【高校受験】家庭教師で冬休みから逆転合格する方法【現役講師が解説】

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中学生
冬休みから逆転合格したい中3・受験生

志望校合格にあと一歩だけど、どうすれば逆転合格できるのだろう…。家庭教師をつければ、冬休みからでも逆転合格できるの?具体的な方法を教えてください。

このような悩み・疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 【高校受験】家庭教師で冬休みから逆転合格する方法【現役講師が解説】
  • 【逆転合格】家庭教師を利用する際の注意点

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、塾講師・家庭教師での高校受験の指導歴16年ほど。
これまでに、1000人以上の受験生を指導してきました。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、家庭教師で冬休みから逆転合格する方法について解説します。
また、逆転合格に家庭教師を利用する際の注意点についても解説します。

※ただし、逆転合格の指導法は家庭教師によって異なります。この記事で公開する筆者の指導法を参考に、家庭教師での逆転合格の方法をイメージしていただけたらと思います。

【高校受験】家庭教師で冬休みから逆転合格する方法【現役講師が解説】

「志望校合格にあと一歩」という受験生でも、冬休み以降の過ごし方によって逆転合格は十分に可能です。
ただし、入学試験までの期間が限られているため、方法を誤ると逆転合格はあり得ません。

個人的には、経験豊富なプロ家庭教師のサポートを受けるのが最善の方法だと思います。

たとえ学習塾に通っていても、逆転合格したいなら思い切って家庭教師に切り替えた方が良いと思います。その辺りも含めて、「なぜ、家庭教師なのか?」という理由から解説していきます。

【逆転合格】なぜ、家庭教師なのか?

  • 理由①:志望校の過去問を極める必要があるから
  • 理由②:暗記テストを中心に受験勉強を行うから

主な理由は上記の2点です。
それぞれの理由について、詳しく解説します。

理由①:志望校の過去問を極める必要があるから

逆転合格をするためには、1人でも多くのライバルを短期間で追い抜かなければいけません。

そのためには、ライバルよりも志望校の過去問を極める必要があります。

入学試験は私立高校なら学校によって、公立高校なら都道府県によって特徴があります。そのため、志望校の入学試験の特徴や出題傾向を把握することが、合否に大きく影響します。

もっと言えば、志望校の入学試験の出題傾向さえ分かれば、その単元だけを集中的に勉強することで合格点に達することも可能なのです。

「過去問を解き、やり直しをして、入学試験の特徴や出題傾向を把握する」これを短期間で十分にマスターするには、経験豊富なプロ家庭教師がいるか否かでは大違いです。

経験豊富なプロ家庭教師にしか気づかないことや、受験生にアドバイスできることがあります。

学習塾では志望校の過去問を極められない

一方で、学習塾では志望校の過去問は受験生任せなことがほとんどです。

その理由は、学習塾の先生が受験生一人ひとりの志望校の過去問を解説していられないからです。
※もちろん、学習塾でも志望校の過去問について質問できますが、家庭教師のマンツーマン指導には到底敵いません。

学習塾では、志望校の過去問の代わりに「入試直前対策テキスト」などを使用しますが、これは上記のような理由からです。
しかし、本来であれば志望校の過去問を使用すべきなのは明らかです。

その結果、志望校の入学試験に長年出題されていないような、的外れな問題を解いている受験生も少なくありません。

これが学習塾に通う大半の受験生の隙であり、志望校の過去問を極めることで逆転合格できるチャンスはここにあります。

だから、学習塾に通っていて志望校にあと一歩なら、思い切って学習塾を辞めて家庭教師に切り替えることをおすすめします。

大切なことなので繰り返しますが、志望校に逆転合格したいなら、学習塾の入試直前対策テキストではなく志望校の過去問を解かなければいけません。

理由②:暗記テストを中心に受験勉強を行うから

冬休みから入学試験にかけての受験勉強では、インプットよりもアウトプットを重視しなければいけません。

※それまでの受験勉強では、解き方や語句など、知識をインプットすることを重視します。その一方で、入学試験が迫った冬休み以降は、これまでインプットしてきた知識を答案用紙に正確に書くアウトプットを重視します。

これまでの受験勉強に使ってきた問題集や参考書、ノートを見直し、苦手な問題や不正解だった問題を正しく答案できなければいけません。

そのためには、(志望校の過去問を除いて)新たな問題を解く必要はなく、暗記テストを中心にアウトプットする力を鍛える必要があります。

この暗記テストを家庭教師とマンツーマンで行うことで、苦手な問題を繰り返し出題してもらうことができます。その結果、短期間で効率よく学力を上げることができるのです。

筆者が行なっている逆転合格の方法を公開【内容は3つ】

ここからは、実際に筆者が家庭教師として行なっている逆転合格の方法を公開します。

※実際、中3の2学期から冬休み頃にかけて、家庭教師を始めたり、学習塾から家庭教師に切り替える受験生も少なくありません。そんな受験生と逆転合格を目指す際の方法を公開します。

逆転合格の方法【内容は3つ】

  • 1.模擬テストのやり直し
  • 2.志望校の過去問
  • 3.暗記テスト

逆転合格に必要な内容は上記の3つです。

それぞれの内容について詳しく解説していきますが、筆者の逆転合格の方法は、「得意を伸ばすのではなく、苦手・弱点を減らしていくこと」に重点を置いています。

その理由は、苦手・弱点を減らさなければいつまで経っても学力は上がらないからです。苦手・弱点を克服することで、逆転合格が見えてきます。

1.模擬テストのやり直し

まずは、中3以降に受験した過去の模擬テストのやり直しから始めます。

  • 校内学力テスト
  • 外部の模擬テスト

上記の2つで構いません。

まずは、8月以降に校内で行われる学力テスト(学力診断テスト)です。
一方、外部の模擬テストは中3以降に受験したものだけで構いません。

これらの模擬テストで不正解だった問題をすべて、ノートにやり直しをします。

※ちなみに、このノートは「3.暗記テスト」で使います。暗記しなければいけない語句は、下記の暗記シートで隠せるように赤ペンやオレンジペンで書きます。

こうして、過去に不正解だった問題のやり直しをすることで、苦手・弱点を減らすことができます。一方で、正解だった問題はある程度は学力として定着しているので、やり直しをする必要はありません。

模擬テストのやり直しをしない受験生が多いので、これだけでもライバルとの差を縮めることができるはずです。

2.志望校の過去問

入学試験まで1カ月を切ったら、志望校の過去問を解き始めます。

上記の「【逆転合格】なぜ、家庭教師なのか?」でも解説したように、短期間で1人でも多くのライバルを追い抜くためには、志望校の過去問を極めなければいけません。

幸いなことに、学習塾に通う受験生の多くが志望校の過去問のやり込みが甘いので、志望校の過去問をやり込めば一気に逆転合格が近づきます。

志望校の過去問の解き方

  • 過去5年分の過去問を3回繰り返す
  • ノートにやり直しをする

志望校の過去問の専用ノートを用意し、過去5年分の過去問を3回繰り返し解きます。
毎回丸つけと採点をして、不正解だった問題はノートにやり直しをします。

その際、解説を読んでも理解できない問題は必ず家庭教師に質問し、理解できるまで解説してもらいます。そして、3回目を目処に9割以上正解できるまで繰り返し解きます。

※こちらの志望校の過去問のやり直しも「3.暗記テスト」で使うので、暗記しなければいけない語句は暗記シートで隠せるように赤ペンやオレンジペンで書きます。

3.暗記テスト

上記の「【逆転合格】なぜ、家庭教師なのか?」でも解説したように、冬休みから入学試験にかけての受験勉強では、インプットよりもアウトプットを重視しなければいけません。

それにも関わらず、直前対策テキストなどの問題集を解かせる学習塾が多いので、暗記テストでアウトプットを鍛えれば逆転合格が近づきます。

筆者の場合、上記の「1.模擬テストのやり直し」と「2.志望校の過去問」でノートにやり直しをした内容から順次暗記テストを開始します。そして、入学試験までに苦手・弱点を少しでも減らすことを目指します。

暗記テストでのポイント

  • 正解できるまで繰り返す
  • 社会の語句は漢字で書く

暗記テストは、家庭教師が上記のやり直しをしたノートを使って行います。
口頭で出題し、正解できなかった問題には付箋をつけます。

この付箋がついている問題は、次回以降の暗記テストで再び出題します。正解するまで繰り返し出題し、正解できれば付箋を外します。

※なお、社会の語句は漢字で書けるかどうかのチェックもしておきましょう。口頭では答えられても、漢字で正しく書けなければ、実際の入学試験では不正解です。これが、アウトプットを鍛えなければいけない理由です。

暗記テストの際、家庭教師に漢字の誤字をチェックしてもいましょう。また、重要語句や頻出語句、追加で覚えなければいけない必須語句なども教えてもらいましょう。

大切なことは、現在の状況を家庭教師と共有することです。どこまで理解できていて、どこを理解できていないのか。苦手・弱点はどこなのか。現状を共有しながら暗記テストを行うことで、短期間でも効率よく学力を上げることができます。

【逆転合格】家庭教師を利用する際の注意点

  • 注意点①:十分な指導回数と指導時間を確保する
  • 注意点②:学生講師ではなくプロ講師を選ぶ

上記の通り。
それぞれの注意点について、詳しく解説します。

注意点①:十分な指導回数と指導時間を確保する

冬休みから入学試験まで、残された時間はほとんど時間がありません。
そのため、上記のような逆転合格の方法を満足に実践できなければ、たとえ家庭教師をつけたところで効果は期待できません。

参考までに、筆者が行なっている逆転合格の指導に必要な回数と時間を紹介しておきます。

  • 回数:週2回、または3回
  • 時間:1回あたり2時間

指導回数については受験生の学力や志望校の難易度にもよりますが、最低でも週2回は必要です。週1回では暗記テストの頻度が少なすぎます。

もちろん、週3回なら十分です。1日おきに暗記テストを行えば、より早く学力が定着し、逆転合格の現実味が増すと思います。

また、1回あたりの指導時間は2時間がおすすめです。指導に必要な時間と受験生本人の集中力が持続する時間から、1回あたり2時間がベストです。

筆者の場合、「1.模擬テストのやり直し」と「2.志望校の過去問」など、宿題の解説が終わったら、残りの時間はすべて暗記テストに使っています。

注意点②:学生講師ではなくプロ講師を選ぶ

上記で解説した、「家庭教師で冬休みから逆転合格する方法」は、経験豊富なプロ講師だからできる内容です。

経験が浅い学生講師には難易度が高く、逆転合格に導くことはほぼ不可能です。筆者自身、大学生の頃の自分自身には不可能だったと断言できます。

そこで、学生講師ではなくプロ講師を選ぶようにしてください。もちろん、5教科すべてを1人で指導できる家庭教師です。

自分で言うのも恐縮ですが、10年以上の指導経験があれば、受験生本人の現状と志望校の難易度を踏まえて、逆転合格に何が必要なのかが分かります。

さらに、入学試験までの残り期間から逆算して、今すべきことの優先順位を常にアップデートしながら受験生に伝えることができます。(これは暗記テストで受験生の状況を共有しているからです)

もちろん学生講師よりも料金は高いですが、それだけの価値は十分にあると思います。
むしろ、逆転合格には、学習塾でも学生講師の家庭教師でもなく、プロ家庭教師の一択です。

よくある質問:どの家庭教師派遣会社が良いですか?

結論としては、講師数が多い家庭教師派遣会社がおすすめです。

その理由は、入学試験が迫ったこの時期は、ほとんどの講師がスケジュールに空きがないからです。

そのため、家庭教師派遣会社に入会しても講師を探すのに時間がかかったり、なかなか見つからない恐れがあります。

個人的には、「学研の家庭教師」など、大手の家庭教師派遣会社を選ぶことをおすすめします。

なお、筆者がおすすめする家庭教師派遣会社は「【中学生】指導者の筆者が高校受験におすすめする家庭教師5社」の記事にまとめています。

というわけで、今回は以上です。

家庭教師で冬休みから逆転合格する方法について解説しました。また、逆転合格に家庭教師を利用する際の注意点についても解説しました。

繰り返しになりますが、この記事でご紹介した逆転合格の指導法は、あくまでも筆者の場合です。逆転合格の指導法は家庭教師によって異なります。

筆者の指導法を参考に、家庭教師での逆転合格の方法をイメージしていただけたなら幸いです。あとは、実際に担当される家庭教師に相談しながら、受験生本人にとってベストな方法を見つけてほしいと思います。

また、逆転合格の方法でお悩みの方は、ブログのお問い合わせフォームからご連絡いただければ、可能な限り回答します。

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