ受ける?何回受ける?
ここからは、五ツ木の模試をいつ受けるのか、そして何回受験するのか、について解説します。
結論は、9月以降に3回〜4回受験することをおすすめします。
【第1回~第3回】受験者数が少ない
五ツ木の模試は毎年5月からスタートし、6月、7月と、7月までに計3回実施されます。
しかし、中3になったばかりの第1回~第3回までの受験者数は、まだまだ少ないのが実態です。
なので、受験生が増える9月の第4回から受験しても、決して遅くはありません。
ただし、難関校を志望する受験生や、夏休み前に自身の学力を確認しておきたいなら、7月を受験してもいいかと思います。
【9月・第4回】夏休みの受験勉強の成果を確認できる
ほとんどの受験生が、本格的な受験勉強を始めるのは中3の夏休みからです。
※約40日間の夏休みの過ごし方が、その後の学力推移に影響するとまで言われています。
9月の第4回を受験することで、そんな夏休みの受験勉強の成果を確認できます。また、自身の苦手や弱点を把握し、秋以降の受験勉強の参考にもできます。
なお、塾なしでの中3夏休みの受験勉強の方法については、「【中3夏休み】塾に行かない受験生のおすすめ勉強法【問題集も紹介】」の記事で解説しています。
【中3夏休み】塾に行かない受験生のおすすめ勉強法【問題集も紹介】
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第4回:多くの学習塾が参加する
夏休みの受験勉強の成果を確認したいのは、どの受験生も同じです。そして、多くの学習塾の先生たちもまた、生徒たちの夏休みの受験勉強の成果を確認したいと考えています。
そのため、9月の第4回は多くの学習塾が(団体受験という形で)参加します。
【受験者数が最多】11月の第6回は必ず受験したい
必ず受験したいのは、受験者数が最多となる11月の第6回です。
その理由は、2つあります。
- (1)信ぴょう性が高いデータを得られるから
- (2)第6回の結果を参考に、私立の志望校を決定するから
一般的に、12月初旬に(2月に受験する)私立の志望校を決定します。
そして、多くの受験生が11月の第6回の結果を踏まえて私立の志望校を決定します。結果、必然的に11月の第6回の受験者数が最多となります。
9月以降に3〜4回受験しよう!
ほとんどの受験生が、9月の第4回から受験し始めます。
そして、上記でもお話ししたように、11月の第6回が受験者数が最多となります。
そこで、個人的には9月以降に3〜4回受験することをおすすめします。
というわけで、おすすめの受験回をまとめておきます。
おすすめ受験回のまとめ
- 9月・第4回:夏休みの成果を確認できる
- 10月・第5回:第4回より受験者数は少し減る
- 11月・第6回:受験者数が最多
- 12月・第7回:私立の志望校で受験できる
個人的には、9月の第4回と11月の第6回は必ず受験したいですね。
10月と12月は必要な方を選べばいいかと。ただし、12月の第7回は私立の志望校で受験できるので、私立が専願の受験生は12月の第7回の方がおすすめです。
なお、1月の第8回は受験生が一気に減ることと、結果が届くのが2月の私立の入学試験の直前なので、私立が専願の受験生にはおすすめできません。
»「中3五ツ木の模擬テスト会」年間実施日程はこちら
まとめ
というわけで、今回は以上です。
中3五ツ木模試の勉強法について解説しました。また、五ツ木の模試の対策におすすめな問題集も紹介しました。
多くの受験生が、五ツ木の模試の結果を参考に志望校を決定するはずです。なので、中3夏休み以降は、五ツ木の模試の対策を中心に受験勉強を進めてほしいと思います。
この記事が、多少なりともその参考になれば幸いです。
最後に、夏休み以降の受験勉強に役立つ記事をまとめておきます。
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