
日本の歴史が苦手です…。暗記することが多くて、好きになれません。日本の歴史を楽しく暗記できる、おすすめの勉強法を教えてください。
このような悩みにお答えします。
この記事の内容
- 【歴史の勉強法】まんが「日本の歴史」で楽勝な5つの理由
- 筆者おすすめの学習まんが「日本の歴史」を紹介します
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での受験指導歴19年ほど。これまでに、日本の歴史が苦手な受験生を数多く指導してきました。
この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、歴史の勉強法は学習まんが「日本の歴史」で楽勝な理由について解説します。また、おすすめの学習まんが「日本の歴史」も紹介します。
※歴史に興味がなかったり、暗記が苦手な小・中学生に参考になる記事です。
【歴史の勉強法】まんが「日本の歴史」で楽勝な5つの理由
歴史が苦手だったり、嫌いな小・中学生は珍しくありません。興味がないできごとや人物名、年号などをただ暗記するわけですから、当然と言えば当然ですね。
そんな小・中学生におすすめなのが、まんが「日本の歴史」を読んで、暗記することなく楽しく理解する勉強法です。
そこで、歴史の勉強法は、学習まんが「日本の歴史」で楽勝な理由について解説しようと思います。
まんが「日本の歴史」で楽勝な理由
- 理由①:歴史の流れを時系列で理解できる
- 理由②:各できごとの背景がわかる
- 理由③:語句の暗記から解放される
- 理由④:教科書よりも知識量が多い
- 理由⑤:楽しく学べる
主な理由は、上記の5つです。
それぞれの理由について、詳しく解説していきます。
理由①:歴史の流れを時系列で理解できる
歴史が苦手な小・中学生に多いのが、歴史の流れを時系列で理解できていないことです。
例えば、戦国時代から安土桃山時代、江戸時代にかけてのできごとは、下記のような時系列です。
- ①明智光秀が本能寺の変で織田信長を討つ
- ②豊臣秀吉が山崎の戦いで明智光秀を討つ
- ③豊臣秀吉が天下を統一する
- ④徳川家康が豊臣秀吉の臣下になる
- ⑤豊臣秀吉が亡くなる
- ⑥徳川家康が関ヶ原の戦いで石田三成を討つ
- ⑦徳川家康が江戸幕府を開く
- ⑧大阪冬の陣が起こる
- ⑨大阪夏の陣で豊臣家が滅ぶ
この9つのできごとを年号だけで覚えようとすると限界があります。
受験生が暗記するのは、上記9つのうち、
- ①1582年:本能寺の変(いちごパンツ1582)
- ⑥1600年:関ヶ原の戦い(ヒーローワーワー1600関ヶ原)
- ⑦1603年:徳川家康が江戸幕府を開く(ヒーローおっさん1603江戸幕府)
の3つくらいでしょう。
これでは、入学試験で頻出される、細かな並べ替え問題には対応できません。(「山崎の戦い」や「大坂夏の陣」を混ぜて出題されると、もうお手上げです)
その点、学習まんが「日本の歴史」なら、第1巻から順番に読むことで、日本の歴史の全体的な流れがわかります。
理由②:各できごとの背景がわかる
まんが「日本の歴史」では、各できごとの背景が良くわかります。
実は、このできごとの背景には、豊臣家から奪った権力が、自らの死後に豊臣家に戻ることを防ごうとする、徳川家康の意図があります。
しかし、教科書には「大阪夏の陣で豊臣家が滅びる」としか書いていません。ところが、入学試験では「なぜ、大坂の陣が起こったのか?」という背景が問われるわけです。
こうした、各できごとの背景を知っているかどうかは、入学試験で大きな差になります。教科書の文字面だけを覚えても正解できません。
理由③:語句の暗記から解放される
これは、筆者自身の経験でもあるのですが、まんが「日本の歴史」を何度か読んでいるうちに、内容を覚えてしまいます。
登場人物の台詞やイラストなど、情景として長期記憶してしまうので、わざわざ暗記する必要がなくなります。
もちろん、年号や重要語句など、一部暗記が必要ですが、人物名や戦(いくさ)の名前などは自然と覚えますよ。
理由④:教科書よりも知識量が多い
「学習まんが」と聞くと、内容を疑う人がいるかもしれません。しかし、実際には教科書よりもはるかに知識量が多いのです。
なんなら、ちょっとした歴史博士になれるほどです。もちろん、その知識の多くは入学試験で役立つので、個人的には教材としても教科書よりも上だと思います。
理由⑤:楽しく学べる
個人的は、学習まんが「日本の歴史」をおすすめする最大の理由はこれです。
筆者自身もそうでしたが、小・中学生が楽しめるような内容なので、(先ほども紹介したように)ハマってしまう小・中学生がいるほどです。
また、マンガなので歴史が苦手な小・中学生でも手に取りやすく、継続しやすいですね。他のマンガと同じように、ソファーやベッドで気軽に楽しんでほしいと思います。
筆者おすすめの学習まんが「日本の歴史」を紹介します
ここからは、筆者が受験生におすすめしている、学習まんが「日本の歴史」をご紹介します。
実は、学習まんが「日本の歴史」は、複数の出版社から出版されています。その中でも筆者イチオシなのが、小学館版の学習まんが「日本の歴史」シリーズです。
※小学館版の学習まんが「日本の歴史」シリーズは、第1巻の「日本の誕生」~第22巻の「平成の30年」の全22巻です。
小学館版:おすすめポイント
- ポイント①:歴史マンガなのに楽しい
- ポイント②:売り上げNO.1!最も読まれている
それぞれのポイントについて、簡単に解説しておきます。
ポイント①:歴史マンガなのに楽しい
筆者も複数の出版社の学習まんが「日本の歴史」を読んだのですが、「最も楽しい!」と感じたのが小学館版でした。
とにかく話の内容がおもしろく、個性豊かな登場人物たちが織りなす展開に、一喜一憂しながら時間を忘れて没頭できます。
また、歴史が苦手な小・中学生でも楽しめるような工夫が随所に見られます。
時の権力者だけではなく、こうした庶民の生活にもスポットを当てることで、読者である小・中学生を常に楽しませてくれる内容です。
もちろん、教科書以上の知識が詰まっているので、勉強している感覚なしに歴史に強くなれる一冊ですよ!
ポイント②:売り上げNO.1!最も読まれている
筆者が調べたところによると、小学館版が最も読まれているそうです。
※累計2002万部突破、販売以来37年間販売実績第1位。(2020年3月)
筆者が子どもの頃に初めて読んだのも、何を隠そう小学館版でした。あの時のワクワクをぜひ、現代の子どもたちにも味わってほしいですね。
そんな筆者の思い出も加味して、小学館版の学習まんが「日本の歴史」をおすすめの1冊に選びました。
参考:他社の学習まんが「日本の歴史」
参考までに、小学館以外の学習まんが「日本の歴史」をまとめておきます。
興味がある方は、ぜひ書店や図書館で手に取ってみてください。
集英社版:学習まんが「日本の歴史」
角川まんが:「日本の歴史」
学研まんが:「NEW日本の歴史」
まとめ:歴史の勉強法は、まんが「日本の歴史」で楽勝です
というわけで、今回は以上です。
歴史の勉強法は、学習まんが「日本の歴史」で楽勝な理由について解説しました。また、おすすめの学習まんが「日本の歴史」も紹介しました。
もちろん、学習まんが「日本の歴史」はすべての小・中学生におすすめですが、個人的には歴史が苦手な受験生にこそ、手に取ってほしいと思います。
きっと、「こんなに楽しく歴史を学習できるなら、もっと早く出会いたかった…」と感じてもらえるはずです。
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