公立高校の入試前は何をすれば良いんだろう…。1週間前から前日までにすべきことは?入試の前日の過ごし方も教えてください。
このような疑問にお答えします。
この記事の内容
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での高校受験対策の指導歴17年ほど。現在は、プロ家庭教師として高校受験対策を指導しています。
この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、公立高校入試の1週間前からすべき勉強内容について解説します。また、入試の前日の過ごし方についても解説します。
※この記事の内容は、筆者が普段の家庭教師の授業で指導している内容です。これから公立高校を受験する、中3受験生の皆さんに参考になる記事です。
【中3受験生】公立高校入試の1週間前からすべき3つの勉強
2月の私立高校入試が終わると、いよいよ3月の公立高校入試に向けたラストスパートが始まります。
3月に入ると学校も午前中までの短縮授業になるなど、家庭学習の時間が増えてきますね。
3月に入ると家庭学習の時間が増えるけれど、何をすれば良いんだろう…。入試まで時間がないけれど、何をするのが正解なの?
入学試験が近づいてくると、緊張感のあまり何をしたら良いのか分からず、不安に押しつぶされそうになる受験生がたくさんいます。特に、公立高校の受験は、(併願の)私立高校の受験とは違った緊張感を味わうはずです。
【これさえすればOK!】1週間前からの3つの勉強内容
1週間前から前日までに何をすれば分からない受験生向けに、「これさえすればOK!」という3つの勉強内容をご紹介します。
※ちなみに、学習塾に通っていたり、家庭教師がついている受験生の皆さんは、担当の先生の指示に従ってください。特に指示がない場合でも、一度相談することをおすすめします。
1週間前からのおすすめ勉強内容
- ステップ①:「公立高校の過去問」の苦手問題だけを解き直す
- ステップ②:時間に余裕があれば「公立高校予想テスト」を解いてみる
- ステップ③:これまでの受験勉強ノートを見直す
ざっくりとですが、上記のような感じです。
ステップごとに詳しく見ていきましょう。
※ちなみに、絶対にやってはいけないNGな勉強法は「問題集をもう一度解き直す」です。時間が足りなくなるので絶対にしてはいけません!ストイックな受験生ほどやりがちなミスなので要注意です。
ステップ①:「公立高校の過去問」の苦手問題だけを解き直す
まずは、2月の私立高校の入試後に解き始めた、「公立高校の過去問」の総仕上げを行います。
これまでに解いた中で、苦手な問題のみを最後にもう一度解き直します。
なお、「志望校の過去問」の解き方については、「【中学受験・高校受験】過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】」の記事で解説していますので、参考にしたい受験生はどうぞ。
【中学受験・高校受験】過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】
「受験の過去問・赤本はいつから解くのかなぁ…。何周解けばいいの?点数が取れない時はどうすればいいの?赤本の使い方を教えてください。」←このような疑問にお答えします。この記事では、指導歴16年の筆者が過去問・赤本を解き始めるタイミングと赤本の使い方について解説しています。また、おすすめの過去問題集も紹介しています。
要注意:「過去問をもう1周」はダメ!
5〜6年分の過去問を1週間前から「最後にもう1周全問解こう」とする受験生がいますが、これはおすすめしません。
なぜなら、「問題を解く」という作業は思っている以上に頭を使うので疲れます。また、それだけに時間を取られてしまい、ノートの見直しができません。
入学試験の1週間前からは、
- 勉強量や勉強時間は抑え気味に
- 頭を休ませながら
- 睡眠時間をしっかりと確保し
- 体調管理に気をつけて
ゆったりと過ごすことがポイントです。
ステップ②:時間に余裕があれば「公立高校予想テスト」を解いてみる
すでに過去問をやり込みすぎて、「過去問は完璧だよ」という受験生は、「公立高校予想テスト」を解いてみましょう。
※反対に、過去問が完璧でないなら、無理に「公立高校予想テスト」に手を出す必要はありません。ステップ①を完璧に近づけましょう!
上記は、筆者が指導している関西圏の過去問題集を出版している「英俊社」の「公立高校予想テスト」です。
※関西圏以外にお住いの受験生は、他社の「公立高校予想テスト」をネットで調べてみてください。
英俊社の「公立高校予想テスト」は、実際の入学試験に模した予想テスト問題が5教科×2回分が入っています。(※英語のリスニングテストもあり)
ステップ③:これまでの受験勉強ノートを見直す
入学試験までのラストスパートは、「これまでの受験勉強ノートをひたすら見直す」です。
これまでの受験勉強に使ったノートを1冊ずつ見直してみましょう。
過去に自分が書いたノートを振り返ってみると、改めて見えてくることがあります。
- 当時は解けなかったけど、今なら解ける!
- 当時は分からなかったけれど、今なら分かる!
そんな内容を目にすれば、一気に自信が増してきます。
一方で、
- 今でも解けない…
- 今でも分からない…
といった内容もきっとあるはずです。
そんな「解けない」と「分からない」を見つけたら、教科書や参考書を見ながらもう一度解いてみましょう。
入学試験の前日まで、できる限り「解けない」と「分からない」を減らす努力をしてください。
【入試前日の過ごし方】普段通りに過ごすべし!
入学試験の前日は、普段通りに過ごすことが大切です。(※まさに、上の画像のようなイメージですね)
緊張感も高まって、あれこれしたくなるかもしれません。しかし、今さらジタバタしても仕方がありません。
特別なことはせず、普段通りに過ごしましょう。
問題は解かずに、ノートの見直しを!
入学試験の前日は、なるべく問題を解かないようにします。
その理由は、先ほども触れたように、問題を解くことで頭が疲れるからです。
入学試験を明日に控える前日に、頑張りすぎることは禁物です。むしろ、ノートを見直す程度にして、普段通りを心がけながらリラックスして過ごしましょう。
眠れなくても構わないので、早めに布団へ
受験票や持ち物の準備を済ませたら、温かいお風呂に浸かり、早めに布団に入りましょう。
まとめ:思ったことをやってみよう!正解はありません
というわけで、今回は以上です。
公立高校入試の1週間前からすべき勉強内容について解説しました。また、入試の前日の過ごし方についても解説しました。
冒頭でも触れたように、この記事の内容は筆者が普段の家庭教師の授業で指導している内容です。ですので、受験生の皆さんのヒントにはなるかと思います。
ただし、「必ずこうしなければいけない!」というわけではありません。
皆さんが「自分はこうしたい!こうやって過ごしたい!」と思ったことをすれば良いのです。正解はありません。
この記事の内容が、その参考になれば幸いです。
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