【国立中学受験】「塾なし受験」におすすめな参考書と問題集【厳選6冊】

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受験生の母親
国立中学の「塾なし受験」に興味がある受験生の母親

国立中学に「塾なし受験」で合格したい。これから受験勉強を始めたいけれど、参考書や問題集はどれを使ったらいいんだろう…。国立中学受験におすすめな参考書と問題集を教えてください。

このような疑問にお答えします。

この記事の内容

記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、家庭教師・塾講師での国立中学受験の指導歴18年ほど。
これまでに、100人以上の受験生に国立中学の受験指導を行ってきました。

この記事では、そんな筆者の経験を踏まえて、国立中学の「塾なし受験」におすすめな参考書と問題集を紹介します。

※ちなみに、この記事で紹介する参考書と問題集を使った「塾なし受験の勉強法」については、「国立中学に「塾なし受験」で合格するための勉強法【徹底解説】」の記事で解説しています。あわせてご活用ください。

国立中学受験におすすめな参考書2選

おすすめな参考書を2冊だけ選びました。

個人的には、参考書は何冊も買いそろえるのではなく、各教科1冊ですべての疑問を解決できるのが理想だと思います。

増進堂・受験研究社「自由自在(高学年)」

中学受験の参考書としては定番中の定番。私立中学受験に推奨されることが多いですが、国立中学受験でも「自由自在」の一択です。

全ページがカラー印刷で見やすく、図や写真が多いのが特徴。解説も詳しいので、これに勝る参考書はありません。受験勉強でのほとんどの疑問が、この1冊で解決します。

個人的には、知識量が合否に大きく影響する理科と社会では必須アイテムかと思います。国語と算数は必要に応じて購入を検討しましょう。

なお、自由自在について詳しく知りたい方は、「【中学受験の参考書】自由自在を選ぶべき理由をプロが解説【口コミ】」の記事をどうぞ。

小学館「学習まんが・日本の歴史」

歴史が苦手な受験生におすすめな1冊。

歴史が苦手な受験生のほとんどが、「歴史の流れ」を理解するのに苦戦します。「歴史の流れ」は参考書では理解しにくいので、学習まんがを参考書代わりに使います。

一般的な参考書よりも詳しく、中学受験に必要な知識はすべてここに詰まっています。歴史上のできごとをストーリーとして理解できるので、「歴史の並べ替え問題」にも強くなります。

なお、「学習まんが・日本の歴史」を使った歴史の勉強法については、「【小・中学生の歴史】おすすめ勉強法は学習まんが「日本の歴史」」の記事で解説しています。

国立中学受験におすすめな問題集4選


続いて、おすすめの問題集。筆者が国立中学の受験指導で実際に使っている4冊です。

基礎学力の定着を目的としたものから入試レベルの学力の定着を目的とするものまで、受験勉強で使用する問題集一式です。

文理「小学教科書ワーク」

基礎学力の定着を目的とした、教科書準拠版の問題集です。

国立中学の入学試験は、教科書の内容を中心に一部で発展的な内容が出題される程度です。そのため、小5までは教科書の内容をしっかりと復習し、基礎学力を定着させることが大切です。

※「教科書準拠版の問題集」とは、学校で使用している教科書に対応した問題集のことです。教科書の出版社を調べて、その出版社版の問題集を購入します。「教科書準拠版の問題集」を使用することで、学校の授業の内容を復習できます。

なお、学校で使用している教科書の出版社は、「【最短1分!市販の問題集】購入前に教科書の出版社を調べる方法」の記事で、お住まいの市区町村からすぐに調べられます。

増進堂・受験研究社「実力突破」

入試レベルの学力の定着を目的とした、受験用の問題集です。

この1冊で、中学受験の出題範囲をすべてカバーできます。

様々な中学校の入試問題が抜粋して収録されているので、入試レベルの学力が定着します。私立中学の入試問題がメインですが、国立中学の受験勉強にも適したレベルです。

※注意点:難関私立中学の問題は解く必要なし
「実力突破」には難関私立中学の入試問題も含まれています。こうした難関私立中学の入試問題や、「難問」と記されている問題を解く必要はありません。

入学試験の過去問題集

受験勉強で外せない問題集が、志望校の「入学試験の過去問題集」です。

特に、国立中学の入学試験は学校ごとに特徴があるので、「入学試験の過去問」は必ず解きましょう。

ちなみに、「入学試験の過去問題集」には下記の2つのタイプがあります。お好きな方を選べばOKです。

  • 問題集タイプ:英俊社「中学校別入試対策シリーズ」
  • プリントタイプ:教英出版「中学入試過去問題集」

英俊社「中学校別入試対策シリーズ」

通称「赤本」と呼ばれる過去問題集です。

B5サイズの問題集で、学校別に直近の5年分の入試問題が収録されています。取り外し可能な冊子タイプの答案用紙が付いています。

また、英俊社が作成した模範解答と解説も付いています。ただし、解説は簡素なため、受験生自身が解説を使って復習するには少し不親切な印象です。

教英出版「中学入試過去問題集」

実際の入学試験で使用される問題用紙と同じ、プリントタイプの過去問題集です。

5年分の過去問(問題用紙・答案用紙)を年度別にB4サイズのプリントで綴じて収録しています。問題用紙と同じプリントタイプのため、より実際の試験をイメージしやすいかと思います。

こちらも模範解答と解説が付いていますが、解説の分かりやすさは両者引き分け。なので、問題集タイプでもプリントタイプでもお好きな方をどうぞ!

なお、「入学試験の過去問題集」の勉強法については、「【中学受験】志望校の過去問・赤本はいつから?【使い方も解説】」の記事で解説しています。

学研出版「時事問題に強くなる本」

毎年秋以降に発売される、時事問題の対策に使用する問題集です。

国立中学の入学試験では、時事ニュースを参考にして作られた時事問題が多数出題されます。ただし、直近の1年間の時事ニュースから出題されるので、一般的な問題集では対策できません。

そこで、「時事問題に強くなる本」を使って、今年度の入学試験で出題が予想される時事問題を確認します。

国立中学の受験生に限らず、すべての受験生の必須アイテムですよ。

なお、「時事問題に強くなる本」を使った時事問題の勉強法については、「【中学受験・高校受験】時事問題の対策におすすめな問題集【勉強法も解説】」の記事で解説しています。

注意点:国立中学受験での問題集の選び方


ここでは、問題集の選び方の注意点をまとめておきます。

  • 注意点①:「教科書準拠版の問題集」を選ぶ
  • 注意点②:「ハイレベルな問題集」を選ばない

上記の2点です。
それぞれの注意点について、詳しく解説します。

注意点①:「教科書準拠版の問題集」を選ぶ

先ほども触れた通り、国立中学の受験勉強では、小5までは基礎学力の定着が重要です。

その際に使用する問題集には、この記事でも紹介した「小学教科書ワーク」のような教科書準拠版の問題集がピッタリです。

教科書に準拠していない問題集を使ってしまうと、学校の授業の復習ができないので基礎学力の定着には不向きです。

注意点②:「ハイレベルな問題集」を選ばない

残念ながら、国立中学受験用の「市販の問題集」は見かけたことがありません。

なので、入試レベルの学力の定着には、この記事でも紹介した「実力突破」のような、私立中学の受験勉強に使用する問題集を使う他ありません。

その際の注意点としては、「ハイレベルな問題集」を選ばないことです。

記事内でも触れた通り、国立中学の入学試験は教科書の内容を中心に一部で発展的な内容が出題される程度です。難しい問題を解く必要はありません。

記事で紹介した「実力突破」でさえ、国立中学受験には不要な難問が少し含まれています。

ご自身での見極めが難しいなら、筆者も使っている「実力突破」を選ぶことをおすすめします。

まとめ

というわけで、今回は以上です。

国立中学の「塾なし受験」におすすめな参考書と問題集をご紹介しました。

この記事で紹介した参考書と問題集は、筆者が国立中学の受験指導で実際に使用しているものです。もちろん、すべて市販のものなのでネットや書店で購入できます。

ただし、必ずしも同じ参考書や問題集を選ぶ必要はありません。実際に書店で手にとって、使いやすそうなものやお子さまにピッタリなものを選んでください。

この記事の内容が、多少なりとも参考になれば幸いです。

なお、この記事で紹介した参考書と問題集を使った「塾なし受験の勉強法」については、「国立中学に「塾なし受験」で合格するための勉強法【徹底解説】」の記事で解説しています。あわせてご活用ください。

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